TacoToma

タコとトマトが好き。
つまり食べることが好きってことです。
プラス、最近は韓国ドラマ関連も書いています。

「善徳女王」を終えた、作家インタビュー記事

2009-12-26 17:10:12 | 엄태웅
全62話。それも途中で12話追加になった「善徳女王」を終えた制作者に対するインタビュー記事です。
またまた長いです。
でも、いい話が多いので、是非読んで欲しい。

とくに、キャラクターを濃く描くとストーリーが疎かになり、ストーリーを優先するとキャラクターが十分に描けないというジレンマのあたりが、私にはナルホドでした。

俳優から見ても、キャラクターを描いてくれた方が演じがいがあると思うのですが、「視聴率はストーリーから出る」のだそうで、その辺のジレンマが大変ですね。

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“ミシルとトクマン、誰が勝ったのか問い詰めることにはならない”
MBC <선덕여왕> キム・ヨンヒョン、パク・サンヨン作家インタビュー
文.チェ・チウン

去る22日放映終了したMBC <선덕여왕>の最後は2009年の最後を知らせる合図とも同じだった。 最近1、2年間に登場した大河史劇の大部分が期待どおりの成果を得ることができなかったが <선덕여왕>は序盤から高い視聴率を記録して大衆的な成功を収めたし、ミシル(コ・ヒョンジョン)とピダム(キム・ナムギル)等独特のキャラクターの魅力と政治に対する新しいアプローチで良い評価を得た。 これはMBC <대장금>を執筆したキム・ヨンヒョン作家の基本技術とノウハウ、映画 <공동경비구역 JSA>の原作を書いたパク・サンヨン作家の才能溢れる感受性がシナジー効果を起こして作り出した結果でもある。 2007年 MBC <히트>を共同作業した以後、作家専門会社‘ケイピエンショ(KP&SHOW)’を設立してKBS <최강칠우>に引き続き <선덕여왕>まで粘り強いチームワークを見せているキム・ヨンヒョン、パク・サンヨン作家に汝矣島(ヨイド)作業室で会った。


<선덕여왕> 最終回はどのように見たか。 キム・ヨンヒョン:鐘方椽に行って作業室に帰ってきて一緒に見た。おもしろかったが18分がオーバーになって10シーン異常なかった。わざわざ短く、48シーンしか書かなかったのに台本上の分量と撮影分量は違いが生じてしまうようだ。
パク・サンヨン:アクションシーンもちょっとディテールに使って時間を合わせようと努力したが私たちが長さを間違って合わせたのもあって、重要なシーンがちょっと多く編集された。キム・ユシン(オム・テウン)がウォルソンに踏み込む時、兵士たちを促すシーンは <三国史記> キム・ユシン前編に出てくる内容を持ってきたが現代作家でも書くのが難しい程素敵なお話が多くて精魂を込めて書いたが消えたし、13年が流れた後ファンサンボル戦闘終わってキム・ユシンとソ・ジョンバンがぶつかるシーンが抜けたのが惜しい。 トンマン(イ・ヨウォン)がピダム(キム・ナムギル)をさがすことができなかったという便りに、ここに皇帝の旗をたてればピダムは必ずこっちにくると話すシーンもなくなって、後でアルチョン(イ・スンヒョ)が“陛下のお言葉のとおりピダムがきます”と話す場面が少しチグハグだった。 トクマンが死ぬ前にチュンチュやアルチョンなどに政治的な教示を下す場面も入ったとしたらさらにおもしろくて、完結性ある最後の会になったはずなのに私たちの誤りだ。 (笑い)

“ピダムは実存人物二人を合わせて誕生したキャラクター”

企画と準備まで合わせ2年がかかったし7ヶ月間作品が放送される長丁場であったが、去る7ヶ月の日課はどうだったか。
キム・ヨンヒョン:月火水は会議、木金は執筆、全部書いたらリーディングを一度して修正して序盤には日曜日一日は休んだが後になるほど1週間に7日をずっと仕事をした。夕方7時に集まって次の日朝7時まで会議して解散したが再充電なしでずっと行くから後半には本当に大変だった。
パク・サンヨン:詰めの1ヶ月の間は作家チーム4人が皆作業室で食べて寝てした。私は長編作業をしたことがなくて分からなかったがキム作家が“<히트> の時とは違う。 1週間に一日は休まなければ後で大変なことになる”と言われた理由があった。 体力配分をよくできなくてとても没頭してして後で体力がすっかりなくなって苦労した。


