おっと、12/11(日)の夜の、忘れちゃいけない、美味しいチョリパン+素晴らしい演奏会パーティーの記事が、掲示されずにすっ飛んでおりました。
これは、1週間前の12/4(日)に、ほんとうは「来られるかも・・」ということだった6人のバンドネオン奏者のみなさんが、その日は来られずにいて、後日にそのメンバーのパトリシオさんとお会いした時に「今度の日曜ならどうかな」と言って下さったことから急遽決まったパーティーでした。
パトリシオさんは、サンテルモコロニアルの女将イネスの弟さんで、先日のビセンテナリオでのライブをイネスと二人で見に来て下さって、その時に決まった話です。
そのバンドの名前は「スエーニョ・デ・バンドネオン」(バンドネオンの夢)。
平均年齢は・・おいくつくらいかなあ、たぶんみなさん確実に50歳以上の方々で、パーティー当日はなんと7人で来られました。
夜8時、まずはサンテルモコロニアルの奥の庭で、美味しいワインとエンパナーダが振る舞われ、続々集まって来られたお客人たちは大満足。おりしも、小雨が降ってきたため、途中で屋内へと移動しました。
さて、ファンダンゴスもサロンスペースにはライブのセッティング済み。
椅子も、バンドネオンニスタのみなさんが座られる分を用意して。
そして、ファンダンゴスの演奏、スエーニョ・デ・バンドネオンの演奏、そして合奏も、という順でやりましょう、ということになる。
ファンダンゴスが演奏し始めると、その横の椅子にずらり座りバンドネオンを構えてわれわれの演奏を見ていたスエーニョ・デ・バンドネオンのみなさん、「もう待ってられません」とばかり、ちらり、ちらりと、私たちの演奏にオカズを入れて来られます。にやにやしながら。
それが私たちにとっても、演奏しながら、うはぁぁ、うーれしい!とニヤニヤ返し。
こういう瞬間が、この上ない幸せなのです。
そのあと、バトンタッチでスエーニョ・デ・バンドネオンの演奏が始まる。

凄いですよ、日本ではきっと、こんな光景、こんなサウンド、めったに、というか、ほぼ全く、お目にかかれないと思います。
だって、バンドネオンそのものが、なかなか無いでしょう。
その、稀な楽器を演奏する人自体、少ないでしょう。
それが、7人も集結しちゃうんですよ。
どんな音になると思います?
想像以上、としか言いようがないんですよ。
もちろん、ベースライン、刻み、オブリガート、メロディ、といった風に、パートは分かれていますよ、ですけど、バンドネオン、なんです。
なんて贅沢なアンサンブルでしょう。
彼らが次々に、本場のタンゴを弾いていく。
演奏中に最前列に座るマリオさんが、指揮者のように、「次の場面はpp(ピアニッシモ)だ」とか、「このあとのコーナーは、大いに(f フォルテ)でいくぞっ」という合図を、目と体を使って出していく。・・このダイナミックな強弱の関係が、このバンドの醍醐味の大きなひとつなんだな。見ていて、非常にわくわくします。
この「指揮」は、そのあとに続く私たちファンダンゴスとのセッションタイムでも大いに発揮されまして、ご一緒させていただいているあいだ、たーのしいたのしい。
その様子を見ているみなさんも、どんどん楽しくなっていってます。
中でも、「夜明け」の演奏中、それまではわざと素知らぬ顔を決め込んでいた谷本さん、「鳥のさえずり」の場面をじっと待って、ここぞとばかりヴァイオリンを構えて立ち上がり「ピーチクピーチク」・・・。
これにはスエーニョ・デ・バンドネオンのみなさんも大喜び。
小鳥さんのさえずる小節がだいたい終わって、お客のみなさんから大きな拍手をいただいた、にもかかわらず、演奏はおそらくいつものサイズよりも明らかに長くされた。
完全に、マリオさんの策略。
演奏しながらメンバーに目配せをして「もうひとまわし、しようや!」と。
そう、彼らは、もう一度谷本さんに「鳥」をさせようとしているのだ。
うわあ、もう1回、なんやぁぁ。
ゲラゲラ笑いながら、谷本さんがそれに応じる。
もーう、たまりません。
そんなこんなで大拍手の中、さあ、この辺で今夜の演奏を終わりましょう、と、みなさんお辞儀をして楽器をケースに仕舞い・・・私もデジピのコンセントを抜いてケースに仕舞い・・と、ゆっくりした時間になっていくものの、まだ弾き足りない、といった風情のバンドネオニスタが数名、ちらほらと遊び弾きをしていて、またそれが本格的な演奏になり、マリオさんが「チャールダッシュ」を弾き始めたところ、いわつなおこ、するするとアコーディオンケースから楽器を取り出し、座りなおして合奏し始める。
最後に向かってテンポがどんどん上がることになっている、早弾きが見せどころのこの曲、
二人ともほほ笑みながら、楽器からは炎が上がる、そんなバトルを見ました。
えっ? ということは、ここから、いわゆる「お楽しみ会」、始まんのかいな。
「よーし、ボンボンショコラ、行け」 BYケンジさん。
ジーラジーラ、またまた歌っちゃいました。
今回は、1番を日本語でかましました。その後、2番はスパニッシュで。
2番を歌い始めたとたん、アルゼンチン人のみなさんの「うわあ」という声、忘れられません。
アタシの発音が良かったかマズかったかは、自分ではわかりません。でも、なんか一応、表現したい感じは伝わったのかな、と思います。みなさん目を丸くしながら私の口元をじっと見ながら楽しんでくださいました。
ブエノスに来て、ジーラジーラ、人前で歌ったのはもうこれで4回目。
アタシの心臓、剛毛が生えてんのかもしれませんね。
そりあとも、ケンジさんが「ロマンセ・デ・パリオ」を熱唱したり、それに合わせてダンスも絡み・・・。
「芸」、ですね。
こういう楽しみ方ができることは、ほんと、芸人やっててよかった、と思える瞬間です。
・・・ええ、「ミュージシャン」なんですけど、ね、芸人さんでもありますよ。

