ケイトの部屋

音楽人・秋元多惠子(ミステリアスケイト)の小部屋です。

ライブスケジュール 2月〜

2012-02-05 22:55:54 | ライブ・スケジュール
2/12(日)
「ミロンガ」
■時間 開場19:00 (演奏は20:00すぎ頃から、2ステージ)
■会場 ティエンポ・イベロ・アメリカーノ
    092-762-4100
    福岡市中央区大名1-15-11 Daimyo11511ビル3F
■料金 2000円(要ドリンクオーダー) ※要予約
■出演 トリオ・ロス・ファンダンゴス
    谷本仰(Vln.)、いわつなおこ(Acc.)、秋元多恵子(P.f)
  〜〜アルゼンチンタンゴを踊る人、見る人、聴く人・・
    老若男女、タンゴを楽しむ人々のパーティー!!

2/18(土)
「ブエノスアイレスから帰国、報告ライブ」
■時間 開場18:30/開演19:00
■会場 ケイトミュージック 
    093-561-8314
    北九州市小倉北区大門2-3-6ヨシモトビル1F
■料金 2000円(要ドリンクオーダー) ※要予約
    ※現地入手のアルゼンチンワインもあります
    ※約20分間のVTR上映もあります
    〜〜アルゼンチンの最新の息吹を!!
     ファンダンゴスが新たに得たものを!!


2/26(日)
「フォーク、ロックライブ KAZU〜」
■時間 開場14:30/開演15:00
■会場 ケイトミュージック 
    093-561-8314
    北九州市小倉北区大門2-3-6ヨシモトビル1F
■料金 2,000円(要1ドリンクオーダー)
■出演 植松和廣(Vo.、Gtr.)
   サポート 秋元多恵子(Pf.)、福山ワタル(Bs)、白川和宏(Per.)
    〜〜70年代フォーク、ロックのカバー曲を中心に
      強力メンバーのサポートでお贈りします。


3/2(金)
「パリ発!アイルランド経由、イスタンブール行き Vol.2」
■時間 20:00start 
■会場 cafe&bar gigi(ジジ)
    092-531-7011
    福岡市中央区清川1-8-10 ペンギン堂ビル3階
    (渡辺通り沿い四つ角 サニー横の緑色のビル)
■出演 ボンボンショコラ
     (アコーディオン:コニャック・いわつ
      ヴォーカル:フランボワーズ・ケイト)
    おおき恒平
    イスタンブール
   〜〜昨年11月にCafe楽屋で行われた、楽しすぎる演奏会!
さらにパワーアップして待望の第二弾!!

3/3(土)
「きゅーはくミュージアムコンサート」
■時間 第1回 13:00〜13:30
    第2回 15:00〜15:30
■会場 九州国立博物館
■料金 無料
■出演 トリオ・ロス・ファンダンゴス
    谷本仰(Vln.)、いわつなおこ(Acc.)、秋元多恵子(P.f)


3/3(土)
「やすむら5周年記念 アルゼンチンタンゴライブ」
■時間 18:00open/19:00start
■会場 ギャラリー&直方焼きそば やすむら
     092-531-8803
     福岡市南区大宮2-1-31  
■料金 ¥2000(+ドリンク代¥500),スペシャルプレート(¥1000)あり
■出演 トリオ・ロス・ファンダンゴス
    谷本仰(Vln.)、いわつなおこ(Acc.)、秋元多恵子(P.f)
 

3/4(日)
「ティータイムライブ 奄美島唄andギター弾き語りand J-Pop等」
■時間 開場13:30/開演14:00
■料金 無料(要1ドリンクオーダー)
■出演 児玉知道(Vo.、Gtr.)、白濱直子(Vo.、三味線、Gtr.)、
 奥田朋美(Vo.) サポート−秋元多恵子(Pf.)
  ※児玉知道・・山形からギターと布団を担いでやってきたシンガーソングライター。
  ※白濱直子・・奄美島唄、沖縄民謡、J-pop、オリジナルなど>
奄美島唄の大会で地元の唄者に混ざり島外からただ一人4位入賞という経歴をもつ。
  ※奥田朋美−J‐Popからジャズ、シャンソンまで、その魅惑のボイス聞く価値あり。


3/9(金)
「Chante Ami〜あなたも歌ってみませんか?」
■時間 開場12:30/開演13:00
■会費 歌唱希望の方  4,000円(1ドリンク付)
■料金 観覧希望の方  無料(要1ドリンクオーダー)
■出演 歌唱希望のみなさん。伴奏者−秋元多恵子(Pf.)
※歌唱希望の方はご自分のキーの楽譜をご持参下さい。
 ご自分のキー楽譜が無い場合は事前にご相談ください。
 楽譜製作も行います。
 どなたでも参加できる、気軽に見に来ることができる、小さなチャレンジライブ。



3/18(日)
「トリオ・ロス・ファンダンゴス ライブ」
■時間 
■会場 多福寺 0944-72-0525  
    福岡県柳川市吉富町81 
■料金
■出演 トリオ・ロス・ファンダンゴス
    谷本仰(Vln.)、いわつなおこ(Acc.)、秋元多恵子(P.f)


3/23(日)
「ミロンガ」
■時間 開場19:00 (演奏は20:00すぎ頃から、2ステージ)
■会場 ティエンポ・イベロ・アメリカーノ
    092-762-4100
    福岡市中央区大名1-15-11 Daimyo11511ビル3F
■料金 2000円(要ドリンクオーダー) ※要予約
■出演 トリオ・ロス・ファンダンゴス
    谷本仰(Vln.)、いわつなおこ(Acc.)、秋元多恵子(P.f)
  〜〜アルゼンチンタンゴを踊る人、見る人、聴く人・・
    老若男女、タンゴを楽しむ人々のパーティー!!