史劇にも多様なスタイルとコンセプトがあって、<선덕여왕>を企画する時しようとしていたのは何か。
キム・ヨンヒョン:事実私は正統史劇とフュージョン史劇の概念や差をよく分からない。以前にKBS <용의 눈물>も、とてもおもしろく見たが、このような作品でも <朝鮮王朝5百年> のような史劇と私たちの作品が何か違うということは分かるだろうが、あえて違うようにしようとする意図があったのではない。 <선덕여왕>を準備しながらKBS <태조 왕건>ももう一度見た。 私たちも王の話で政治の話なのに政治を扱おうとするならパワーが必要だからMBC史劇が持つ雰囲気とKBS史劇の重量感をちょっと混ぜてみたいという考えがあった。 そして何より、王を通じてできる色々な話を沢山扱いながら、おもしろいことをしたかった。

40%を行き来する視聴率を記録した。既存史劇の視聴層だった中壮年層男性以外の若い女性などまで視聴層を広げることができた理由は何か。
キム・ヨンヒョン:そうですね、MBC <대장금>はちょっと現代的に書こうとする考えがあったが今回は特別にそのように考えられなかったのに、見る方々からとても現代的な感じという話が多く入った。
パク・サンヨン:現代劇のトゥルギをたくさん使ったし、ピダムのようなキャラクターも現代的な感じを与えたようだ。

MBC <허준>のユ・ウイテや、MBC <이산>のヨンジュのように主人公を教えて育てる師匠なしで話が進行され、登場人物の年齢帯が低くなったのも違った。
パク・サンヨン:既存史劇に登場する‘師匠’と同じ劇的装置がとても有効で訴求力があるということは分かるが、ずっと反復されて見たら、それに沿う限界もあるようで今回は抜いて行った。
キム・ヨンヒョン:ところでミシル(コ・ヒョンジョン)というキャラクターがより大きくなったところはその影響もある。ミシルがトンマンの師匠であり敵対者であると同時に互いに成長していくパートナーの役割まで複合的に持ったので。
パク・サンヨン: <대장금>にあてはめるなら、ハンサングンとチョサングンを合わせたものだ。 (笑い)

ミシルも強烈だったがピダムは視聴者たちの虚を突いたキャラクターであった。ピダムという人物を発見してキャラクターを構築していった過程が気になる。
パク・サンヨン:ピダムは上代等まで上がったし大きい乱を起こした人物なのに何の記録もない。せめて亡伊、亡所伊とか満積のある家柄だったとの記録があるのにこのように背景が消えた人物は本当に特異なケースだ。 それでキム作家がチンジジェ(イム・ホ)とミシルの息子で作ろうというアイディアを出されたし、チンジジェががミシルによって幽閉された後、トファニョという女との間で産んだ‘ピヒョンラン’という人物と善徳女王を思慕してからだが火に焼けて死んだ‘チギ’という人物のイメージを合わせることにした。

キム・ヨンヒョン:ピヒョンランは死者の霊を働かせる知恵があったといい、<花郎世記>を見ればとても自由な感じの人物だ。 そしてチギは最高の純真な愛を見せるが、からだが燃えて死ぬということは若干悪魔的な感じまで与える。 ここに現代的な語り口をはじめとするディテールにしたキャラクターはパク作家がいろいろアイディアを出した。
パク・サンヨン:初めは若干孤独な武士のイメージがあったが、ミシルが視聴者のところに訴求される点を見て、意図しはしなかったが二重性を帯びたキャラクターが作られた。例えばミシルが笑った顔で人を殺して血の飛んだ顔で微笑を浮かべるなら、自由で溌刺とした魂のピヒョンランと最高の純真な愛に情熱を傾けたチギはものすごい裏面を持つがその二種類を合わせて現代的な感じを加味した。

“‘理’と‘大義’をドラマで見せるのは容易ではない”

それでピダムが登場する遥か前から‘秘密兵器’と強調したことなのか。(笑い)
パク・サンヨン:事実その後すべての記事ごとに‘秘密兵器’と強調されるのを見て話をもらしたことを後悔した。(笑い) だが当時キム・ナムギルが大衆的にとても有名な俳優ではなかったのにピダムはとても重要な役割であったし爆発的に視線を引き付けなければならなかった。この人が登場する瞬間すべてのポータル サイトの検索語で1位をとるという心があった。