後日、12/13の夕方、私たちがいよいよブエノスを発つという時間には、パトリシオさんとマルセロさんがわざわざ、お別れを言いにサンテルモ・コロニアルへおいで下さいました。
「スエーニョ・デ・バンドネオン」のCDと、バンドデザインのTシャツのお土産を持って。
彼らの愛情、可愛がって下さろうとするその心。
言葉はお互い自由ではないけど、しっかり心に届いてきました。
ありがとう。

これは、1週間前の12/4(日)に、ほんとうは「来られるかも・・」ということだった6人のバンドネオン奏者のみなさんが、その日は来られずにいて、後日にそのメンバーのパトリシオさんとお会いした時に「今度の日曜ならどうかな」と言って下さったことから急遽決まったパーティーでした。
パトリシオさんは、サンテルモコロニアルの女将イネスの弟さんで、先日のビセンテナリオでのライブをイネスと二人で見に来て下さって、その時に決まった話です。
そのバンドの名前は「スエーニョ・デ・バンドネオン」(バンドネオンの夢)。
平均年齢は・・おいくつくらいかなあ、たぶんみなさん確実に50歳以上の方々で、パーティー当日はなんと7人で来られました。
夜8時、まずはサンテルモコロニアルの奥の庭で、美味しいワインとエンパナーダが振る舞われ、続々集まって来られたお客人たちは大満足。おりしも、小雨が降ってきたため、途中で屋内へと移動しました。
さて、ファンダンゴスもサロンスペースにはライブのセッティング済み。
椅子も、バンドネオンニスタのみなさんが座られる分を用意して。
そして、ファンダンゴスの演奏、スエーニョ・デ・バンドネオンの演奏、そして合奏も、という順でやりましょう、ということになる。
ファンダンゴスが演奏し始めると、その横の椅子にずらり座りバンドネオンを構えてわれわれの演奏を見ていたスエーニョ・デ・バンドネオンのみなさん、「もう待ってられません」とばかり、ちらり、ちらりと、私たちの演奏にオカズを入れて来られます。にやにやしながら。
それが私たちにとっても、演奏しながら、うはぁぁ、うーれしい!とニヤニヤ返し。
こういう瞬間が、この上ない幸せなのです。
そのあと、バトンタッチでスエーニョ・デ・バンドネオンの演奏が始まる。

