みちのく囲碁日記(時々絵手紙)

在住している地方の囲碁に関する出来事や、気になっている点などを気ままにつづっていきます。(絵手紙は全てY子さんの作品)

コミと勝率の関係(その2)

2017-05-12 09:59:24 | 囲碁統計

 暫らく計算機へのデータ入力をサボって、”囲碁統計”に関するネタがすっかり枯渇していましたが、再び入力作業に精を出して見たいと思っております。
 さて、コミが6目半になって十数年経ちますが、コミ5目半時代に比べて先番の勝率がどの程度違うものなのか、小生レベルの棋力では殆ど関係ないのですが興味はあります。例によって日本棋院発行の囲碁年鑑に掲載されている七大タイトルの挑戦手合い及び挑戦者決定リーグ戦、トーナメント戦について調べて見ました。
(1)コミ5目半における先番の勝率
  2001年~2003年間囲碁年鑑に掲載された七大タイトル関連の棋譜724局において
  先番の勝率は約55.7%(現在データ数が少ないので、今後追加していく予定)
(2)コミ6目半における先番の勝率
  2004年から2016年間囲碁年鑑に掲載された七大タイトル関連の棋譜3028局において
  先番の勝率は約50.9%

 従ってコミ1目の差は勝率でおよそ5%の差があるようです。但し、あくまでも七大タイトルの挑戦者決定リーグ、トーナメント最終予選及び挑戦手合いに登場した棋士集団におけるもので、この差は2014/1/5付けの記事で述べているように集計する集団の棋力によって異なって来ると思われます。つまり棋力の高い集団ほど勝率の差が大きくなると推測されます。

 さらに勝手な推測を膨らませると、コミなし(つまり定先)での先番の勝率は78~79%になるのではないかと(勝率が正規分布すると仮定)。逆に言うと、抜きん出た第一人者が8割近い勝率を誇っている場合は、平均的なトッププロに対して”向定先”の手合い割りになるのではと。昔ならいざ知らず、”オール互先”の現在においては全く無意味なことを述べてしまいました。

 参考図 コミと先番の勝率の関係(注1)

 (注1)2001年~2016年の日本棋院から発行された囲碁年鑑に掲載された、七大タイトル戦の挑戦手合い及び挑戦者決定リーグ、トーナメント戦の棋譜による

 

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