3/24(土)
「池端邸新築記念ライブ」
■時間 18:00〜
■会場 池端邸 
    北九州市小倉南区北方
■料金 無料
■出演 むささびモモンガーズ
  (フクヤマワタル・・唄、ウクレレ、曽田博・・奄美の琴、
   藤田龍次・・大太鼓、秋元多恵子・・ピアニカ)
    その他、数組の出演予定。
   ※詳細は追ってUPします。

3/27(火)
「トリオ・ロス・ファンダンゴス ライブ」
■時間 20:00start
■会場 ニューコンボ 092-712-7809
   福岡市中央区渡辺通5-1-22 
■料金 予約¥2200、当日¥2700
■出演 トリオ・ロス・ファンダンゴス
    谷本仰(Vln.)、いわつなおこ(Acc.)、秋元多恵子(P.f)

 
3/30(金)
「トリオ・ロス・ファンダンゴス ライブ」
■時間 19:00open/19:30start
■会場 ネイマ 097-567-1517
    大分市曲7組 
■料金 ¥2500(ドリンク付き)
■出演 トリオ・ロス・ファンダンゴス
    谷本仰(Vln.)、いわつなおこ(Acc.)、秋元多恵子(P.f)

 
3/31(土)
「フクヤマワタルプレゼンツ  あくび指南ライブ」
■時間 開場19:00/開演19:30
■会場 ケイトミュージック 
    093-561-8314
    北九州市小倉北区大門2-3-6ヨシモトビル1F
■料金 投げ銭(要1ドリンクオーダー)
■出演 ユニット「あくび指南」
    メンバー・・あくび(Vo.,Gtr.)、福山ワタル(Bs.)、みさと(Per.)
          秋元多恵子(ハモンドオルガン)、曽田博(マンドリン)
※福山ワタルプレゼンツ。女性弾き語リスト「あくびちゃん」を迎えてのライブ。
 今回は福山ワタル、曽田博、みさと、に加え秋元多恵子がハモンドオルガンにて
 歌姫あくびをサポート。


4/1(日)
「トリオ・ロス・ファンダンゴス ライブ」
■時間 20:30start
■会場 上海ノオト 093-691-2225
    福岡県北九州市八幡西区長崎町9−18 
■料金 ¥2000(ドリンク付き)
■出演 トリオ・ロス・ファンダンゴス
    谷本仰(Vln.)、いわつなおこ(Acc.)、秋元多恵子(P.f)

4/6(金)
「トリオ・ロス・ファンダンゴス ライブ」
■時間 20:00〜
■会場 カフェ・ド・トワレ 092-405-9605
   福岡市南区塩原4−12−17
■料金 2000円(要オーダー)
■出演 トリオ・ロス・ファンダンゴス
    谷本仰(Vln.)、いわつなおこ(Acc.)、秋元多恵子(P.f)

4/13(金)
「トリオ・ロス・ファンダンゴス ライブ」
■時間 18:30open/19:00start
■会場 里夢(さとむ)
兵庫県神戸市灘区曽和町1-4-2-B1  078-821-2148  
■料金 ¥3000(要オーダー)
■出演 トリオ・ロス・ファンダンゴス
    谷本仰(Vln.)、いわつなおこ(Acc.)、秋元多恵子(P.f)
    ダンス Jimmy&Yukarin

4/14(土)
ワールドミュージックシリーズ2012
「アルゼンチンタンゴ ブエノスアイレスへの旅」
■時間 19:00open/20:00start
■会場 吹田市文化会館 メイシアター 小ホール
    大阪府吹田市  06-6380-2221
■料金 前売り¥1800、当日¥2300(小学生〜高校生¥1000)
■出演 トリオ・ロス・ファンダンゴス
    谷本仰(Vln.)、いわつなおこ(Acc.)、秋元多恵子(P.f)
    ダンス Jimmy&Yukarin
コメント (0) | 

ブエノスより帰国! にあたり、報告ライブin小倉

2012-02-03 15:51:44 | ここ最近のアタクシ。
当日は、約20分ほどのビデオも上映いたします。
現地入手のワインもご用意してお待ち申し上げます。
コメント (0) | 

いやはや、年末年始。

2012-01-04 18:45:29 | ここ最近のアタクシ。
2011年のほぼ仕事納めの12/23から、ズレにズレこんで、元旦の午前中まで・・・。
命がけの(・・って、大げさすぎか!!)
大掃除を敢行いたしました。

S50年から両親とともに住んでいたころの名残の、ずうっっと一部屋占領していたソファ・テーブルセットの椅子、母が毎月買っていた雑誌、単行本、お土産品から民芸インテリアなどなど・・。
粗大ごみ。
加えて、私が捨てずにきた、スタジオAKT時代からの印刷物や不要なプリント・楽譜、そして、思い切って洋服の数々・・といっても、ほとんどリサイクルには向かないようなボロですよ・・。

