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「やってま~れ、やってま~れ~♪」

あらためて「津軽十三浦伝説 白髭水と夫婦梵鐘」

2015年08月24日 18時14分40秒 | Weblog
こちらのブログで何度もお伝えしているこちら…


平成27年製作「津軽十三浦伝説 白髭水と夫婦梵鐘」

今日はこちらを徹底解剖しちゃいたいと思います。

古くから伝わる十三浦(とさうら:今の十三湖)にまつわる儚く悲しい恋伝説をモチーフに
今から約250年ほど前のお話です。
長勝寺と長円寺に納めるために、二つの雌雄の鐘が京都から日本海まわりで津軽へ送られてきました。
しかし、十三湊へ入ったとき暴風雨になり、鐘は湖底に沈んでしまったのです。
雄鐘はすぐみつかりましたが、雌鐘はいくら探してもでてきません。
当時の人たちはたびたび襲ってくる洪水や津波を
白い波に乗ってやってくる老人に見立てて「白髭水」と呼んで恐れていました。
白髭水に連れ去られた雌鐘…。
今でも長円寺に納められた雄鐘をつくと、その鐘は十三湖の雌鐘を慕って「十三恋しやゴーン」と響き、
それに応えるかのように湖底からは「長円寺恋しやゴーン」という雌鐘の音が響くのだそうです。

ふぅ~…このお話を聞くたびになんだか切なくなります。

上の写真だとちょっと下から見た視点なので、持ち上げている鐘の部分が見づらいですね。

だいたい正面から見るとこんな感じに見えてきます。

視点が変わるだけでこんなに全体が変わってくるのも大型立佞武多の見どころのひとつです。

上に持ち上げられているのが雄鐘、下に引きずりこまれているのが雌鐘です。
※現在、立佞武多展示室内は立佞武多の配置上、お客様が真下から写真が撮っていただくことができない状態で大変申し訳ないです。※

こちらが白髭水。すごい形相です。

引き裂かれた雄鐘

そして雌鐘。

上の方の鐘はちょうど見えないんですが、下の鐘のこちらの部分が雌の龍なんです。

今日はこの人形部分以外のご紹介を…。
まず、立佞武多のこの部分

飛び出している龍はのちほど…

絵が描かれていますが、こちらの絵は正面から右側にむかってストーリーになっています。

京都の職人によって丹精こめて作られた鐘


その鐘が時化にあって船ごと沈んでいく…
 

村人たちの懸命の捜索により、やっとこさで十三浦から見つけられた雄鐘
 

雌鐘は残念ながら見つかりませんでしたが、雄鐘は今でも長円寺で大切に使われている。
 

そんなストーリーになっています。

そして今回立佞武多初の試み、台座に人形が…。


この龍は、さきほど伝説を紹介しましたが
その伝説の一説には、十三湖に住む龍が鐘についている雌龍を我が物にしようと引きずりこんだという説もあり
その十三湖に住む龍なんだそうです。台座から飛び出さんばかりの勢いで迫力がさらに増します。

こちらの見送り絵…やっぱりきれいな美人画です。三味線を持ってますね。


実はこちらの美人絵はこの悲恋の伝説を歌にした
「恋の津軽十三湖」を歌った長山洋子さんをイメージしたんだそうですよ。

立佞武多展示室で立佞武多を見ていただくと、こんな細かいところまで思う存分
立佞武多を堪能することができます。

お祭りでは暗い中、煌々と光る立佞武多の圧倒的な姿と人が発する熱気とのコラボレーションから感じられる
迫力を思いっきり堪能していただけますし、立佞武多展示室ではこういう細やかな芸術性を思いっきり堪能していただけます。

同じものを見るにしろ見方や環境によって楽しみ方も違ってきますので、ぜひ両方楽しんでみてくださいね。






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2 コメント

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見るアングル毎のイメージ? (pork1300g)
2015-08-25 08:20:56
ブログで製作過程を見ていたときは鐘が前作の要石の様な重厚感を醸し出すイメージだったのですが、祭の日に市街で見たときは鐘から溢れる水の方に迫力を感じました。
立佞武多の館の中で見ると、また違うイメージを感じるのかもしれません。
そうですね (お米大使)
2015-08-25 17:06:18
ほんとにいろんな表情を見せてくれるのが立佞武多の魅力のひとつでもあると思います。
館でみる時は細かい細工まで目を凝らしてじっくり見ることをおすすめします。いろんな楽しみ方があるので自分なりの楽しみ方を探求してみるのもおもしろいかと思いますよ~。ではでは(^▽^)/

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