狼魔人日記

沖縄在住の沖縄県民の視点で綴る政治、経済、歴史、文化、随想、提言、創作等。 何でも思いついた事を記録する。

援護法と歴史捏造、新たな論戦の出発点

2012-06-17 07:42:43 | 援護法と歴史捏造

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沖縄タイムスは、沖縄靖国訴訟の敗訴確定の報道以来本日に至るも、社説などによる最高裁批判の論説が見当たらないのは寂しい。

せめて「識者の談話」として、この裁判に深く関わってきた石原昌家沖国大名誉教授のコメントくらい掲載しても良いと思うのだが、本日現在「黙して語らず」を貫いている。

代わりに社会面の最下部のベタ記事にこんな見出しが。

戦いの実相圧殺」

上告棄却に抗議

沖縄靖国訴訟談

16日、原告団が記者会見をして、最高裁の上告棄却に抗議の声明文を出した。

声明では、援護法の適用で被害住民も「積極的戦闘協力者」に仕立て上げ、沖縄戦の実相を捏造して合祀に結び付けていると指摘。合祀を容認する司法の判断は、憲法が保障する人権を無視し、民主主義を根本から否定する暴論だと批判した。2歳の弟ら家族4人が合祀されている原告の安谷屋昌一さん(72)は「合祀を強制され、個人の信仰心は受け入れられないなんておかしい」と批判。母親が合祀されている崎原盛秀さん(78)は「沖縄戦の実相を無視した沖縄差別だ」と談じ、今回の裁判で得た資料を分析して「靖国の本質を暴き。合祀取り消しに向けた運動につなげていきたい」と語った。>

ここでも「ゆすりたかり」の常套句である「沖縄差別だ」がでてくるのは爆笑もの。

民間人の援護金受給は、沖縄県民のみであり、東京空襲などによる膨大な数の民間人戦没者は援護金の対象外である。

家族四人分の援護金を受給していながら、どの面下げて「沖縄差別だ」などと発言できるのだろう。

いつもならマイクに向かって「不当判決」などと蛮声を張り上げる原告団代表の金城実氏の怒りのコメントがないのが寂しいが、そもそも金城氏と上記の安谷、崎原両氏とは同じ原告でも立場が違う。


父親の戦死を「犬死」と罵る金城実氏

安谷屋、崎原両氏は軍属でない母親や幼い弟が合祀されているので、石原教授が主張する「国の歴史捏造による不適格者の合祀」に相当するが、金城氏の父親は兵隊として招集され戦死しているので、本来靖国に祭られるべき適格者ある。

金城氏は戦死した父親の援護金を受け、京都にある私立の美術大学を卒業している。 

美術大学が文系大学のなかで一番金のかかる大学であることはよく知られたこと。

援護金のおかげで金城氏は恵まれた学生生活を送ったことになる。

金城実氏はその父親の援護金を享受しながら、一方では父親の戦死を「犬死だ」と罵って原告団の先頭に立ったわけだから、両親とも草葉の陰で「親不孝もの」と嘆いていることだろう。

関連して、安仁屋正昭さんのコメントを引用する。

先ずは、名前に恥じない働きで、老人たちを焚きつけ訴訟を起してくれた金城実氏と
学者魂で援護法のカラクリを暴露してくれた石原先生に感謝しながら
「御愁傷様です」と御礼を述べたい

沖縄靖国訴訟についての新聞論調が見られないので、テレビ報道を資料として「保存しておく。

沖縄靖国合祀訴訟 遺族の敗訴が確定

NHKニュース 6月15日 16時42分

太平洋戦争の沖縄戦などで犠牲になった肉親が無断で靖国神社にまつられ、精神的な苦痛を受けたとして遺族が神社への「合祀」の取り消しなどを求めた裁判は、最高裁判所で遺族の上告が退けられ、敗訴が確定しました。

この裁判は、昭和20年の沖縄戦などで亡くなった戦没者の遺族5人が「家族を靖国神社に無断でまつられ、肉親を自由に追悼する権利を侵害された」と主張して、靖国神社のほか、神社に戦没者の名前を提供した国に、合祀の取り消しと慰謝料の支払いを求めたものです。
1審と2審はいずれも、「合祀を受け入れられないこと自体は理解できるが、悼を妨げられたり、神社の信仰を強制されたりしておらず、権利の侵害とはいえないなどとして訴えを退け、遺族が上告していました。
これについて最高裁判所第2小法廷の竹内行夫裁判長は、15日までに上告を退ける決定をし、遺族の敗訴が確定しました

