そうだ、只見に行こう!

ブログ丸ごと引っ越ししました。

流木など焼き 列車4本に遅れ(平成25年5月26日(日))

2013-05-27 | 只見線

5月27日付け福島民報より引用
「JR只見線河川敷
 二十六日午後四時十五分ごろ、会津若松市門田町飯寺字上川原のJR只見線鉄橋付近の河川敷から火を出し、流木数本と線路の枕木一本を焼いた。
 JR東日本福島支店によると上下合わせて四本の列車が約三十~四十五分遅れ、乗客九十人に影響が出た。」

鉄橋は、大川橋梁です。


只見線復旧に85億円(朝日新聞)

2013-05-23 | 只見線

朝日新聞デジタルより引用
「●JR東 工期4年 試算のみ

 JR東日本は22日、2011年7月の豪雨災害で不通になっている只見線の会津川口―只見駅間について、復旧にかかる工事費を約85億円、工期を4年と 見積もり、公表した。JR側は自社単独による復旧の見通しを示さなかった。この試算をもとに、県と沿線自治体による財政支援策の検討が今後、本格化する。

 只見線は会津川口(金山町)―只見(只見町)の27・6キロ区間で3カ所の鉄橋が落ち、全線復旧の見通しが立っていない。JRは橋梁(きょう・りょう)関係の工事に約70億円、斜面崩壊や信号設備の復旧に約15億円かかるとした。

 特に滝ダム(金山町)の上流域にある只見町の第8只見川橋梁は川に沿って鉄路が走るため、改修区間が830メートルに及ぶ。河川管理者の県から提示された水位に基づき検討し、工事費全体の半分を占める約45億円と見積もった。この区間だけで工期が4年かかる。

 また、JR側は、会津川口―只見駅間の利用者が震災前は1日49人と少なく、500万円(09年度)の収入に対し、3億3500万円のコストがかかると いう。只見線は67ある同社の在来線で、1日1キロ当たりの平均乗客数は66番目。再開通には利用状況の改善が必要との認識が示された。最下位の岩泉線 (岩手県)は廃線が通告されている。

 JRは黒字会社のため、現状では国の補助は期待できない。JR東日本総合企画本部の高橋真経営企画部長は復旧について「今後、地元と話し合いながら決めていく。今日の段階で単独で負担することを否定するものでもないし、肯定するものでもない」と話した。

 豪雨災害は震災や原発事故から4カ月後に起きた。地元では只見線の全線復旧を求めて署名活動が起きている。紅葉など自然景観の美しい鉄道として知られ、SLも走る。全国にファンがいる路線の一つだ。

●沿線自治体 肩すかしに困惑

 JR側は復旧への具体的な道筋を示さず、早期の再開通を願う県や自治体は肩すかしを食わされた形だ。

 佐藤雄平知事は22日の定例会見で、「地元自治体と一体となっての(復興)推進態勢を強化し、活用を図りながらJR、国と本格的な協議を進めていきたい」と述べた。県はこれまでも早期の全面復旧を求めてきたが、この日、期待した回答はなかった。

 只見町の目黒吉久町長は「生活路線だけでなく、観光を始め、この地域の振興には欠かせない路線だ。沿線自治体はみな同じ気持ちでいる」と話す。85億円 という復旧費については「知事をはじめ、財政支援の意向をもらっているので、県と関係市町村が一体となって、具体的な戦略と交渉を進めたい」と述べた。

 ただ、JRのあいまいな方針に、ある町の担当者は「今日の会議だけでは何も言える状況ではない」と困惑した様子。市の担当者も「JRの対応を注視していきたい」と言葉少なに語った。」

(平成25年5月23日)


只見線復旧費85億円(読売新聞)

2013-05-23 | 只見線

読売ONLINEより引用
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/fukushima/news/20130522-OYT8T01368.htm

2011年7月の豪雨災害で被災したJR只見線の会津川口(金山町)―只見駅(只見町)間が不通になっている問題で、JR東日本は22日、会津若松 市内で県や沿線市町村と会合を開き、復旧費用を約85億円と見込んでいることを伝えた。着工から復旧まで4年以上かかるとの見通しも示し、鉄道での復旧が 厳しい状況であることを説明した。

 復旧費用の内訳は、豪雨で流出した3本の鉄橋などの復旧に約70億円、崩壊した斜面整備やレール、信号通信設備などに約15億円。

 JR側は、只見線の利用状況と収支について説明。只見線全線の1日平均利用人員は、民営化後約20年間で約2分の1に減少した。被災前の2009 年度の会津川口―只見駅間の運賃収入は500万円にとどまった。経費などで3億円以上の赤字となり、地元に支払う固定資産税ですべて消えていることも明ら かにした。

 同社の高橋真取締役経営企画部長は鉄道での復旧の可否について、「総合的に検討を進めていきたい」と述べるにとどまり、復旧の費用負担について県や地元自治体と協議をする考えを明らかにした。

 佐藤知事は22日の定例記者会見で、「只見線は沿線住民の生活の足であり、新潟県などと結ぶきわめて重要な路線。本県の振興には復旧が不可欠だと認識しており、財政面も含めて様々な支援を検討し、地元自治他と一体となってJR東日本や国と協議していきたい」と述べた。

(2013年5月23日  読売新聞)