そう、ブエノス行きで、プチ実行した「断捨離」では、ボロのTシャツを着ては捨てるというヤツ、あの
超拡大版の、大規模「断捨離」です。

心を鬼にしました。

ええ、鬼になりましたとも。

今までのアタシなら絶対やらなかった、いや、しきれなかった、「捨てる!」という覚悟。

だから、結構、現在、自宅マンションは非常にスッキリしておりますよ。

一般ゴミの一番大きいサイズの袋にギュウギュウに詰め込んで、
なんとなんと、24袋。

ただ、新年はじめてのゴミ出しの日は、1/6からなんですってねー。
だから、今それらのゴミは、マンションの外階段近くの踊り場みたいなスペースに置いています。
ご近所のみなさん、すんまへん、あ、生ゴミとかじゃないんでー。カラスは来(け)えへんで。
ごめん、ゆうてるやん。

コメント (0) | 

ハッピーニューイヤアあぁ!

2012-01-01 01:30:19 | ここ最近のアタクシ。
めでとうございます!

皆様にとって今年もますます幸い多き年となりますよう。

本年もどうぞよろしくお願いします。

いつも音楽とともに。

元旦 秋元多恵子
コメント (2) | 

(追記) 12/11 夜

2011-12-20 12:01:25 | シリーズ「ブエノスアイレス観察手帖」
おっと、12/11(日)の夜の、忘れちゃいけない、美味しいチョリパン+素晴らしい演奏会パーティーの記事が、掲示されずにすっ飛んでおりました。

これは、1週間前の12/4(日)に、ほんとうは「来られるかも・・」ということだった6人のバンドネオン奏者のみなさんが、その日は来られずにいて、後日にそのメンバーのパトリシオさんとお会いした時に「今度の日曜ならどうかな」と言って下さったことから急遽決まったパーティーでした。
パトリシオさんは、サンテルモコロニアルの女将イネスの弟さんで、先日のビセンテナリオでのライブをイネスと二人で見に来て下さって、その時に決まった話です。
そのバンドの名前は「スエーニョ・デ・バンドネオン」(バンドネオンの夢)。
平均年齢は・・おいくつくらいかなあ、たぶんみなさん確実に50歳以上の方々で、パーティー当日はなんと7人で来られました。

夜8時、まずはサンテルモコロニアルの奥の庭で、美味しいワインとエンパナーダが振る舞われ、続々集まって来られたお客人たちは大満足。おりしも、小雨が降ってきたため、途中で屋内へと移動しました。

さて、ファンダンゴスもサロンスペースにはライブのセッティング済み。
椅子も、バンドネオンニスタのみなさんが座られる分を用意して。

そして、ファンダンゴスの演奏、スエーニョ・デ・バンドネオンの演奏、そして合奏も、という順でやりましょう、ということになる。

ファンダンゴスが演奏し始めると、その横の椅子にずらり座りバンドネオンを構えてわれわれの演奏を見ていたスエーニョ・デ・バンドネオンのみなさん、「もう待ってられません」とばかり、ちらり、ちらりと、私たちの演奏にオカズを入れて来られます。にやにやしながら。
それが私たちにとっても、演奏しながら、うはぁぁ、うーれしい!とニヤニヤ返し。
    こういう瞬間が、この上ない幸せなのです。

そのあと、バトンタッチでスエーニョ・デ・バンドネオンの演奏が始まる。

    凄いですよ、日本ではきっと、こんな光景、こんなサウンド、めったに、というか、ほぼ全く、お目にかかれないと思います。
だって、バンドネオンそのものが、なかなか無いでしょう。
その、稀な楽器を演奏する人自体、少ないでしょう。
それが、7人も集結しちゃうんですよ。
どんな音になると思います?
想像以上、としか言いようがないんですよ。
もちろん、ベースライン、刻み、オブリガート、メロディ、といった風に、パートは分かれていますよ、ですけど、バンドネオン、なんです。
なんて贅沢なアンサンブルでしょう。
彼らが次々に、本場のタンゴを弾いていく。
演奏中に最前列に座るマリオさんが、指揮者のように、「次の場面はpp(ピアニッシモ)だ」とか、「このあとのコーナーは、大いに(f フォルテ)でいくぞっ」という合図を、目と体を使って出していく。・・このダイナミックな強弱の関係が、このバンドの醍醐味の大きなひとつなんだな。見ていて、非常にわくわくします。
この「指揮」は、そのあとに続く私たちファンダンゴスとのセッションタイムでも大いに発揮されまして、ご一緒させていただいているあいだ、たーのしいたのしい。
その様子を見ているみなさんも、どんどん楽しくなっていってます。

中でも、「夜明け」の演奏中、それまではわざと素知らぬ顔を決め込んでいた谷本さん、「鳥のさえずり」の場面をじっと待って、ここぞとばかりヴァイオリンを構えて立ち上がり「ピーチクピーチク」・・・。
これにはスエーニョ・デ・バンドネオンのみなさんも大喜び。
小鳥さんのさえずる小節がだいたい終わって、お客のみなさんから大きな拍手をいただいた、にもかかわらず、演奏はおそらくいつものサイズよりも明らかに長くされた。
完全に、マリオさんの策略。
演奏しながらメンバーに目配せをして「もうひとまわし、しようや!」と。
そう、彼らは、もう一度谷本さんに「鳥」をさせようとしているのだ。
うわあ、もう1回、なんやぁぁ。
ゲラゲラ笑いながら、谷本さんがそれに応じる。
もーう、たまりません。

