ここのところ更新サボっていたにもかかわらず、本ブログへのアクセスがやけに増えているので、アクセス履歴をチェックしてみたところ、どうやら原因は年初にアップした
このログのようです。サブプライム問題が表面化して間もない頃に書いた上っ面だけの「感想」なので、今頃こんなに読まれてもちょっと恥ずかしいんですが(笑)。で、その後みるみるうちにこんなことになってきて、あのころ世の中が騒ぎ始めていたことは、ほんの序章に過ぎなかったということが、日に日に明らかになりつつある今日この頃、皆さん如何お過ごしでしょうか?
さて、それこそ初めのうちは「来るぞ、来るぞ!」とか言いながら、まだあんまり「クライシス」の実感が無かったわけですが、最近「こりゃ確かに...」と感じざるを得ないのは、逆説的ではありますが、「
大丈夫、落ち着いて」みたいなことを言うヒトが増えてきたこと。そういう声に限ってプルプル震えていたり、論拠が希薄だったりするんですが(笑)。97年のアジア通貨危機の時は、アジアが一方的にヤラれたわけですが、今回は全世界中が影響に晒されてるわけで、今現在味わっている「
不透明感」、「
底なし感」は97年の比ではないように思えます。今日の下げも強烈でしたし...。サブプライム商品の保有高が米国の数倍とも言われる欧州はまさにこれからでしょうし、米国でも12月の企業決算でドカンと底が抜けちゃうことも視野に入れる必要がありそうです。アジアはそこまで目茶苦茶なことにはならないと思いますが、本ブログでも何度か書いたように、この先「
実体経済への悪影響」という形でジワジワと効いてくるはず。ここから数四半期ぐらいが正念場というところでしょう。
「入り口編」、「渦中編」と書いてきたので、あと半年ぐらいしたところで「総括編」でもアップできるといいのですが。。。(写真:ロイター)