狼魔人日記

沖縄在住の沖縄県民の視点で綴る政治、経済、歴史、文化、随想、提言、創作等。 何でも思いついた事を記録する。

哀れ!米海兵隊

2011-12-04 11:23:45 | ★米兵事件

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一事が万事という言葉がある。

レストラン等で一つの料理を注文してみてそれが丁寧な気配りで調理されていたら他の料理も先ず外れることはない。

人間の言動でもそうだ。

ある疑いをかけられた人物が、日頃その疑いに相応しい言動をしていたら、確証がなくとも「あいつならやりかねない」ということになるし、その逆の場合は「あいつに限ってそんなことをするはずがない」ということになる。

日頃米軍関連の事故や事件があると、大は婦女暴行事件から小はタクシーの無賃乗車に至るまで、歪曲・捏造のデタラメ報道が日常茶飯事の沖縄2紙を知る者なら、今回の「田中暴言事件」も「琉球新報の罠に嵌った防衛局長」という構図で見る。

日本の定跡さんが琉球新報の暴走報道を指して「米軍基地という安全保障の問題と女性の人権というポピュリズムを同じ土俵で論じる愚かさ」と厳しく批判している。

         ★

今日の沖縄タイムスにこんな見出しのベタ記事が載った。

住居侵入の疑い

海兵隊員を逮捕

「悪名高い」米海兵隊員が夜中の3時ごろ住居侵入をしたのなら、小さなベタ扱いにせずに一面トップか少なくとも社会面トップにするはずなのだが。

しかし記事をよく読んでみると、タクシーの無賃乗車をした米海兵隊員(22)が警察に追われ、深夜の民家の敷地内に逃げ込んで潜んでいるのを発見され逮捕されたということ。

だったら、米海兵隊員が逮捕されたのは無賃乗車の容疑であり家宅侵入の容疑ではないはずだ。

だが、米兵のタクシー強盗ならともかく、無賃乗車で逃げた海兵隊の逮捕となると記事にもならないので、海兵隊の住居侵入と刺激的な見出しにはしてみたが、さすがに社会面トップにするわけにはいかなかったのだろう。

参考資料として同記事を全文引用しておく。

住居侵入の疑い
海兵隊員を逮捕
浦添署

浦添署は3日、住居侵入の疑いで在沖海兵隊キャンプ・フォスター所属の上等兵コネリアス・ラベル・マーシャル容疑者(22)を現行犯で逮捕した。 容疑を求めているという。 同署の調べによると、マーシャル容疑者3日午前2時53分ごろ、浦添市港川の会社代表の男性(48)の自宅敷地内に理由なく侵入した疑いがある。 事件前に那覇市内でタクシーの無賃乗車があり、警察が別のタクシーに乗り換えて逃げた男を追っていたところ、特徴の似たマーシャル容疑者を敷地内で逮捕したという。 同署は無賃乗車をした詐欺容疑でも調べている。(沖縄タイムス 2011年12月4日)

哀れな海兵隊員、那覇から浦添までなら精々2000円前後の無賃乗車だろうに。 住居侵入とどちらが罪が重いやら。(涙)

【おまけ】

こんなこともあった。

昨年2010年のエントリーである。

毎度、沖縄タイムスのダブスタ報道!

今年の三月に米兵が酒気帯びで起した当て逃げ事故を、沖縄タイムスが「ひき逃げ」と報じたことに疑念を呈したら、コメント欄が盛り上がった。

当て逃げに見えても被害車両にけが人がおれば、「ひき逃げ」と報ずるという沖縄タイムスを援護するしつこい常連さんがいたからだ。

だが、沖縄タイムスの主張は、その場限りの言い逃れで、加害者が米兵の場合に限り人目を引く「ひき逃げ」と差別報道をすることを自ら暴露してしまった。

全く同じ条件で沖縄人が起した事故を「ひき逃げ」ではなく、「当て逃げ」と報道したのだ。

その詳細は沖縄タイムスが差別報道!に記してあるが、要約し引用するとこうなる。

引用文に入る前に何度も繰り返してきたことを、しつこくくり返す。

日本語の分からない方々向けの一種の儀式ですので飛ばしても結構です。(笑)

米兵の事故・事件に絡むエントリーで、筆者は容疑者が米兵という理由だけで歪曲報道される卑劣な沖縄メディアの報道姿勢を批判するのであり、米兵の事故や事件そのものを擁護する気は毛頭ない。

