狼魔人日記

沖縄在住の沖縄県民の視点で綴る政治、経済、歴史、文化、随想、提言、創作等。 何でも思いついた事を記録する。

「強請りタカリ」は金銭トラブルではない、犯罪だ!

2006-11-13 08:34:03 | 教科書

昨日のエントリー「たけしの日本教育委員会2006年」で苛めは100㌫苛めた側が悪いとしつこく書いた。

今度は北九州市の中学校で「たかり」」を「金銭トラブル」としていじめ隠しをしていたという。

このように言葉を言い換えて問題の本質を隠蔽し、臭いものに蓋を閉める学校の体質を象徴するような事件が3年前、沖縄で起きていた。

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小学校でいじめ隠し たかりを「金銭トラブル」 北九州市

 北九州市八幡東区の市立小学校で、5年女児2人が同級生らから受けたいじめを含むたかり行為を、学校は市教委に「金銭的なトラブル」としか報告しなかったことが11日、分かった。市教委は「いじめへの意識の低さとしか言いようがない」として詳しい調査を行うよう学校を指導した。

 市教委によると、1人の女児は昨年夏休みごろから同級生に金銭を求められるようになり、今年9月までの被害額は十数万円に上るという。自宅の金庫や親の財布から現金が抜き取られることが続いたため、両親が学校に相談。学校側は関係児童から聞き取り調査を実施し10月下旬に市教委に報告書を提出したが、「児童間の金銭トラブル」とし、「いじめ」の文言はなかった。別の女児も数万円を取られていたとみられる。学校側は市教委に対して「認識が甘かった」と説明したという。

 市教委は「長期にわたる被害で、間違いなくいじめ。他の学校に対しても認識に誤りがないよう指導したい」としている。

=2006/11/11付 西日本新聞夕刊=

                                                      *

三年前の2003年7月5日、午前三時。

沖縄県の中部地区を管轄する沖縄署に一本の110番通報が入った。

「数日前に殴られて北谷町内に埋められた少年がいる、と友人から聞いた」

同署が北谷町の県道24号から路地に入った吉原の住宅地一角の墓地の地中から遺体を確認、殺人、死体遺棄事件とみて捜査を始めた。

殺害されたとみられる少年は、本島中部の公立中学校の十三歳の生徒とみられた。

同署は通報者を同署に呼び、詳しい事情を聴くとともに、少年の死因の特定などを進めた。

被害者と同じ中学校を卒業した中学生、高校生の女子一人を含む少年数人を同署に呼び事情を聴いたところ「金銭トラブル」で撲殺したことを自白した。

遺体は腐敗が激しく一部白骨化していた。

警察の調べでは、少年三人は六月二十八日被害者の少年を同町吉原の墓地に呼び出し、午後一時ごろから約二時間にわたって、金属パイプや角材でを殴るけるなど暴行し殺害した。

その後、午後四時ごろまでに、約十メートル離れた墓地裏の斜面のくぼみに被害者少年をひきずり込み、上から土をかぶせて遺棄した。

この事件で警察は加害少年の供述により「金銭トラブル」による殺害と発表し、地元新聞も殺害動機を「金銭トラブル」と報道した。

金銭トラブルとは普通、借りた金が期日に返せなかったとか、当初から返す気が無いのに借りたとか種々の複雑な要素が絡んでくるものだ。

場合によっては借りた側が立場が強い場合だって有り得る。

事件の加害者少年グループと被害者少年の力関係は100%の割合で「強者対弱者」であった。

両者の間には「金銭トラブル」なんて存在できるような関係ではなく、一方的に「金を持って来い」という「強請りタカリ」の関係であった。

これだけの犯罪が起きても校長は「いじめは無かった。金銭トラブルだと警察が言っていた」と警察発表を盾に無責任な発言をした。

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沖縄タイムス <2003年7月9日> 朝刊 1版 社会25面(水曜日)

[北谷・少年殺害遺棄]/いじめ「知っていた」7件/校長「認識なかった」/学校が生徒調査

 【北谷】殺人死体遺棄事件で亡くなった座喜味勉君(13)が通っていた桑江中学校の島袋秀雄校長は八日、全校生徒四百九十人を対象に実施した勉君についてのアンケート結果を公表。勉君へのいじめを知っていたとする回答が七件あったことを明らかにした。

 島袋校長はこれまで、勉君に対するいじめの有無を否定しており「認識していなかったことを真摯に受け止め、今後の生徒理解に生かしたい」と話した。

 しかし、事件といじめの関連性については「事件は金銭トラブルによるものと警察から聞いており、いじめが原因ではないとの認識を示した。

 島袋校長が口頭で公表した七件の回答は「『金を持って来い』と言われていた」「いじめられているように見えた」。具体的な内容や、いじめた側の名前などは記されていなかったという。

 アンケートは七日、緊急に実施され、全校生徒が回答。設問は、勉君について(1)四、五月はどこで遊んでいたか(2)いじめに遭っていたか(3)友人や先輩との関係で悩んでいたか(4)六月中の様子-などで、無記名方式で行われた。

 一方、勉君の同級生らは八日午後、アンケートに併せて生徒たちが書いた手紙を勉君の自宅に届けた。級友らは「明るくて優しかった」などと、家族と思い出を語り合った。

 

 

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1 コメント

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Unknown (すぐる)
2011-04-25 11:01:49
だいぶ前の2003年のできごとですが、この事件の報道に関する意見を書かせていただきたくなりましたので。

琉球新報では「座喜味君」でしたが、テレビのニュースでは「座喜味さん」と言っていたのを覚えています。これに関してですが、学校などで女子を「~さん」男子を「~君」と区別するのはおかしいと私は思います。男性でも大人には「~さん」と呼びます。それなのに女子だけ幼稚園での「~ちゃん」が小1から「~さん」に変わるのは不公平だと思います。ですので、テレビで座喜味「さん」と報道したのは良いことだと思います。

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