那覇軍港の浦添移設計画を巡り防衛省が提示した軍港移設3案に関し、防衛省と那覇港管理組合、沖縄県、浦添市、那覇市でつくる移設協議会が事務レベルで1案に絞り込んでいることが24日、分かった。複数の関係者が明らかにした。4月中旬に東京で2年ぶりの協議会を開き大筋合意への道筋を描く構えで、防衛省は2017年度内に移設地の環境影響評価に着手したい考えだ。

那覇軍港(資料写真)

 関係者によると、管理組合と浦添市で最も意見が折り合っていない軍港位置に関し、浦添市の要望を満たしつつ、組合側が主張してきた物流関連用地を確保できる「折衷案」になっているという。

 23日には協議会関係者が県内で会合を開き、詰めの協議をした。4月中旬に開く協議会で正式に3案を俎上に載せ、それぞれのメリット、デメリットなどを提示する。

 浦添移設を巡っては、15年4月、松本哲治浦添市長が公約を撤回して受け入れを表明。リゾート開発のため軍港の位置などを変更した市案を示した。

 これを受け防衛省は昨年4月、浦添市の要望を盛り込んだ3案を提示した。今回事務レベルで絞り込んだ案は①西向きのビーチ②クルーズ船バース③マリーナ整備―などが盛り込まれているという。

 昨年12月には翁長雄志知事が軍港移設の容認を明言。今年2月には、移設容認を掲げた松本氏が再選を果たし、翁長氏との面談で那覇軍港移設を含む西海岸開発計画を共に推進することを確認していた。

                                            

>浦添移設を巡っては、15年4月、松本哲治浦添市長が公約を撤回して受け入れを表明。リゾート開発のため軍港の位置などを変更した市案を示した。

浦添移設反対を掲げて当選した松本知事に対し、「オール沖縄」は公約約違反だと批判したが、国や県、那覇市が容認する「浦添移設」に浦添市だけが反対しても「辺野古反対」の二の舞を演じることになる。

そうなれば浦添市の将来の経済政策が停滞する。 政治経験では翁長知事の足元にも及ばない松本市長だが、翁長知事のようにイデオロギーの(辺野古阻止)ため市経済を停滞させることを避け、現実的な「浦添移設」容認を選んだ。

つまり松本知事は仲井真前知事同様にリアリストの政治家でであった。

先の県知事選では沖縄2紙の「金で沖縄を売った最悪の知事」などと、常軌を逸した仲井真バッシングを追い風に当選した翁長知事だったが、昨年の「最高裁敗訴」以来、歯車が逆周りをし始めた。

そして来年11月の県知事船の前哨戦といわれた浦添市長選で、松本哲治氏(49)=自民、公明推薦、が新人で元市議の又吉健太郎氏候補を抑えて圧勝した。

松本氏は政府・与党が支援し、又吉氏は翁長雄志知事を支持する「オール沖縄」勢力の支援を受けた。

覇軍港の浦添移設は、辺野古移設と同様に海面の埋め立てを伴う計画。

翁長氏は辺野古移設阻止を主張する一方、那覇軍港の浦添移設については容認しているため矛盾が指摘され、自己矛盾を暴露。 又吉氏は公約を「市民投票」で決めるなどと無責任な発言で落選した。

続く宮古島市長選では、「オール沖縄」の分裂騒動が決定的となり、現職の下地市長が再選を果たした。 

宮古島市長選、「オール沖縄」の分裂騒動を露呈! - 狼魔人日記 - Gooブログ

昨年の宜野湾市長選から数えると保守系市長が三連勝である。

これで来月23日のうるま市長選で四連勝すれば事実上、「オール沖縄」は息の根を止められたことになる。

信用回復に必死の翁長知事が明日辺野古で開催予定に「県民集会」に就任以来初めて参加するとのこと。

最近沖縄2紙が「反権力のカリスマ」を翁長知事から山城博治被告にスイッチし始めたのを察知しての「現場出動」なのか。

 (この数日体調がわるく、今朝は特にきついのでこの辺で休ませていただき、後はタイミングの良い東子さんのコメントにお任せする)

東子さんのコメント

昨日、浦添はどうなっている?とコメントしたら、タイムス、新報が浦添の進捗を発表。
まぁ、そういう時期だったのだろう。

今日が、シュワブゲート前道路での3000人規模の県民集会を開くからか?
これに出席する翁長知事応援か?


「軍港移設協議再開へ 来月、2年ぶり 防衛局の3案議論 2017年3月24日 11:06」
那覇軍港 浦添移設計画 移設協議会 那覇港管理組合 軍港移設
http://ryukyushimpo.jp/news/entry-466452.html

>那覇港管理組合、防衛省、沖縄県、那覇市、浦添市などは23日、那覇軍港の浦添移設計画に関する「移設協議会」を4月中にも東京で開催することで合意した。

いかにも、松本市長が望んだ協議会が再開されたようだが、あくまでもこれは事務方の協議会。
松本市長は、直接、翁長知事、那覇市長と膝を突き合わせて話ことを希望している。
翁長知事に会って、話し合いを申し込んでいる。


「翁長知事、浦添市長と初面談 西海岸開発計画で意見交換へ 2017年2月21日 05:00」
那覇軍港の浦添移設 那覇軍港 翁長雄志 松本哲治
http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/85093

>那覇軍港移設を含む西海岸開発計画について、県と浦添市・那覇市の三者で意見交換の場を設けることを提案
>松本市長は「西海岸開発や軍港移設を含め、知事と私、那覇市長で意見交換をして(意見を)すり合わせる必要がある」と必要性を強調。
>年度内にも意見交換の場を持ちたい

知事と私、那覇市長で意見交換をして(意見を)すり合わせる必要。


「那覇軍港の移設、1案に絞り込み 浦添市の要望盛り込む「折衷案」 4月の協議会で大筋合意へ道筋 2017年3月25日 05:05」
那覇軍港 那覇市 浦添市
http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/90092

>4月中旬に東京で2年ぶりの協議会を開き大筋合意への道筋を描く構えで、防衛省は2017年度内に移設地の環境影響評価に着手したい考えだ。

辺野古に続いて更に、政府は基地建設をしたがっているような書き振り振りだが、


>昨年12月には翁長雄志知事が軍港移設の容認を明言。
>今年2月には、移設容認を掲げた松本氏が再選を果たし、翁長氏との面談で那覇軍港移設を含む西海岸開発計画を共に推進することを確認していた。

今までのような「SACO合意の枠組みを維持する」という「軍港移設の容認」かどうかわかりにくい書き方でなく、「軍港移設の容認を明言」と書いては、翁長知事応援になっていないわね。

 

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