悪質な事故・事件を起した犯人は、米兵、沖縄人を問わず厳しく断罪されてしかるべき、これは改めていうまでも無い。

 

で、引用文に入る。

<米兵が起した「ひき逃げ」の報道と同じ日の沖縄タイムスに、次のような記事があった。

酒飲み当て逃げ

容疑の男を逮捕   嘉手納署

酒気帯び運転でバイクに追突し、現場から逃走したとしたとして、嘉手納署は8日、道交法違反(酒気帯び運転・事故不申告)の疑いで、那覇市辻の会社員、上地栄太郎容疑者(22)を現行犯逮捕した。 追突されたバイクの運転手は、右ひざを打撲したという。 同容疑者は酒を飲んだことは認めているが、バイクへの追突については「何かにぶつかったような気がする」とあいまいな供述をしているという。(沖縄タイムス 2010年7月9日)

二つの「事件」は同じ追突事故で、事故の状況は次の条件のどれを取っても全く同じである。

(1)酒気運転、(2)追突事故、(3)逃亡、(4)被害車両に怪我人

ただ一つ違いを挙げれば、片方は容疑者が米兵で、一方が容疑者は沖縄人という違いである。

沖縄タイムスは人種によって報道の姿勢が大きく異なる、つまり人種差別主義者であることを自ら暴露したのが二つの追突事故の報道である。

沖縄タイムスは同じ追突事故であっても容疑者が米兵というだけで、一面のトップを使って大々的に報道し、しかも違和感のある「ひき逃げ」と決め付けている。

一方の沖縄人による同種の事故は、第二社会面の最下部に見逃しがちなベタ記事で、しかも当て逃げ」と報じている。

これこそ人種、国籍による差別報道ではないのか。>

                    ◇

3月に起きた米兵の交通事故を、8月になっても大見出しで報じる沖縄タイムスはしつこく続報を報じていたのだが、沖縄人が起した同種の事故にもこのように執拗に報道するのか。

否である。

 今年3月、名護市辺野古であった米軍車両によるひき逃げ事件で、道交法違反(酒気帯び運転、事故不申告、救護義務違反)と自動車運転過失傷害の容疑で書類送検されていた在沖米海軍の女性3等兵曹ウェンディー・フォスター容疑者(26) ...
  
米兵を書類送検へ 辺野古ひき逃げ 2010年7月9日
来週にも県警方針 車両実験など終了
 
 
終戦記念日の昨日の沖縄タイムス社会面の目立たぬ場所に次のベタ記事があった。

バイクに衝突 けがさせ逃走

酒気帯び容疑の男逮捕

宜野湾署は13日、酒を飲んで車を運転し、オートバイに衝突して男性けがさせ逃亡したとして、自動車運転過失傷害と道路交通法違反(酒気帯び、救護気味違反)の疑いで、中城村北上原の自営業、瑞慶覧朝盛容疑者(53)を現行犯で逮捕した。 同署の調べでは、瑞慶覧容疑者は13日午後9時ごろ、中城村北上原の剣道29号で、酒気帯び状態で普通貨物乗用車を運転してオートバイに衝突、乗っていた男性(24)を転倒させ、擦過傷を負わせた上で、逃走した疑いがある。 同署によると、目撃者からの通報を受けて現場付近を調べたところ、瑞慶覧容疑者は現場から約1㌔離れた場所に車を停車させ、車内に座っていたという。 飲酒検知では、基準値の約2倍アルコールが検出されたという。(沖縄タイムス 2010年8月15日)

                     ◇

まぁ、次々と同じような事故が起きるのも呆れるが、これも赤文字で示したように沖縄タイムスが主張する「ひき逃げ」の条件を全て満たしている。

おまけに酒気帯び運転まで問題の米兵と全く同じではないか。

沖縄タイムスがいうところの「ひき逃げ」報道の次の4点セットである。

(1)酒気運転、(2)追突事故、(3)逃亡、(4)被害車両に怪我人

ん? 実際は5点セットで、(5)は米兵が条件だって。

だったら沖縄人の場合は「ひき逃げ」の栄誉?を得る資格が無いことになる。

やはり、サンマは目黒に限る・・・ではなく、「ひき逃げ」は米兵に限る、というわけだ。

読者をバカにしているとはまさにこのことだ。

敢えて引用と同じ文を用いて、沖縄タイムスのダブスタ報道を批判する。

沖縄タイムスは同じ追突事故であっても容疑者が米兵というだけで、一面と社会面のトップを使って大々的に報道し、しかも違和感のある「ひき逃げ」と決め付けている。

一方の沖縄人による同種の事故は、第二社会面の最下部に見逃しがちなベタ記事で、しかも「当て逃げ」と報じている。(今回は衝突とだけ報じて、「当て逃げ」とも書いていない)

これこそ人種、国籍による差別報道ではないのか。

沖縄タイムスよ、恥を知れ!

