狼魔人日記

沖縄在住の沖縄県民の視点で綴る政治、経済、歴史、文化、随想、提言、創作等。 何でも思いついた事を記録する。

検定意見撤回運動の終焉!川端文科相が終止符

2009-12-02 09:11:31 | ★集団自決

 

沖縄戦「集団自決」の謎と真実
秦 郁彦
PHP研究所

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11月30日に行われた川端文科大臣と「9・29県民大会決議を実現させる会」の代表らとの会談で川端大臣は沖縄側の要請を完全に拒否した。 これまでの自民党政権時の文科大臣のように「沖縄の思い」とか、「沖縄の心」といった教科書記述にそぐわない情緒的文言を一切使わず、ある意味冷たいとも言える言葉で、同会の理不尽な要請を完全に拒否したのだ。

一昨年の「11万人集会」以来、当時の文科大臣に対して幾度と無くくり返されてきた「検定意見の撤回」という理不尽な要請ではあるが、当時の自民党政府は「11万人」の幻に脅えたのか、今回の川端大臣のように冷徹ともいえる拒否の表現はしなかった。

川端大臣は歴史教科書の記述という客観的検証が不可欠な案件に誤解を呼ぶような情緒的表現を排して、完全拒否の姿勢を示したことは評価できる。

ところで、川端大臣の完全拒否の発言を沖縄タイムスはどのように伝えたのか。

「失望も新たな意見期待」?

大臣の完全拒否を「困難」と表現し、「失望」は理解できるとしても、

「新たな意見期待」とは一体どういう意味なのだ。

沖縄タイムス 2009年12月01日 政治 

失望も新たな意見期待/教科書検定 文科相が撤回困難視

「実現させる会」面談 「政治主導で議論を」

 【東京】「今日を新たな出発点にしたい」―。高校歴史教科書の沖縄戦「集団自決(強制集団死)」記述から日本軍の強制を削除させた文部科学省の検定意見の撤回を求め、30日に川端達夫文科相と面談した「9・29県民大会決議を実現させる会」。川端文科相が検定意見の撤回を困難視する一方で、高井美穂政務官は新たな検定意見の可能性を示唆。面談後に会見した同会の玉寄哲永世話人は「新政権は国民に耳を傾けると言っている。厚い壁を少しずつはがしたい」と記述復活に希望を見いだした。

 2007年9月の県民大会から約2年。文科相との面談は前政権時には受け入れられず、政権交代後によって実現した。

 同席した高嶋伸欣琉球大学名誉教授は面談を受け入れた文科省の姿勢を一定評価しつつ「大臣の答えにはがっかりした。前政権と同じだ」と失望感を示した。

 文科省が議論の独立性を強調する検定審議会の検定意見は、同省の検定官が提出した意見書と同様であることなどを指摘。「検定意見は文科省の丸抱えで作成されている」として検定制度自体の在り方を見直すよう求めた。

 大田守県PTA連合会長は「高井政務官の考えは前向きだった」と成果を強調。

 07年、鳩山由紀夫首相が党幹事長時代に審議会の記述内容を再検討するよう求める談話を発表したことに触れ、「言葉の重みを感じてほしい。子どもに本当の歴史を伝えるのが大人の責任だ」と話した。

 玉寄世話人は新政権が政治主導を掲げていることを指摘。「政治主導で検定制度そのものを議論すれば、新たな検定意見を求められるかもしれない」と話し、今後も県選出国会議員などを通じて文科省へ対応を働きかけ続ける考えを示した。

                   ◇

なるほど、沖縄タイムスの得意の印象操作がこの見出しに滲み出ている。

「期待」と見出しにかかげた根拠は、同席した高井美穂政務官の「前回の意見は生きているが、新たに検定意見が出されれば(内容が)変わることもあり得る」という一種の慰めの言葉。

これはごく当たり前の一般論を述べたに過ぎず、今後、新たな検定意見が議論された場合、異なる見解が示される可能性があることは、わざわざ高井政務官の言葉を借りるまでもないだろう。

沖縄タイムスは「11万人集会」以来幾度と無くくり返されてきた「要請行動」が木っ端微塵に否定されたので、これまで同要請行動を扇動してきた手前、まさか「川端大臣、撤回要請を完全拒否」とは書けなかったのだろう。

因みに同じ記事を琉球新報は川端大臣の拒否発言を「明言」あるいは「政治介入しない」とはっきり書いている。

検定意見 撤回せず 文科相、要請に明言(2009.12.1)

教科書検定で川端文科相「政治介入ない」 検定意見検証を否定(2009.12.1)

川端大臣は、沖 縄タイムスの印象操作記事を読んだのだろうか、翌日の会見で、沖縄タイムスの扇動記事に引導を渡すような発言をした。

それがこれ。↓ 

沖縄戦集団自決 「検定に政治介入なかった。検定意見は堅持」と川端文科相
2009.12.1 12:52
  川端達夫文部科学相は1日午前の会見で、平成18年度高校教科書検定(日本史)の沖縄戦集団自決の記述をめぐる検定意見について、「撤回はしない。政治介入はあってはいけないし、なかったと認識している。詳細を検証するつもりはない」と述べ、民主党政権でも検定結果を引き続き堅持する方針を示した。

