[東京 9日 ロイター] 東京株式市場は5日ぶりに反発。日経平均は、4月の機械受注が予想を大きく上回ったことを好感し、先物市場でショートカバーが入り、現物市場でも買い戻しや押し目買いで上伸した。前日の米国株式市場でダウ平均が小反発したことや、きょうのアジア株式市場が反発したことで、日本市場も買い安心感が広がった。最近の下落地合いの後だけにテクニカル的には割安との指摘があり、値ごろ感も出ているという。
東証1部の騰落数は、値上がり1201銘柄に対し、値下がり429銘柄、変わらず67銘柄だった。
機械受注について、ニッセイ基礎研究所チーフエコノミストの櫨浩一氏は「4月がかなり高い数字となったことから、機械受注の増加基調は続いている。法人季報でも1─3月の設備投資は強かったが、当面は設備投資の堅調が続くだろう」と指摘。
そのうえで、「6月末から7月にかけて米国の追加利上げ、日銀のゼロ金利解除などの思惑で市場は上下に振れるだろう。しかし米国も(6月の追加利上げ後に)利上げ打ち止め感が出たり、日銀のゼロ金利解除も済んでしまえば、金融市場は落ち着くだろう」と予想した。
立花証券情報企画部長の平野憲一氏は「コンセンサス予想よりも強い数字となった。それを評価して株式市場では買い戻しの動きがみられた。ただ、相場の流れを大きく変えるような数字ではない」と語った。
市場では「機械受注を受けて長期運用資金の押し目買いが入ってきた。先物ディーラーの間でもここから下値は取りにくいというムードだ。来週以降はボーナスシーズン入りで、投信や持ち株会の買いが予想される。需給は改善が見込める」(大手証券売買担当者)、「ブレが大きな指標とは言え、機械受注はサプライズだった。先物を安値で売った向きが踏まれた格好となっている」(中堅証券情報担当者)との声も出ていた。
SBI証券投資調査室長の鈴木英之氏によると「日経平均はテクニカル的にみて割安で、目先売られ過ぎ」という。
個別銘柄では、クボタ<6326.T>、SMC<6273.T>、THK<6481.T>、日立工機<6581.T>など機械株、三井不動産<8801.T>、三菱地所<8802.T>、住友不動産<8830.T>など不動産株、野村ホールディングス<8604.T>、大和証券グループ本社<8601.T>、三菱UFJ証券<8615.T>、岡三ホールディングス<8609.T>、カブドットコム証券<8703.T>など証券株が上伸した。
またオリックス<8591.T>、みずほフィナンシャルグループ<8411.T>、りそなHD<8308.T>なども買われた。
一方で、原油相場の下落を嫌気し、新日本石油<5001.T>、昭和シェル石油<5002.T>、国際石油開発帝石ホールディングス<1605.T>など石油株が下落した。
総務省が光回線接続料大幅下げ検討との報道を受けて、NTT<9432.T>も軟調となった。
出来高は、住友金属工業<5405.T>、三菱自動車工業<7211.T>、ソフトバンク<9984.T>などが上位となった。
売買代金は、ソフトバンク<9984.T>、トヨタ自動車<7203.T>、三菱UFJFG<8306.T>などが膨らんだ。
(ロイター) - 6月9日16時50分
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東証1部の騰落数は、値上がり1201銘柄に対し、値下がり429銘柄、変わらず67銘柄だった。
機械受注について、ニッセイ基礎研究所チーフエコノミストの櫨浩一氏は「4月がかなり高い数字となったことから、機械受注の増加基調は続いている。法人季報でも1─3月の設備投資は強かったが、当面は設備投資の堅調が続くだろう」と指摘。
そのうえで、「6月末から7月にかけて米国の追加利上げ、日銀のゼロ金利解除などの思惑で市場は上下に振れるだろう。しかし米国も(6月の追加利上げ後に)利上げ打ち止め感が出たり、日銀のゼロ金利解除も済んでしまえば、金融市場は落ち着くだろう」と予想した。
立花証券情報企画部長の平野憲一氏は「コンセンサス予想よりも強い数字となった。それを評価して株式市場では買い戻しの動きがみられた。ただ、相場の流れを大きく変えるような数字ではない」と語った。
市場では「機械受注を受けて長期運用資金の押し目買いが入ってきた。先物ディーラーの間でもここから下値は取りにくいというムードだ。来週以降はボーナスシーズン入りで、投信や持ち株会の買いが予想される。需給は改善が見込める」(大手証券売買担当者)、「ブレが大きな指標とは言え、機械受注はサプライズだった。先物を安値で売った向きが踏まれた格好となっている」(中堅証券情報担当者)との声も出ていた。
SBI証券投資調査室長の鈴木英之氏によると「日経平均はテクニカル的にみて割安で、目先売られ過ぎ」という。
個別銘柄では、クボタ<6326.T>、SMC<6273.T>、THK<6481.T>、日立工機<6581.T>など機械株、三井不動産<8801.T>、三菱地所<8802.T>、住友不動産<8830.T>など不動産株、野村ホールディングス<8604.T>、大和証券グループ本社<8601.T>、三菱UFJ証券<8615.T>、岡三ホールディングス<8609.T>、カブドットコム証券<8703.T>など証券株が上伸した。
またオリックス<8591.T>、みずほフィナンシャルグループ<8411.T>、りそなHD<8308.T>なども買われた。
一方で、原油相場の下落を嫌気し、新日本石油<5001.T>、昭和シェル石油<5002.T>、国際石油開発帝石ホールディングス<1605.T>など石油株が下落した。
総務省が光回線接続料大幅下げ検討との報道を受けて、NTT<9432.T>も軟調となった。
出来高は、住友金属工業<5405.T>、三菱自動車工業<7211.T>、ソフトバンク<9984.T>などが上位となった。
売買代金は、ソフトバンク<9984.T>、トヨタ自動車<7203.T>、三菱UFJFG<8306.T>などが膨らんだ。
(ロイター) - 6月9日16時50分
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