ヤンディーズ

現在闘病中で「病んでいる」ボーカル&ギタリスト、「太郎」の独り言

人間椅子 異次元からの咆哮

2017年11月12日 | 音楽
やっとこのさ・・・帰京しました。
風邪や台風2連続は堪えました。
勿論、運転も堪えました。
20℃近い寒暖差&築250年の隙間風も堪え。

と、タイミング逃して記事に出来なかったネタを
UPしたいと思います。
というのも、この人間椅子の新作「異次元からの彷徨」
帰省するタイミングで送って頂まして、パッケージ持たず
中身だけ持って出発したのですね。
ので校正上、帰京してからにしようと。(ありがとうございましたm(__)m)

私、人間椅子のアルバムは「人間失格」だけなんですよね。
ギターがギブソンSGからマーシャルアンプに直!という
当時の時代に反するようなサウンド。入ってもワウ位で。
当時TBS土曜深夜で人気を博した「イカすバンド天国」(イカ天)が
「バンドブーム」という社会現象になってしまい、ガチで音楽をやっている人達からしたら
良いんだか悪いんだか、変なバンドが沢山出てきましたが
そのキワモノ路線ドンピシャな人間椅子はその中でも強烈な存在でした。
TVに登場したあの時の衝撃は今も忘れられません。
が、見た目とは全く反した抜群の演奏力と江戸川乱歩をはじめ
日本文学を主題とした独創的な世界観が今でも生き残るコアなファンを
残していると思います。最初、人気だけでくっついてきた人も居ると思いますが
最初からポテンシャルが高かったですもんね。
バンドメイトがチケット買ってイカ天のライブイベント行きましたが
「やっぱアイツら(?)演奏上手いよ」と言っていました。
(彼の好みでは無かった様ですが)
流れてしまいましたが、ブラックサバスのトニーアイオミが
プロデュースする方向でも進んでいましたしね。
5年前位に初期レインボートリビュートバンドやっていた頃、
長尺の「スターギャザー」をやる事になりましたが、リーダーに
「人間椅子のスターギャザーを参考にしてさぁ、あっ!もう観た!?」
と私も偶然YOUTUBEで見つけ参考にしていました。
キングクリムゾンもやっていますもんね。

と、私は人間椅子にブランクがありますが、今回の作品聴いて
この人達、実験的な事も多々やってきただろうけど
基本が全然ブレないというか、何とも素晴らしいアルバムでした。


人間椅子「虚無の声」MV(10/4発売 AL『異次元からの咆哮』より)


テンションコードを使ったプログレの要素、
70年代ブラックサバス的ヘビーメタルの要素、
そして独創的な世界観、表現力等、トリオ編成でも
重厚なサウンドです。
勿論サウンドプロダクションはSG+マーシャル直的な音とは違い
ハイファイなサウンドでダウンチューニングとレギュラーチューニング
分かれておりますが、スタンダートな歪みとガレージ的な粗い歪み、
高い演奏能力に、この歌詞、
ヘビーで変態チックなサウンドとは反した、上手くはなったけど
ギター、和嶋氏のふつーの歌が面白い。
ベースの鈴木氏は特にダンチューニングの曲で同時のこぶしと
ガッチリ、ボーカリストという30年前とは違うスキルアップ
この二人のボーカルの振り分けも面白いしエッセンスになりますね。
そしてお経のようなコーラス等。
ドラマーは過去、何人か変わったのかな?
にしても巧いし、タイトですね。

そういえば、数年前幕張メッセでオリジナルブラックサバスが
オズフェストで登場するというので、オリジナルサバスだけの為に
高価なチケット代捻出する予定でした。
が、他のバンドが日本の若い人気バンドばかり・・・・
その中でラインナップされていた人間椅子だけは楽しみだったのですが
ビルワードが問題ですかね?オリジナルサバスが出れなくなり
オジーオズボーン&フレンズに代わってしまい、すっかり興味を無くし
結局、人間椅子を観る機会を失いました。

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4 コメント

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実は… (ぶりぶりざえもん)
2017-11-15 02:56:08
まだ、届いていません(涙)
本来なら、ミーハーな事書き綴りたいのですが
本作を聴いてない限り、感想書けなかったので
自粛してました。
そして、今週は夜勤でしたので電話に
出ること出来なくてすいませんでした。
整ったら、改めてコメントしますね。
ぶりぶりざえもんさん (太郎)
2017-11-15 19:58:34
今回は有難う御座いました。
そうなんですか、これは驚きでした。
後、あちらも有難う御座いました。無事届いておりまする。
所用?もあるので?
今度また連絡しますね。
やっと、アルバム9作揃えました (ぶりぶりざえもん)
2017-12-16 05:17:02
結局、amazon限定をキャンセルして
通常盤を注文し直して、1ヶ月後に届きました。
ぶっちゃけ、元々演奏上手いと定評ある
彼らでしたので驚きませんでしたが、
結成30周年目に全盛期ってのも敬服します。
まさに信念、継続は力なりを身をもって教えてくれた
バンドです。

最近、スラッシュ/パワーメタルに対し
以前より冷めてしまった自分に
(metallicaの新作の失望感と2017年のスラッシュ不況に嫌気)
「だったら俺たちをチェックしてくれ!!」と
言わんばかりに目に止まったのが
筋少と人間椅子です。
「踊る一寸法師」がかなり悩みましたが(金銭的に)
清水の舞台から飛び降りました(苦笑)
人間椅子、奥が深いですね(良い意味で)
ぶりぶりざえもんさん (太郎)
2017-12-17 19:14:59
人間椅子を観た時の衝撃と笑いもかなりのモノでしたが
まさか、ロック界の重鎮に近い存在になり
プロミュージシャン達からリスペクトされるような存在になるとは、
あの事、思いもしませんでしたね。
コチラ系のジャンルで人間椅子を嫌い、という人にあまり出会った事ないです。

個人的には2017年前半、スラッシュ好景気に感じましたね。
ベテラン勢達も。大御所にはぶりぶりざえもんさんは腹に一物有るでしょうが
テスタメント、クリーター、オーバーキルと来日して盛り上がりましたしね。
(オーバーキル観れなかったのが残念。クリマンめ・・)
と、特にオヤジスラッシャーのここまでの攻勢って、
この年齢で攻撃性と体力を維持して素晴らしい作品を作る事、
ライブをやる事、自分が年齢を重ね体力に愕然としている今
このモチゲーションが凄いと思います。
それは、今回の人間椅子も然りですね。

と、ホント、毎度ありがとうございますm(__)m

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