 この問題をめぐっては、先月30日、地元の国会議員や地方議員らが川端文科相と国会内で面会し、「軍の強制」の記述が復活していないとして検定意見撤回を要望している。政権交代までは、民主党も検定見直しを求めていた。

                     ◇

川端大臣」は、「9・29県民大会決議を実現させる会」の理不尽な要請を完全拒否したに止まらなかった。

「民主党政権でも検定結果を引き続き堅持する方針」と明言し、「政治主導で歴史を書き替える」という無茶苦茶な要求に止めをさした。

これはとりもなおさず「11万人集会」以来、連綿と続いていた「教科書検定意見撤回を要請する運動」の終焉を意味する。

では、この沖縄タイムスに鉄槌を加えたともいえる12月1日の川端文科大臣の発言を、沖縄タイムスはどのように伝えたか。

今朝の同紙を探してみたら・・・無い。

一瞬、記事がないと思ったのだ。 それもそのはず、三面の下段の見え難い場所に、小さな見出し。

教科書検定で撤回をを否定 川端文科相

記事ではタイムスにとって致命的ともいえる大臣談話を伝えているが、読者には見て欲しくないタイムスの本音が見え見えである。

ウソ記事で県民を煽ってきた沖縄タイムスとしては、読んで欲しくない大臣談話だろうから、以下に大きく紹介しておく。

(教科書検定意見について)
文科相としてはどうこう言うことは今までもやってこなかったし、やるつもりはない」。(2日付沖縄タイムス)

民主党閣僚にしては、

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7 コメント

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Unknown (トラネコ)
2009-12-02 12:03:49
この川端達夫文科大臣は、民主党らしからぬまともな判断を下していますね。調べてみたら、元民社党でしたからなるほどと思いました。民主党のなかでも旧民社党系議員は比較的まともな保守思想を持っているのでしょう。そういえば改革クラブで旧民主党の西村慎吾議員も旧民社党出身でした。こういう人々が民主党内部で反乱起して欲しいんですよね。
Unknown (ねここねこ)
2009-12-02 13:39:50
狼魔人さん こんにちはー。

日教組が支援する民主政権での文部大臣ですので、「沖縄の心が大事だ~!検定撤回!」などと馬鹿なこと言うのでは?とハラハラしていましたが、まともな判断能力のある方でしたね。川端達夫大臣。
今回は本当にGJです。
Unknown (がじゃっち)
2009-12-02 17:49:29
川端文科大臣が「日教組の傀儡」でなくて本当に良かったです・・・。でも鳩山内閣は基本的には左翼路線ですから(千葉法務大臣の行動が象徴的です!!!)決して油断は禁物です!!!
あと自分はNAHAマラソンには応援に行くだけで、走るわけではないですよ!
どうあがくか (ヒロシ)
2009-12-02 20:51:33
沖縄タイムスがどうあがくか、楽しみです。
講演会も盛り上がるといいですね。
川端文科相 (縁側)
2009-12-02 21:16:13
狼魔人さま こんばんは

川端文科相はたしか日教組からも嫌われている保守寄りの方ですね。鳩も川端さんを文科相に据えることにたぶん反対だったと思うのですが、総選挙後に党内右派から安倍さんが進めた教育基本法などを後退させることへ懸念する意見が強く出されたのではないかとみています。

それにしても、県内二紙の狼狽ぶりには笑えますね。なんせただの「県民大会」を「沖縄県民大会」とわざわざ「沖縄」を付け足してますもんね。(琉球新報ですが)
Unknown (涼太)
2009-12-03 06:31:29
狼魔人様

後は鳩山総理が、「県民の気持ちを考慮し、最後は私が決める。」と、わけの分からない発言が出ないことを祈るのみです。
Unknown (狼魔人)
2009-12-03 09:43:37
トラネコさん

民社党系議員には結構自民党議員よりまともな人が多かったようですね。

川端大臣も、仮に「天の声」が聞こえても毅然とした態度を貫いて欲しいですね。


ねこねこさん

歴史教科書のような学術的検証の不可欠な案件に「沖縄の心が大事だ~!」といった情緒的発言は禁止にすべきですね。



がじゃっちさん


>千葉法務大臣の行動が象徴的です!!!

この人物の発言は何度聞いても呆れますね。

那覇マラソンは応援ですか。応援も楽しいものですよね。 今から準備すれば来年は完走でき明日よ。

ヒロシさん

沖縄タイムスは絶体絶命だと感じて居るでしょう。 残る手段は「論理」は避けて徹頭徹尾「沖縄の心」で迫る以外ないでしょう。

講演会楽しみにしています。


縁側さん

留意急新報記事に関する貴ブログ読ましていただきました。 相変わらずの明快な切れ味で読んで胸がすっきりしますね。 それに新報は購読していないので「解説」など参考になります。


涼太さん

>「県民の気持ちを考慮し、最後は私が決める。」

そこで、奇妙な「天の声」(バーター取引)だけは勘弁してほしいですね。

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