そんなこんなで大拍手の中、さあ、この辺で今夜の演奏を終わりましょう、と、みなさんお辞儀をして楽器をケースに仕舞い・・・私もデジピのコンセントを抜いてケースに仕舞い・・と、ゆっくりした時間になっていくものの、まだ弾き足りない、といった風情のバンドネオニスタが数名、ちらほらと遊び弾きをしていて、またそれが本格的な演奏になり、マリオさんが「チャールダッシュ」を弾き始めたところ、いわつなおこ、するするとアコーディオンケースから楽器を取り出し、座りなおして合奏し始める。
最後に向かってテンポがどんどん上がることになっている、早弾きが見せどころのこの曲、
二人ともほほ笑みながら、楽器からは炎が上がる、そんなバトルを見ました。

えっ? ということは、ここから、いわゆる「お楽しみ会」、始まんのかいな。

「よーし、ボンボンショコラ、行け」 BYケンジさん。

ジーラジーラ、またまた歌っちゃいました。
今回は、1番を日本語でかましました。その後、2番はスパニッシュで。
2番を歌い始めたとたん、アルゼンチン人のみなさんの「うわあ」という声、忘れられません。
アタシの発音が良かったかマズかったかは、自分ではわかりません。でも、なんか一応、表現したい感じは伝わったのかな、と思います。みなさん目を丸くしながら私の口元をじっと見ながら楽しんでくださいました。
ブエノスに来て、ジーラジーラ、人前で歌ったのはもうこれで4回目。
アタシの心臓、剛毛が生えてんのかもしれませんね。

そりあとも、ケンジさんが「ロマンセ・デ・パリオ」を熱唱したり、それに合わせてダンスも絡み・・・。

「芸」、ですね。

こういう楽しみ方ができることは、ほんと、芸人やっててよかった、と思える瞬間です。
   ・・・ええ、「ミュージシャン」なんですけど、ね、芸人さんでもありますよ。


後日、12/13の夕方、私たちがいよいよブエノスを発つという時間には、パトリシオさんとマルセロさんがわざわざ、お別れを言いにサンテルモ・コロニアルへおいで下さいました。
「スエーニョ・デ・バンドネオン」のCDと、バンドデザインのTシャツのお土産を持って。
彼らの愛情、可愛がって下さろうとするその心。
言葉はお互い自由ではないけど、しっかり心に届いてきました。
ありがとう。
コメント (0) | 

12/12 最後の夜

2011-12-18 02:45:06 | シリーズ「ブエノスアイレス観察手帖」
朝から、帰りの荷造りに励む。
前回のブエノス滞在よりも、少しは手際がよくなって、
衣装、普段着、お土産、こちらで買った調味料、洗面用具のたぐい、
・・・蚊取り線香はおかげで完売・・の受け皿も入れ、
空港のセキュリティーでひっかかりそうな電子機器や金属のものなどを
ジップロックに詰め・・・。
こうしてみると、ここでの生活、たった2週間だけど、名残惜しい。

夜中のミロンガの前に、夕食はブエノ亭へ。


さて、24:00、今回ツアー最後のミロンガでの演奏へ。
今回のツアーでは、もともとはここのライブは予定に入っていなかった。
カテドラルという名の、廃墟を改造したお店。
ここがミロンガの会場。


ブエノス到着の直後に、ケンジさんリリアナさんが谷本さんを連れてここへ来られ、
谷本さんの「ここでライブしてみたい!」という一言から、その場で今夜のライブが急遽決まった、というか、ちょいとねじ込んでいただいた、ということでした。感謝。

想像通りの、若者が好むような古ぼけた建物の中、ひんやりとして薄暗いホールに、
人影もちらほら。

ここにもアップライトピアノがあったが、残念ながら鍵がかかっていて使えそうにない。
やっぱりここは、持参のデジピで。

今日の衣装は、白。これがこの暗い雰囲気の中、映える。

明日が卒業最終試験、というその前夜にもかかわらず駆け付けてくれたダンスカップル「シンティアとブルーノ」の姿が。
「タエコ、サン」
この二人の極上の笑顔は、うれしくてたまらないなあ。

ケンジ&リリアナ、シンティア&ブルーノのダンスの曲と曲順を決めた。
トリオの演奏が4曲のあと、

台風・・ケンジ&リリアナ
ドンファン・・シンティア&ブルーノ
オブリビオン・・ケンジ&リリアナ
パジャドーラ・・シンティア&ブルーノ

そしてまたトリオの演奏3曲。

最後の曲は、フェリシア。
いつもはケンリリのダンスとともに演奏するこの曲、今はトリオだけで。
これには意味があった。
今回のツアーで学ばせていただいた「ミロンガでの演奏」を、ここでもやってみましょう、という、トリオの暗黙の了解。