‘青春史劇’という話を聞いたりもしたが事実トクマンが王になろうと思う序盤にはロマンスが強くなかったのにピダムをはじめとしてキム・ユシン、アルチョンなどトンマン周囲の青年たちが集まって共にミッションを遂行していく過程が見せるエネルギーが大きかったと思う。
キム・ヨンヒョン:見る方々がそのような感じがお好きなと思う。 KBS <최강칠우>も視聴率が高くはなかったが主人公が集まる過程と彼らが意気投合して問題を解決する時反応が熱かった。
パク・サンヨン:私たちはずっとそのような形だったみたいです。 MBC <히트>もチャスキョン(コ・ヒョンジョン)を中心にチームプレーを描いたものだったし。 だが今までは男たちが集まるチームだったが、次には男一人を置いて女たちが集まる構成もしてみたい。 それなら現場に行く楽しみもさらにできるし。 (笑い)

序盤には <플루타르크 英雄伝>を引用したりもしたし、トクマンは絶えずミシルとぶつかりながら、国をどのように治めるのかに対して悩む。 統治論を描き出すことに対する作家自らの悩みも多かったと思う。
キム・ヨンヒョン:私たちはかなり以前から分かりあった間だからお互いが持っている政治に対する基本的な考えらはある程度知っているが会議を通じてトンマンとミシルは各々どんな考えを持つ人物で描くのかに対する討論をとてもたくさんした。企画序盤にはトンマンとミシルは善悪に対する概念をどうやってもつかに対する討論だけ二三日を費やしたと思う。しっかりドラマで重く使わなくてもそのような概念を確立していてこそ後の話を解いていけるから。

パク・サンヨン:私たち各自には政治観があるがそれを強要したり正解を提示する代わりにそれを通じて人々がたくさん考えるのを見送った。ミシルとトンマンの尖鋭な意見陳述,‘6分討論’と呼ばれる場面などで誰が正しかったか誰が勝ったかを問い詰めることはできないと思う。

劇の後半に入り込んでトクマンが王位に上がって主導的に現実政治をすることになった後には‘大義’と‘理’がぶつかる地点をずっと言及するのだがそれを通じてしたかった話は何か。
キム・ヨンヒョン:‘利’と‘大義’を一致させなければそれは成り立たないということであった。大義ということをどこかにある蜃気楼や幻想のように感じてはいけなくて、利に基盤しない大義というのは消えるほかはないという話をしたかった。
パク・サンヨン:私は、やはり利を離れて完ぺきに純粋な大義があるとは信じないほうだ。例えば財閥2世はスポーツ界に入ってくる理由がないということだ。その人に自分の利に合わない闘争をしないと批判することは大変だ。利と大義は合わされた時エネルギーを得て行動力が出てくることだね。
キム・ヨンヒョン:トンマンの主要政策の中の一つが国民たちが土地を持つようにしなければならないということだったが、それは国民たちに利を持つようにしなければ彼らも国に忠誠をつくさないというのを分かるためだ。ところでそのような悩みらをドラマで見せるのが容易ではないと見ると分量がオーバーなれば編集1順位になった。(笑い)


“ミシル死後全体的な構図がねじれた”

<선덕여왕>は、既存王朝史を扱った史劇に比べて政治がどんなメカニズムの中で人々を動かすかをより具体的に描き出した作品だったと思う。 ところでミシルの死以後作品にレイムダック化現象(政権末期現象)が起きたという程序盤の長所が減って批判も多かった。 自ら考える惜しい部分は何か.