              ☆

原告:「家族を靖国神社に無断でまつられ、肉親を自由に追悼する権利を侵害された」

判決:「追悼を妨げられたり、神社の信仰を強制されたりしておらず、権利の侵害とはいえない」


靖国合祀取り消し訴訟 上告棄却・遺族の敗訴確定 QABテレビ

家族が靖国神社に無断で祭られているのは精神的苦痛だとして、遺族らが合祀取消などを求めている裁判で、最高裁判所は、2012年6月13日付けで遺族らの上告を棄却しました。

遺族の敗訴が確定です。遺族側は裁判で、無断で合祀したことは追悼の自由の侵害であり、国の情報提供は政教分離の原則に反すると主張。しかし2011年の控訴審判決で遺族の主張は、「神社の教義及び宗教的行為そのものを否定することに繋がりかねない」として棄却され原告が上告していました。

原告側弁護団によりますと、「上告理由に該当しない」として上告を棄却する決定書が14日、届いたということです。弁護団の山城圭事務局長は、「最高裁は靖国神社による遺族の苦しみを是認し、合祀に協力した国の責任を認めなかった」と強く抗議しています

              ☆

原告:「追悼の自由の侵害であり、国の情報提供は政教分離の原則に反する」

判決:「神社の教義及び宗教的行為そのものを否定することに繋がりかねない」

              ☆

最高裁の上告棄却で原告の敗訴が確定し、沖縄タイムスや石原教授、金城実氏などが戦意喪失した様子だが、沖縄靖国訴訟は終結しても石原教授が火を点けた「援護法のカラクリ」の解明は終わったわけではない。

援護法に絡む「集団自決」の軍命論争は、終結どころか新たな出発点に立ったばかりである。

石原教授の論戦への復活を期待したい。

【追記】

石垣市の読者より、昨日(16日)付け八重山毎日が、沖縄靖国訴訟の上告棄却のアリバイ記事を、ベタ記事で掲載されている旨報告がありましたので紹介します。

昨日のエントリーブログに関する「八重山毎日新聞」記事をご紹介します。
本来の「八重山毎日新聞」の報道ぶりからすれば、「勝訴」ならば大騒ぎの
報道であろうところ、「敗訴確定」の記事、卑怯にも「不都合な事実は」、
目立たぬように、そっと掲載していますね。(添付PDFファイル)

> 6月23日の「沖縄慰霊の日」を目前にして、
> クザの言い掛かりともとれる沖縄靖国訴訟で原告側の敗訴が確定した。

> 法律論はともかく、常識のある国民なら誰でも納得のできる真っ当な最高裁判断である。

↑狼魔人様が仰せのとおり、
「常識のある国民なら誰でも納得のできる真っ当な最高裁判断である。」に同感です。
判決内容を読んでいませんが、報道の範囲から思うに、沖縄県民の事実を捻じ曲げた自分勝手な
我がままな歴史観は、もう通用しないことを知るべき時がきているように思います。



最高裁判決のあった13日(水)、いつもの日めくりカレンダー、奇しくも

「時は偉大なるまで多くのことを正しく裁く」(コルネーユ1606~1684 フランスの劇作家)


また、日めくりカレンダーには次の言葉もありましたね。

「事実はみずから語り出す」
(プラウトゥス BC250~BC184頃 ローマの喜劇作家)


嘘で塗り固めた歴史、論理を主張する者は、そのうち事実により自ら崩壊の道を辿る、
言い得て重い言葉ですね。


【追記】
地元「八重山日報」紙に、「寸鉄直言」、惠隆之介先生の「住民投票は防衛政策にそぐわない」の
論考昨日(上)、本日(中)が掲載されています。具体的に中、台、日の戦後史、現代史を紐解きながら、
防衛政策と住民投票について、簡潔明瞭に説く優れた論考、地元「八重山日報」で読める
「自由な言論空間」の幸せを読者の一人として実感しています

