読書日記

いろいろな本のレビュー

薬に頼らず血圧を下げる方法 加藤雅俊 アチーブメント出版

2017-05-14 08:52:27 | Weblog
 いわゆる「ハウツーもの」は買って読むことはないが、今回は買って読んだ。というのも私自身が8年前から高血圧の薬を服用して、血圧を下げることをやっているからだが、最近は毎日服用することはしていなかった。というのも、薬をもらうために長時間待って診察を受けることが面倒くさいのと、高血圧の基準の140/90が是非とも守られなければならない基準なのかどうか、また薬で下げることによる副作用はないのかどうかなど疑問が湧いてきたからだ。そんなとき本屋で見かけたのが本書である。
 一読して非常に有益なことが書かれていて参考になった。著者(薬剤師)によると、血圧が上がるのは加齢による自然現象で、血圧に振り回されてはいけない。「年齢+90」の範囲内におさまった血圧なら、気にする必要は一切ないということだった。安心した。また、日本で一番消費されている薬は「降圧剤」で、平成26年の厚労省の「医薬品効中分類別生産金額」では、血圧降下剤と血管拡張剤を合計すると、全体の11,4%を占め、金額にすると、7525億8700万円だとのこと。高血圧の基準値が引き下げられると一気に患者数が増え、製薬会社は潤う仕組みだ。当然家庭用血圧計を販売している会社も儲かるだろう。これって健康リスクの便乗商法ではないかという疑念も湧いてくる。
 著者曰く、高血圧のような生活習慣病は薬では治らない。降圧剤は「一生のお付き合い」という言葉を信用してはならない。「本態性高血圧」という病名はとりあえずつけた病名であって、「特別な原因が不明の高血圧症」という意味だ。これに対して腎臓に問題があるなど他の病気が原因で血圧が上がる場合は「二次性高血圧」と呼ばれる。わが国では「本態性高血圧」が90%を占めていて、「血圧がなぜ高くなったか」よりも数値だけが問題となっている。即ち数値を下げる目的だけのために副作用を得ることになってしまうということだと。また「減塩」で高血圧は治らないとう第四章の記事も必見。
 それでは高血圧はどう直すか。運動不足にならないようにするというのは夙に指摘されてきたが、私もそれを実践して、まめに水泳教室に通っている。実際水泳後の血圧は確実にさがる。ところが朝の血圧が高いのをどうするかが懸案事項だった。そこで本書でお勧めの「降圧ツボ」を写真説明に従ってやってみると確かに効き目があった。嘘みたいな話だが、数回やった結果だから間違いない。「降圧ストレッチ」も紹介されているので、おいおい試したい。これで¥1296(税込)は薬代に比べて安い。加藤先生ありがとう。
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