本番は進む。

台風のイントロは、私の腕の奮いどころ。いつもよりも長く激しく。
「最後の夜だから」。
ケンリリの超楽しいダンスは大サクレツ。
だけど、あとから聴いたら、このイントロのところですでにリリさんの靴のストラップが切れたらしく、まるまる1曲、あの激しいダンスを故障した靴のまんま踊ったのだそうだ。
でも、ちっともそれを感じなかった。凄いなあ。
「プロですから」byリリアナさん。

ドンファンでは、シンティア&ブルーノの、久々にみる可憐なステップ。
いいなあ、やっぱりこの二人は。
可愛い、だけど、可愛いだけではなくとても確かなものがある。
ドンファンって、私たちの演奏で以前に踊ったことはなかったはずだけど、たぶん今日のためにCDを聴いて聴いて、イメージしてくれていたのだとわかる。
パジャドーラにしても、そうだ。
・・・一番大事な、忙しい時に、ほんと、ありがとうね。

オブリビオンでのケンリリの、空中浮遊のステップのシーンには、場内から「うおぉ」という声や拍手が。なんと美しく優雅な動き!
浮遊するリリアナさんの白い二つの足の動き見ながら、「この動きを、音にできたら」という思いでピアノを弾いた。
あとでリリさんが「ピアノ、よかった」と行って下さったので、「こういうつもりで弾いていた」と告げた。
もう、どちらの表現が先だったのか後だったのかわからない、ま、どっちも、でしょう、というより、どちらでもない、ひとつのものごと、だったかもしれない、そんな気がして、リリさんの目をみていた。リリさんも喜んで下さった。

そうしてこうして、ツアー最後の演奏が、終わった。
「ウルティマ・ノーチェ」(最後の、夜)
座っていたチノさんにそう話しかけた。今回ツアー中に、ちょびっとだけ増えたスペイン後の語彙。チノさんも、「ソーネェ!」と、ハグして下さいました。


ミホさん、チノさん、毎日毎日、こんな私たちのお世話を、いやな顔ひとつせず、やってくださって、心から感謝します。
来年は3月から7月のあいだ、日本に来られるとか。
その時には、ちょっぴりでもお返しがしたいと思いますよ。

その後、サンテルモ・コロニアルに戻り、谷本さんのお部屋に集合して、酒盛り。
すでに明けの4時をまわっているから、「明日飛行機に乗って帰るよ」の、それぞれ日本の家族に電話を。
私も、ずっとケイトミュージックの留守を守ってくれているF氏へ、スカイプでテレビ電話。
おたがいアイフォンなので、スカイプでらくらくおはなしができます。
5年前の通信手段からは格段進歩。便利な世の中になりましたなあ。

今回、私と相方はパソコンを持参しなかったので日記のアップもなかなか進みませんでしたが、次回はパソコンも必ず。

コメント (0) | 

12/11 フェリア・デ・マタデロへ

2011-12-18 02:10:54 | シリーズ「ブエノスアイレス観察手帖」
いわつなおこさんの、「お肉好き」は、やはりそうとうにパワフルです。
今回のツアー当初から「トサツ場に行きたい!」と希望されていまして、
あんまりそう言うもんだから、
「別にそこに行ってトサツが見られるわけじゃないのよ」とか
「ウシがそんなに見たいの?」とか
「まあ、新鮮な牛肉がしこたま食えるでしょうから、ね。」とか、
あげくのはて
「ウシを殺したいの?」などと揶揄されたりしましたが、
このフェリア・デ・マタデロは、もちろんトサツ場は区域の中には存在するのでしょうが、
目的はそこではなく、日曜日に立つ、民芸品の屋台や、地域の人たちがタンゴやチャカレラのダンスを披露したり演奏したりするイベント舞台があったりする、いわば観光地の「日曜まつり」みたいなのが開かれるところ。
ああ、よかった。

以前もバスで行ったことがあるからなんとか降車のバス亭がわかると思うからというリリさんのナビによりブエノスの町なかからバスで約1時間足らず。


ここでのフェスタではきっとお土産になるような民芸品が比較的安く買えるはずだから、と、
先日のフロリダで買い控えてたものをここでゲットしようと、私も屋台の端から端まで見て回って、あの人に、この人に、、と、次々に買いました。やっぱ、お手頃の値段で気の利いたものが買えまして、よかったです。


お昼は、これ。


横たわる犬。


さて、ここでの時間を過ごした後、またバスでサンテルモに戻り、先週に予約していた看板を受け取りに、ドレゴ広場へ。
この方が製作者。私が手にしているのは、帰国後にケイトミュージックの玄関ドアに掲げる予定です。

こちらも人が多い。
しばらく一人でぶらぶらしていると、暇をもてあましたおばさまから英語で話しかけられました。
「何処から来たの?ハポネス(日本)?・・あたしね、若いころ船に乗ってたのよ、日本には行かなかったけど、シンガポールには行ったものよ、それにしても今日はあたしここに朝9時からずっといるんだけど、待っても待ってもタンゴのデモンストレーションが始まらないのよ、どうしてかしらね、あなた、時間あるんだったら、少しおはなししません?」みたいなことをおっしゃっていて、しばらくお話ししましたが、時間もないし、早々に失礼いたしました。
「ケイトさん、よご老人から、なにがしか、よく話しかけられたりするよねー」と、メンバーから。なんか、そういうオーラでもあるのでしょうかねー。あたしにはわかりません。