■「パンドラの箱掲載拒否訴訟」
第八回口頭弁論

  日時 :6月19日(火) 午前十一時より

  場所: 那覇地方裁判所

■報告会

  日時: 同日      午前11時半より

  会場 :沖縄県護国神 社社務所内会議室

尚、7月17日(火)の午後には、いよいよ証人尋問が行われます。

上原正稔を支援する三善会にご協力をお願いします。

現在、琉球新報の言論封殺に対し、徒手空拳で戦いを挑んでいるドキュメンタリー作家上原正稔氏の「パンドラの箱掲載拒否訴訟」はこれまで皆様のカンパにより戦いを継続してきましたが、沖縄のマスコミから村八分状況の上原氏は現在闘争資金に不足をきたしています。
担当弁護士の先生も手弁当で支援して下さっていますが、打ち合わせ等をするにも交通費等の出費を無視できません

沖縄の閉塞した言論空間に戦いを挑んでいる上原さんの訴訟にカンパ協力をお願いしております。

--------------------------------------------------------------------------------
ゆうちょ銀行からの振込の場合
【金融機関】ゆうちょ銀行
【口座番号】記号:17010 口座番号:10347971
【名  義】サンゼンカイ.
--------------------------------------------------------------------------------
ゆうちょ銀行以外の金融機関からの振込の場合
【金融機関】ゆうちょ銀行
【店  名】七〇八(読み:ナナゼロハチ)
【店  番】708
【口座番号】普通:1034797
【名  義】サンゼンカイ.

     ■  ■  ■  ■

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2 コメント

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やれやれ。 (涼太)
2012-06-17 08:45:32
狼魔人様

家族4人分の援護金ですと約4億円ですね。
サラリーマンの生涯賃金が約2億円と言われていますののでその2倍ですね。


原告:「家族を靖国神社に無断でまつられ、肉親を自由に追悼する権利を侵害された」

本当に豆腐頭の中身が理解できないのですが、「戦傷病者遺族等援護法」国のために戦い犠牲になられた方の遺族を援護する法律です。
ただ沖縄県だけは例外的に民間人でも、「軍の命令」であれば「軍属」と認めています。
すなわち「援護法」を申請する時点で「軍の命令」をでっち上げ「軍属」として認めてもらったうえで援護金を手にしています。

「家族を靖国神社に無断でまつられ」と主張するなら、でっち上げた軍属の身分を取り消してもらい、受け取った援護金も返すのが筋です。

いつだったか、琉球大学のG教授がテレビで
「沖縄県民から勤労意欲を奪ったのは補助金の所為だ」と発言していましたが違うだろうと思いました。それを言うなら
「沖縄のゆすりたかり体質は補助金の所為」ですね。

Unknown (古鉄897)
2012-06-18 03:18:05
狼魔人様


昨日の記事で、大田実少将のことが話題にのぼりましたので、同じく昨日の琉球新報に掲載された、大田氏のあの言葉についての“幻聴”を告白した東京の「大学生」の読者投稿をご紹介。


・「特別ノ御高配」は
東京都新宿区、学生 Y・A 21歳

 1945年6月6日20時16分、日本海軍沖縄方面根拠地隊司令官・大田実少将は海軍次官宛てに電報を発した。その末尾は次のようになっていた。「沖縄県民斯ク戦ヘリ 県民ニ対シ後世特別ノ御高配ヲ賜ランコトヲ」
 この電文の解釈を文面そのままに行えば「沖縄県民はこのように戦った。だから県民に対しては後世特別の配慮をしてほしい」となり、そしてそれは彼の遺志、いわば切なる願いであった。
 では彼がその言葉を遺し自決してから67年たった現在、果たして沖縄県民には「特別ノ御高配」があるだろうか。答えは言わずもがな、であろう。
 普天間基地の辺野古移設、オスプレイ配備問題など、ありとあらゆる問題・矛盾を県民は日米両政府に背負わされ続けているのである。
 大田少将の言う「特別ノ御高配」とは、し烈な地上戦が行われた土地に、外国や自国の軍隊を配備させることだったのだろうか。


…時代錯誤の全学連か、単なるコピペで大学卒業を目指してるようなくるくるぱーなのか知らんけど、こいつにとって大田実少将の「遺志」、「切なる願い」も、基地の押し付け・自衛隊配備の口実に聞こえるらしい。


しかしこの「大学生」、上の投稿文で「自国の軍隊を配備させること」って書いてるけど…、いったい文中のどこで、自衛隊のことに触れたのかね~(笑)。

そもそも…、自衛隊は「軍隊」なのかね~(笑)。


とりあえず、この「大学生」のものとみられるリンク先、貼っておきましょう。

https://sites.google.com/site/kyouikurekiken/home
http://wasedaclub.net/academic/2173/
http://wasenavi.com/club/academic/history/2.html

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