キム・ヨンヒョン:政治の色々な面を扱うドラマになったし、それによって前半のミシルとトンマンの話が力を得たがミシル事後にトンマンの対敵者にならなければならなかったピダムに十分な政治的な立場を付与できなかった。ピダムをただ個人史中心に描くよりはミシルとトンマンとの交流を通じて彼が自身の政治的位置を決める過程が必要だったと思う。 それで私たちが最も後悔する部分は29回でミシルとトンマンが‘6分討論’をした次の彼らの政治的対立をより一層強化させてユシンとピダムに政治的立場を明確に与えなかったことだ。 片方は旧貴族を、片方は民ないし王権を代弁しようとする態度を立てたとすればミシルとトンマンの対立も、ピダムとユシンのキャラクターも強化されてもう少し立体的に進行されて後半を準備することもできたと思う。
パク・サンヨン:ユシンのような場合、政治的なスペクトラムは適切に位置させたと考えるのに、それをよりよく表わそうとするならピダムとの葛藤と苦しめられるということを通じてもう少し効果的に見せていなければならなかった思う。事実ピダムがミシルの政治観を受け継ぐようにしたりという考えもした。‘世の中を動かして時代を発展させるのはあの無知で気まぐれな民でなく一部の責任ある何人かだ’のような。 そのようにして政治観の対立をより一層深化させて尖鋭にさせなければならない状況であったのに私たちがその問題を認識した時はコチルブ(居柒夫)が出てくる‘三韓一統’に対する話をかなり先に入れたし、ピジェも始まってしまって戻ることはできない状況だった。 ドラマ システム上4回や6回を突然変えることはできないから。
キム・ヨンヒョン:それでその後‘ミシルの乱’で視聴率はまた上がったがサダハムの梅、‘6分討論’以後に買い占め、売り惜しみや税金、アンカンソンの農地に対するエピソードがすべてついて出ていなければならないと思う。
その時点で視聴者たちが政治的な話に対して退屈がらなかったから力をもらうことができただろうし。事実少し意外であった。政治の話はやさしくはなく、私はのようならば避けて受けることもできたが。

今年の色々な外部的要因で政治に対する関心が高かった影響もあると思う。
パク・サンヨン:事実私たちは‘6分討論’の場面を書きながら“チャンネルをみんな変える。だがしなければならない話だからしよう”としたが、後ほど視聴率票を見るとその瞬間爆発的に視聴率が上がったんですよ。
キム・ヨンヒョン:なのでその時だけをとっても、私たちは視聴者が何を面白がるのかに対して正確に把握できなかったと思う。

結局後半にはユシンの比重が減ってピダムとトンマンのメローが強化された。メローを描く能力に対して自らどのように評価するか。
キム・ヨンヒョン:メローをよく描けなかったのは認める。(笑い) 以前からよく構築してきたとすれば、自らよく転がっていったがそうでなかったということを私たちも分かるから。ところで事実後半部はメローより王の孤独という側面をもっと強調したかった。トクマンは王として多くの努力をしてきたしそれを終えようとして自身周囲にいるユシン、ピダム、アルチョンとともに人々の間で自らどのように位置されるのかに対する悩みが大きかった。
それでトクマンがピダムに“私には全部普遍的な人々ばかりだ”と話したことは、そのような自身に常に慰労になっていて満足しなければならないと話した人がピダムだけであるためだった。 それで愛するという感じよりは愛されたくて慰められたい人間の孤独を描きたかった。
パク・サンヨン:それに比べてキム・ユシンは常に王を正しい道に行くようにするために促して要求する、師匠のようで負担になる面もある臣下として描きたかった。もしピダムとユシンが政治的立場をもう少し明確にしたままで行ったとすればはるかに豊富になりえたはずなのに。
キム・ヨンヒョン:そうしたら前半部のミシルとトンマンが‘関係’と‘政治的立場’をすべて持ったキャラクターであった反面後半には‘政治的立場’が抜け落ちて‘関係’だけに行ったため力が抜けたと思う。
パク・サンヨン:それでミシルの死前後に最も変わったことはミシルが抜けたためというよりはミシルがいない状態で構図がゆがんでしまったという点であると思う。

当日分台本が出てこなかったと聞いたが12回が延びたし、大河史劇のシステム上後半でますます困難も多かったと思う。
キム・ヨンヒョン:本来は放送より11日ほど先立って台本を出していたが、9日、8日に減って最終的には1週間前に台本をあたえる結果を産んだ。
比較的円滑な日程でもあったが落馬事故がおこって新型インフルエンザも一緒に予期できない状況が広がって中間に急に修正しなければならないことが多かった。
パク・サンヨン:現場にいる方々が本当にたくさん苦労された。経済危機もあって放送会社も難しい状況だと製作費が減ったがそれだけ俳優とスタッフが身を粉にしたわけだ。とても苦労されたし、製作費や日程問題に入れることが出来ないシーンも多い。チョンミョンの葬式もそうで、61部でピダムがミョンウォル山城に入る状況も戦闘靴なしでセットとセットでだけ続いた。とても惜しかったがとうていとることはできない状況だった。