ん?カエルの面に小便、と言う言葉もあるか。

 

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八重山人の良識

2011-12-04 08:20:43 | 八重山教科書採択問題

 

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毎月第一土曜日は高校時代の友人10名と那覇市内某居酒屋で飲み会がある。

今月は忘年会のせいか当日(3日)は某居酒屋の予約が取れず、一日繰り上げて金曜日の例会となっていた。

当日は午後7時スタートだが、最近早めに家を出て某居酒屋の近くのパレットくもじに行き、時間まで趣味の一つである本屋の「立ち読み」をしたり、喫茶店で本土新聞に目を通したりするのを常としていた。

最近これに新しい趣味が一つ加わった。

居酒屋のはしごである。

居酒屋のはしごも奇妙だが、居酒屋の飲み会前のはしごというのも聞きなれないだろう。

はしごとは酒を飲んだ後、飲み足りずに。未練がましく飲み屋をはしごして回るのが普通だが、居酒屋で飲み食いしたあと再度居酒屋のはしごというのは普通ではない。

これから友人たちと飲み食いをする会合の待ち時間に1人で居酒屋のはしごとは誰に聞いてもおかしいと言う。 

そもそも一次会の前に居酒屋のはしごなどどう考えても尋常ではない。

なかには居酒屋とはいっても美人の女将がお目当てだろうなどと、ゲスの勘ぐりをする友人もいるが、少なくとも最近行った店はいずれもまだ明るい5時の開店で、美人女将どころか、女性の影さえ見えず、店主は男で従業員も男性が多い。 金曜日に行った店などは店の名もそのものズバリ「小やじ」

メニューには東北の地酒が揃っているとあり、定番の居酒屋メニューでは見慣れぬ酒の肴も興味を引いた。

飲み喰い処 小やじ - 外観写真:「美味しい」というウワサを知って行ってみましたが、本当に美味しかったです。近々また行きたいと思います♪

知らない店に1人で入るのは躊躇するものだが、店頭の手書きのメニューを見て急に日本酒が飲みたくなり、入ろうとした瞬間、偶然なのか、それとも中から見ていたのか、若い衆が戸を開けて招き入れてくれた。

店は宮城県出身の若い男性二人で切り盛りしているようだ。

日本酒を飲んで被災地支援だなどと勝手に理由付けし、迷わず岩手の地酒を飲んだ。 つまみは次の飲み会のため胃袋のスペースも考えつつ、タコブツといぶりがっこという秋田名物の燻製タクアンを注文したが、タコも新鮮だったし、いぶりがっこには乗せて食するようにとレーズンバター添えてあり店主の料理に対する工夫が感じ取れた。

メニューには、ワイン等もあり、オーバーに言えば和と洋のコラボレーションともいえる料理が他にも散見されたが、郷土色を生かした料理と和風の雰囲気は日本酒がよく似合う店である。