凄いですよ、日本ではきっと、こんな光景、こんなサウンド、めったに、というか、ほぼ全く、お目にかかれないと思います。
だって、バンドネオンそのものが、なかなか無いでしょう。
その、稀な楽器を演奏する人自体、少ないでしょう。
それが、7人も集結しちゃうんですよ。
どんな音になると思います?
想像以上、としか言いようがないんですよ。
もちろん、ベースライン、刻み、オブリガート、メロディ、といった風に、パートは分かれていますよ、ですけど、バンドネオン、なんです。
なんて贅沢なアンサンブルでしょう。
彼らが次々に、本場のタンゴを弾いていく。
演奏中に最前列に座るマリオさんが、指揮者のように、「次の場面はpp(ピアニッシモ)だ」とか、「このあとのコーナーは、大いに(f フォルテ)でいくぞっ」という合図を、目と体を使って出していく。・・このダイナミックな強弱の関係が、このバンドの醍醐味の大きなひとつなんだな。見ていて、非常にわくわくします。
この「指揮」は、そのあとに続く私たちファンダンゴスとのセッションタイムでも大いに発揮されまして、ご一緒させていただいているあいだ、たーのしいたのしい。
その様子を見ているみなさんも、どんどん楽しくなっていってます。
中でも、「夜明け」の演奏中、それまではわざと素知らぬ顔を決め込んでいた谷本さん、「鳥のさえずり」の場面をじっと待って、ここぞとばかりヴァイオリンを構えて立ち上がり「ピーチクピーチク」・・・。
これにはスエーニョ・デ・バンドネオンのみなさんも大喜び。
小鳥さんのさえずる小節がだいたい終わって、お客のみなさんから大きな拍手をいただいた、にもかかわらず、演奏はおそらくいつものサイズよりも明らかに長くされた。
完全に、マリオさんの策略。
演奏しながらメンバーに目配せをして「もうひとまわし、しようや!」と。
そう、彼らは、もう一度谷本さんに「鳥」をさせようとしているのだ。
うわあ、もう1回、なんやぁぁ。
ゲラゲラ笑いながら、谷本さんがそれに応じる。
もーう、たまりません。
そんなこんなで大拍手の中、さあ、この辺で今夜の演奏を終わりましょう、と、みなさんお辞儀をして楽器をケースに仕舞い・・・私もデジピのコンセントを抜いてケースに仕舞い・・と、ゆっくりした時間になっていくものの、まだ弾き足りない、といった風情のバンドネオニスタが数名、ちらほらと遊び弾きをしていて、またそれが本格的な演奏になり、マリオさんが「チャールダッシュ」を弾き始めたところ、いわつなおこ、するするとアコーディオンケースから楽器を取り出し、座りなおして合奏し始める。
最後に向かってテンポがどんどん上がることになっている、早弾きが見せどころのこの曲、
二人ともほほ笑みながら、楽器からは炎が上がる、そんなバトルを見ました。
えっ? ということは、ここから、いわゆる「お楽しみ会」、始まんのかいな。
「よーし、ボンボンショコラ、行け」 BYケンジさん。
ジーラジーラ、またまた歌っちゃいました。
今回は、1番を日本語でかましました。その後、2番はスパニッシュで。
2番を歌い始めたとたん、アルゼンチン人のみなさんの「うわあ」という声、忘れられません。
アタシの発音が良かったかマズかったかは、自分ではわかりません。でも、なんか一応、表現したい感じは伝わったのかな、と思います。みなさん目を丸くしながら私の口元をじっと見ながら楽しんでくださいました。
ブエノスに来て、ジーラジーラ、人前で歌ったのはもうこれで4回目。
アタシの心臓、剛毛が生えてんのかもしれませんね。
そりあとも、ケンジさんが「ロマンセ・デ・パリオ」を熱唱したり、それに合わせてダンスも絡み・・・。
「芸」、ですね。
こういう楽しみ方ができることは、ほんと、芸人やっててよかった、と思える瞬間です。
・・・ええ、「ミュージシャン」なんですけど、ね、芸人さんでもありますよ。

後日、12/13の夕方、私たちがいよいよブエノスを発つという時間には、パトリシオさんとマルセロさんがわざわざ、お別れを言いにサンテルモ・コロニアルへおいで下さいました。
「スエーニョ・デ・バンドネオン」のCDと、バンドデザインのTシャツのお土産を持って。
彼らの愛情、可愛がって下さろうとするその心。
言葉はお互い自由ではないけど、しっかり心に届いてきました。
ありがとう。

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