コメント (0) | 

12/10 カンパナで

2011-12-18 01:33:53 | ここ最近のアタクシ。
ホセさんのバンで、15:30ブエノスの街中から郊外へ約2時間。
今日はカンパナという市での野外ライブに出かける。
昨日の「戒厳令もどきの警戒態勢」は、本日大統領の就任式がブエノスの中心部で開催されるためだった。
だから、今日の道路の混雑状況を考えて、少々迂回しての2時間、なのだそうだ。

パンパが続く。

会場になるのは、カンパナの市庁舎の前の広場。

ミホさんは「(演奏するスペースが)ちっちゃくてびっくりするかもよ」と言われたが、
たとえどんな場所でも、どんとこい、ですよ。
演奏させていただけることこそが喜びなのですから。

で、現場に行ってみて、ほんとに驚いた。
・・・いや、演奏スペースは十分あり、驚いたのはそのことにではない。
なにやら、今日は市長さんの就任式のセレモニーがその市庁舎で19:00から行われるとかで、
われわれはその就任式が終了した後の、「広場に市長が登場します」のタイミングに合わせての
演奏、いわゆるお祝いライブなのだということに、その時気付いたのでした。
ええー、そうなの?

リハをする。


就任式終了を待つ。

市庁舎の中からは、ときおり大勢の拍手や合唱が聞こえてくる。
かくも大勢の、近隣のふつうの市民が、セレモニーに集まるなんて、お国柄ですかね。
そうしているうち、野外に組まれた我々のステージの周りにも、セレモニーには参加しなかった人々がそぞろ、取り囲み始めた。


市長の登場を待つこと、約2時間。
たぶん、セレモニー自体が終わってもその場で支持者の人たちと硬い握手をしたり、
あの顔この顔と会えば一言二言挨拶をし、ハグし、それからだんだん市庁舎玄関にお出ましになるのだろうから、時間かかってるんでしょうね。
刻々と暮れなずむ、田舎町の夏の夕暮れ。


ようやく市長登場。
市長は体格のいい女性。

タイミング合わせて「パジャドーラ」の演奏でお出迎え。
その後、「心の底から」を演奏し始めると、周りから推されて市長みずからダンスを。
大歓声と拍手が起こる。
そして、ケンジリリアナもでこぼこの地面の広場で踊る。
市長さんから記念のお皿を授与していただきました。


そして、帰りは迂回することもなく1時間あまりで戻ってきました。
車内では終始、ホセさんとチノさんの仲良しハイテンションなトークが続きました。

ホセさんと。
コメント (0) | 

12/9 歩いて歩いて…

2011-12-17 23:53:58 | シリーズ「ブエノスアイレス観察手帖」
そろそろほんとにお土産を買わないと、と、今日は再びフロリダ通りへ。
例によって暑い。
ケンジさんリリアナさんとファンダンゴスと相方の6人で、今回はバスで。
連休中のこと、両側に立ち並ぶショップの間の通りには、延々と、地面に布を敷いただけの、フリマのような出店が、安値の色とりどりアクセサリーから綿素材の手作り風ブラウス、たわいのないおもちゃ、アンデス風の民族雑貨、芸人のケーナの演奏、などなど、並びに並ぶ。
こういう露天で値切りながら買い物するのも楽しいだろうが、何せ、端から端までいちいちそれをやる時間のゆとりなどなく、店構えのある店に入ってはお土産になりそうなTシャツ、革製品、などを見て回る。とにかく、人、人、人。途中でこの一行は自由行動で帰りもそれぞれ別々に、と解散した。

夜の予定は宿を19:00出発だから、遅くとも17:30くらいにはショッピングやめて帰れるようにしようねと相方と二人で買い物をし、地下鉄駅へ向かう途中立ち寄った洋服屋さんに、これぞ、ファンダンゴスの衣装!という感じの真紅のロングドレスがディスプレイされていて、すぐに試着したら、わあーお、いいぢゃない!ちょっと胸元のカットが私の貧相な胸にはつらいが、自分で針仕事すれば良いし、何よりも全体のシルエットが超お気に入り!
またこれが安く、日本円で9000円ほど。日本国内ではまずこんなロングのデザインが無いし、あったとしてもウン万円しそうです。
迷わずゲット。
このドレスの画像は、アップしません(微笑) 
来年のタンゴの節句ツアーでお披露目をお楽しみに。

それで、さあいよいよ地下鉄駅LAVALLEへと歩き、改札のところにたどり着いたら、こちらに向かって何やらガードマン風の人や駅員さんらしき人が「No line(ノー・ラインズ)」と云う。
「アクシデント?」
「si(そうだ)」
うわちゃ、結構歩いてきたのに、ダメか、じゃあタクシー捕まえよう、でも一方通行だからあちらの大通りまで出て捕まえよう、…お土産物で少し重たくなった鞄をかかえて、また、歩く歩く。
どうにかタクシーに乗り込み、サンテルモコロニアルへ帰り着いたらすでに18:30。
一眠りしたかったのに、シャワーも浴びたかったのに、あ、お化粧もしなきゃ、でバタバタとしているうちにお迎えが。
ベトさん運転の車でベトさんのお友達パトリシアさんのいるパリージャのお店で、肉料理を食べに行くのだ。
夕闇せまる郊外のバガジートという地区にある小さなレストラン、「ロハス」。