突き出しの3点おでんもつまんで、酒のお代わりを飲み干しご機嫌になりかかった頃、客が立て込んできたので、そそくさと退散し次の某居酒屋へ向かった。

酒も料理も接客も、気に入った店なので、居酒屋はしごなどで胃袋の容量を気にしない状態で行ってみたい店である。

共同店主(?)の1人が大滝秀治そっくりの名前(顔ではない)だったので「小やじ」はオヤジと読むのかと思ったらコヤジらしい。

ちなみに「小やじ」の大滝○司さんは大滝秀治とは似ても似つかぬイケメン・ボーイである。

           ☆


■八重山日報 12月3日」

論壇

八重山人よどこへいく

石垣市議会議員  石垣 亨

 「中山義隆氏が当選したら街中を戦車が走る」。これは先の市長
選挙期間中にまことしやかに流されていたデマである。無論、市民
は賢明な判断をされた。それでも最近、遠く離れた地からも何を訴
えたいのか分からない、勘違いに基づく的外れな指摘が新聞に載
る。
 一昔前、学級崩壊やイジメなど教育現場が荒れた、というより教
育できる環境にない状況が続いたことがあった。少しひっぱたいた
くらいで体罰だ人権侵害だと騒ぎ、現場教師の「権威や指導力」そ
のものを取り上げた。さも「人権」が生徒だけにあるような錯覚を
与え、教師は腫れ物にでもさわるように恐る恐る生徒に接した。そ
れはややもすると犯罪被害者より加害者の人権を尊重しすぎるきら
いのある最近の変な現象にも表れているように思う。
 戦後、GHQはアジアの小国である日本が二度と帝国主義に歯向か
うことのないように長期的戦略をたてた。その最大のものは「民族
の愚民化」である。最初に軍事教練を廃止させ、戦争協力者とされ
た教員やGHQに逆らう教員は罷免するという方針が出された。次に
神道の否定、修身(道徳)や日本史、地理の授業の廃止や難しい漢
字を使うことも禁止された。伝統文化や言葉そのものが破壊された
地域もある。
 ゆとり教育、週休二日制の導入の結果どうか。薄っぺらの教科書
では家庭学習をせずともついて行けるから子供達は困らない。運動
会の百メートル走では全員が手をつないでゴールする。「俺は国家
公務員、俺の子には棒術や獅子舞などの伝統芸能は教えなくてい
い。早く帰らせろ」という者、高級車を乗り回しながら給食費を踏
み倒す者、「不公平はだめだ」との声に屈したのか主人公のお姫様
が何人もいるお遊戯会、「男女平等であるべきだ」と言われ、ひな
まつりや鯉のぼりを取りやめた幼稚園、「なぜ2番ではだめです
か?」と言う大臣まで出てくる始末。効果は如実に表れてきた。
 このような昨今の社会情勢や最近ごく一部の保護者が「育鵬社
版」の教科書を採択しないよう署名運動をしているのを見るにつけ
「PTAはどうあるべきか」考えてしまう。彼らは「平等権の項目で
は、行き過ぎた平等意識はかえって社会を混乱させる」等、こども
にふさわしくない記述が書かれているからダメだという。物事には
表があり裏がある。陰陽や上下、左右などと一面だけ成り立ってい
るものは一つとしてありはしない。もう少し冷静であってほしいと
願うものである。
 教科書採択は然るべきところで然るべき手順を踏まえて決定され
たものである。自らの考えのみが唯一絶対のものとの信念の強さに
敬服するがイデオロギーの押しつけはやめてもらいたい。
 モンスターペアレンツの定義は「決まりに対してそれが気に入ら
ないからと自己中心的で理不尽な要求をする親」だとされる。主張
が通るまで駄々をこねることは子ども達の目にどう映るのだろう
か。自らの要求だけは必ず通すというのは、かつて限度を弁えず命
まで奪うまで続いた陰湿なイジメ、社会の陰の部分と重なって見え
るのは私だけだろうか。
 PTAへ求められるのはハード・ソフト面に関わる教育環境の整備
の支援ではないのか。学習指導要領、その学校の運営方針に沿った
教育が効果を上げれるよう様々な環境を整えることこそが求められ
ているものと考えるのだが、保護者が混乱を益々あおるような行為
に走るのはいかがなものか。
 新石垣空港建設地がまだ定まらなかった頃、白保と宮良はそれぞ
れ村を二分する事態に巻き込まれた。
 大人同士はそれぞれの考えや立場の違いでいがみ合っていても、
決して教育現場や子供達の世界に波及しないよう努力した。PTAで
も立場の違いを超えて役員をあてがい、決して子供の前では政治的
な対立を感じさせないよう努めた。子どもが聞き耳をたて「何?誰
が?」と来るものなら「子供はこういう話は聞かない」と諭した。
それが智恵だとは言わないが節度は保ったと考える。
「社会や国家に尽くすという日本の美徳は、GHQが教育勅語を廃止
し教育基本法を作成されたと同時に消滅の運命を定められたと言っ
てよい。〈公イコール国家イコール軍国主義〉という連想を植え付
けること公へのアレルギーを持たせ、日本を弱体化しようとした。」
とは藤原正彦先生の言葉であるが、教科書問題への反応をみるとど
うやらこの長期戦略は成功を収めつつあるようだ。

【おまけ】

玉津教育改革は、すべてここから始まった。

刑事告訴はアリバイ作り?婦女暴行疑惑

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