Cool Head,but Warm Heart.

英語のスピーチ活動に本気で取り組む皆さんへ

久しぶりの投稿です。

2009年01月12日 | 独り言
スピーチ界から身を引いて早一年以上が経ちました。

たまに母校のESSが主催する大会のことが気になりHPをチェックしていた程度で、すっかり英語のスピーチから疎遠になっていました。

こちらのブログも更新が滞ってしまい、熱心な現役生をはじめ読者の皆様には申し訳ございませんでした。


ところで…残念ながら、後輩や知人から話を聞く限り、スピーチ界のレベルが随分下がっていっているとか。

メモライが飛ぶ人が多かったり、ロジックが弱い人が多かったり、QAでしっかり受け答えできる人が少なかったり。

組織の硬直化も相変わらずのようですね。マイナーな社会問題をトピックにして、小手先の改革をsuggestionにするものやマイナーな社会問題に対する意識を高めようというものが多いようです。絶対に勝てません。優勝できません。
聴衆の95%には普段全く関係のないトピックのスピーチをして、力強くスピーチしても、自ずから結果は目に見えています。


本当に勝ちたいのなら論理でがちがちに固めて付け入る隙さえないくらい強固なものにするか、人間の道徳観、倫理観に訴えるだとか社会全体に警鐘を鳴らすようなスピーチがあって然りだと思います。破天荒で我が道を行くタイプで組織に新たに風穴を通すくらいの気概がある人が5%くらいいたほうが組織は健全になるものです。そういう人にはぜひとも頑張ってほしいと思います。

だいたいそういう人は、きちんと物事を事前に考えて実行しようとしている人です。反対に硬直化した組織の中に安住する人は、まず自分を守ることが第一になって、上の人がすることを模倣しているだけです。そこには多くの場合、物事の是非の判断が欠落しています。

今年もたくさんの三年生が多くの大会で自分の集大成を飾ったことでしょう。そして多くの人がインストラクターとして後輩に指導する立場になることでしょう。

そこで今一度自分のスピーチや、諸先輩から教わってきたこと、スピーチ界で暗黙の了解事項となっていたことなどを再考してみてくださいね。


なお、今後、適当なタイミングでこのサイトも閉じようと思います。
まだまだ沢山書きたいことはあるのですが、諸々の理由でその情熱も薄れてしまいました。

本当に長い間、ご覧いただきありがとうございました。