食べたことのないモルシージヤ(血を固めたもの)や、ソースのチミチョリやサルサクリオージヨ、などを初体験。肉料理も、どれもが柔らかくて焼き加減が絶妙で、美味しさこの上ないですわ。
満腹で苦しいくらいの幸せな夕食。


その後一度宿に戻り、さらに24:00集合にて、ラ・ビルータというミロンガへ、セステート・ミロンゲーロの演奏を見に。

このミロンガはものすごい数のお客で賑わう。
26:00から演奏開始と聞いて、座る席も無く、一行は適当にステージの近くの段差のあたりに座り込み、待つ。
演奏開始はさらに遅れて、結局26:30を回る。
私たちは結局ステージの最前列で座って見ることに成功していた。

ようやく登場した7人組、ガン、と音を出す。勢いが凄い。ピアノ、ヴァイオリンが二人、バンドネオンが二人、ベース、それに歌手が一人。
紅一点のヴァイオリニスト、ほかもみな若手のイキのいいプレーヤー達。
ベーシストはもちろんタンゴの基本をぐいぐいやるが、相当に縦横無尽に音を操る。
ヴァイオリン二人もそれぞれの動きで身体を使って音を出す。
フロントのバンドネオン二人は、終始ニコニコしながら和音を刻みフレーズを歌う。
ピアノは…やはり「あの」ピアノの音だ、つまり、ズワンでガシンでチラリンの、あのタンゴサウンド。ああ、指がしっかりとよく動くなあ。
っくぅう!
そして、このバンドの雰囲気を決定しているのが歌手。


いい声。ピアニシモからフォルテシモまでを、わずか数秒のフレーズの中で魔法のように歌いわける。うまいなあ。

ふと振り返ると、はるか向こうまでのフロアに、ワッサワッサと踊るカップルの波。
聴かせる演奏のみならず、キッチリ「踊らせる」演奏をしている彼ら、その名の通り、ミロンゲーロなんだな。
尊敬しました。
かくありたい。

凄いライブを見たね、と、ホクホクしながらラ・ビルータから出て2台のタクシーに分乗。私はケンジさんと二人で乗る。
さて、長い一日、よく歩きよく食べよく見、相当充実してあとは宿に帰りぐっすり眠ろう。
そうタクシーの中で思っていると、街の通りを走れども走れども、あの道はここから封鎖、その道路もこれ以上は封鎖、じゃあこちらでどうだ、と迂回するもまたまた通せんぼ。なんなのよ、これ。
タクシーの運転手さんも、もうお手上げ、とばかりに私とケンジさんを国会議事堂のあたりで降ろす。
ここから歩いて帰るしかないね。それにしても一体、何が起きているんだろう、テレビでしか見たことのないまるで戒厳令の夜。歩いて帰る道も、大通りの封鎖作業をする人達の姿をみかけた。
夜中、というより、もう明け方。
さすがに寒くなってきた。
ケンジさんがフリースのベストを貸してくれた。早歩きでとにかく宿へ、歩く歩く。
その間、ファンダンゴスが今後またブエノスに来るには、など、あれこれお話をした。

やっと見覚えの、あるカルロスカルボの街並みが見えてきたときの安心感、尋常ではありません。
ケンジさん、ありがとうございました。
夜明けに帰る人々を、小鳥のさえずりが迎える、あの名曲「夜明け」を、はからずも実体験してしまいました。
宿の表玄関では、あまりのかえの遅い私たちを心配してリリさんが待っていてくれた。
リリさん、ありがとう。
なんでも、三人が乗ったもう一台のほうのタクシーは、封鎖を避けつつ、非常にスムーズに宿に着いていたのだとか。
こんなおまけの顛末まで付いて、ドロドロに疲れた私、メイクも落とさず歯磨きもせずベッドへ沈み込みました。








コメント (0) | 

12/8 ライブざんまい

2011-12-17 23:37:15 | ここ最近のアタクシ。
ビセンテナリオには、18:00過ぎに到着。


ここは、カルチャーの発信どころとでもいうか、建物の中にいくつかの小さなホールがあって、私たちの今夜の会場はそのうちの一つ、せいぜい60〜70人が着席できるようなこぢんまりした部屋だが、ちゃんとステージがあり、小さな控え室もある。
着いて早速サウンドチェック。ケンジリリアナが踊るスペースもあたりをつけていく。
いざ開場、という時間になるが、客席にはちらほらとしかお客の姿が見えない。
…誰かロビーにでも出て客寄せのチンドンでもやらなきゃいけないかも…とか言ってる間に、もう本番の時刻に。
しかし、演奏開始から少し経つとだんだんとお客が集まってきて、いい具合に埋まってきた。ただし、客席が結構暗いのでステージ上からはどれほど席が埋まったのかあまりわからなかった。
演奏プログラムは進み、ケンジリリアナのダンスも狭いスペースを見事に使ってお客を楽しませる。ブエノスに来てずいぶん板についてきた谷本さんの「私たちはトリオ・ロス・ファンダンゴス、日本からやってきました!」のご挨拶。細かいところはみほさんに同時通訳していただきながら、ライブは進む。
サンテルモコロニアルの女将イネスが、弟さんのパトリシオと一緒に見に来てくれた。
それに、12/13に最終の卒業試験を控えているというのに、シンティアとブルーノがわざわざ会いに来てくれた。彼らは、2010年のタンゴの節句ツアーにゲスト出演してくれた、愛すべきダンスカップル。