“今は体力や作家としての元手が底を打った感じ”
システムをどのように改善するとこのような状況がちょっと良くなるだろうか。
パク・サンヨン: <선덕여왕>の場合は日蝕と共にトンマンが登場するところでシーズン1が終わってシーズン2を‘王女トンマン’で、シーズン3を‘王の孤独’で行く場合作家や現場でも多くの準備をできると思う。
キム・ヨンヒョン:だが放送会社、製作会社、作家、俳優などあまりにも多様な人々の立場と利益がからまっていて見てみるとシステムを変えるのは容易でない。

作品をする時ごとに新しく習うことがあるならば <선덕여왕>を通じて習ったのは何か。
キム・ヨンヒョン:キャラクターとストーリー運営をどのようにしなければならないかだ。
パク・サンヨン:私たちはキャラクタープレーも、強力なストーリーラインも好む作家らなのに <선덕여왕>を書いて見たらキャラクターとストーリーが衝突する地点ができた。 それをどのように解きほぐすかが問題だ。
キム・ヨンヒョン:ストーリーが強ければキャラクターが犠牲になる場合があって私たちの好みもそうでこの頃若い視聴者たちはキャラクターに魅力を感じる。話題になるのもキャラクターだ。ところが視聴率はストーリーから出る。結局ドラマの最も大きい二本の軸、人物と彼が行く過程をどのようにすれば調和するように話できるのかがとても苦しくて今後も悩む点だ。

次の作品はどのように予定されているか。
パク・サンヨン:一緒にしようと準備しているドラマが一つあって、私は韓国戦争に対する映画シナリオを書いていて今進行中だ。たいてい韓国戦争を描く作品は6.25戦争勃発から1.4後退までの6ヶ月を扱った場合が多いが私の作品はその後2年6ヶ月の間320万の死亡者が出てきて従来協定を結ぶ前までのすさまじい交戦に関する話だ。

朝鮮と高麗はもちろん高句麗史、新羅史を扱ったのに続き来年にはMBCで伽耶史を扱ったドラマが出てくるのにこれからさらに出てくる史劇アイテムがあるだろうか。
キム・ヨンヒョン:今回新羅を描いてみて、今から探してもかなりたくさん出ると思う。5百年以上の歴史があった国だから朝鮮のように掘ってみればディテールな素材がもっとあるものだ。例えば真興王も一つには同盟を破った野卑な人物だが新羅の立場では最も偉大な業績を残した王で花郎を作った業績もある。
<선덕여왕>の ムンノ、サダハムソルウォンランのような花郎たちの伝説も真興王代に始まったことで、ミシルと同じ境遇のその時代には、また違ったこともある。 若い妖婦だった事もあって、自ら純粋でサダハムと恋愛をしたりもしたし。 パク・サンヨン:善徳女王事後の歴史もとても躍動的だ。君臣としてのキム・ユシンの真価もその時から出てくることで、キム・ユシンと太宗武烈王、キムチュンチュは対唐問題をはじめとして互いに先鋭にぶつかった面が、多くの人々に興味深い話を提供することができると思う。文武王キム・ホミョンも同様に若い時期ファンサンボル戦闘で始めて唐を追い出す買肖城戦闘を行ったし事後には大王巌(テワンアム)に行って海の龍になるというのでとても魅力的な人物だ。
キム・ヨンヒョン: <선덕여왕>では外交に対する話をわざわざ抜いたので、もしキム・ユシンとキム・チュンチュの話をまたすることになるならば百済、高句麗、倭、唐に対する問題まで外交をとても重要な問題に浮上させることになるし。

大長編を終えたのに別に疲れなかった形だ。まだする話が多く見える。(笑い)
キム・ヨンヒョン:虚弱でそうだ。(笑い) <선덕여왕>で物足りなさが多くてと思う。 こういう話もすることができたしあんな話もしていなければならないという気がするから他の話を通じて新羅をまた描くことになるならばそれをすべきだ。
パク・サンヨン:私もそうだ。体力や作家としての元手が底を打った感じだ。後半部には‘なぜこのようにアイディアが出てこないか’という自己恥辱感も感じたし、今は完全に空っぽの気持ちで本を読みたい。だが作品をし終えて悟ったことがあれば使いたい。次に上手になりたくて、それが作品を継続するようにさせる原動力であると思う。

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