嬉しく懐かしい再会。

CDは無いのか?と問うお客も。
すみません、残念ながらもう、ブエノスに持ってきた分は全部終わりました…。
そんなこんなで、結果満員御礼のライブ会場をあとに、次の会場へ。


今日は地元のミロンガのオーガナイザーミゲール氏の誕生日ミロンガパーティだそうで、ケンジリリアナとファンダンゴスがその中でちらっと演奏させていただくという。

会場は、とでも古めかしい、格調高い立派な建物。

リリさんの話によると、内装はイギリス調だとか。

ここのグランドピアノ。


サロンカニングのアップライトピアノもそうだが、このピアノも高音域はチラリン、としたキュートでキッチュな音色、中音域はブロック奏に向いたがっしりした音色、低音域は、決してゴリゴリとはしないがズワンとした響きを持っている。タンゴピアニスト達が弾きならしていくと、どのピアノもこんな味わいになっていくのかもしれない、と、この時思った。

ここでも、ミロンガ向きの演奏を意識して進める。
ケンジリリアナとは、フェリシアを。

ライブ終わり、控え室で、「あ、ハッピーバースデーを弾けばよかったのに!」と。
芸心をうかつにも発揮しなかったことを後悔しました。
すみません、我々としたことが!

移動の際はデジタルピアノをいつも助手席に立てかけるようにして乗せる。
この時もそうやってタクシーに乗り込んだら、運転手さんがすかさず「君たちはミュージシャンか?」と聞いてきた。
ケンジさんが「そうです、日本人から来てます」と答えるやいなや、「昨日、ラジオ聴いたよ、出てただろ?なかなかよかった、いやあ、あーれはホント、よかったよ。」(しっかり訳せてはないと思いますが、だいたいこんなニュアンスだと思います)
「あなた、ピアノ?『40年代のミロンガ』(昨日2×4でかけていただいた曲)なんて、弾くの難しいんじゃないかと思うのに、凄いねえ。」
ええ??
我々はビックリ。
日本国内にいても、過去にも何回もラジオに出たことがあっても、こんな体験は初めてです。
うわあ、聴いてて下さったんですね、ありがとう!
まさかブエノスでこういう嬉しいハプニングがあるなんて。
タクシー下車して、別便で先に着いてたみほさんにすぐに報告。
「よかったね、それで少しタクシー代安くなったの?」と冗談混じりに言う。
さすがみほさん。しっかりしてますな。こうでなきゃ、この暴れ馬のようなファンダンゴスのツアーの制作なんてできません。
「いや、逆に、嬉しかったんで、チップを余計めに渡しちゃったよ」とケンジさんが細い目をさらに細くして笑う。
ブエノスでは、ラジオ文化が結構まだまだ根強いようで、番組聴いてタンゴの情報を得ている人も多いようですね。

さて、早々に楽器を片付けてここを後にして、お次はイデアルへ。


今回ブエノスに着いて12/1の第一発目のミロンガ演奏だったはずのこの会場。あれが野暮な理由で流れた分が、今日この時にようやく実現したのです。


5年前にブエノスに来て初めてミロンガで演奏したのがここ。右も左も言葉も習慣もなにかもわからないそんな中、ただただがむしゃらに、しかし持てる力を合わせて夢中で演奏した、あの思い出深いミロンガ。
またここへ帰って来られた。
曲も、1曲目はあの時と同じガジョシエゴ。
でも、確実にあの時とは違う。
それは2曲目でさらに確信に変わった。
1曲目が終わったあと踊り始めるミロンゲーロたちの雰囲気が、とでも柔らかく自然で、しかもフロアに繰り出すカップルの数の多いこと。

ある意味、見えてた。
でも、やはり「?」と「!」との、こういう確信の積み重ねが、私たちをまっすぐに、さらなる次のステップへと連れていってくれる。決して予定調和ではない。新しい始まりを柔軟な心で、わくわくしながら迎える。うれしくありがたいことだ。

それにしても、ステージ上、後ろからの風通しの良いことと言ったら!
座って演奏している私の、前髪も衣装の袖も裾も、ひっきりなしに吹かれっぱなし。
ああ、楽譜を頼りにしないばんでいてよかったぁ!こんな時きっと、譜面などあっと言う間にさらわれていきますですよ。


さて、本日の怒涛の3連チャンライブもめでたく終了し、乾杯。


その後、フロアも人がまばらになり始めたところに、ジミーさんがダンスを誘って下さる。
ええ〜ー、あたし、この数年、一度も踊ってないので、ダメですぅ、と1、2回のらりくらりとお断りをしたのですが、さすがにもう断りきれなくなって、フロアへ。

ダンスシューズも今回ブエノスには持参しなかったんですよ。だから、ヨレヨレの町歩きサンダルで。
ステップを思いだそうとしていると、ジミーさんは「胸の位置を感じているだけにしてそれに任せるようにしなさい」とのアドバイスを。
リードが良いので、あまりブザマにならずに踊れたのかもしれません。

ありがとうジミーさん。




コメント (0) |