人生悠遊

写真付きで旅の記録、古都鎌倉の案内などを、周りの人の迷惑にならないように紹介していきます。

鎌倉を知る ーー 長谷寺の紫陽花 ーー

2017-06-16 16:27:31 | 日記

この季節の鎌倉観光の定番スポットの一つ、長谷寺は連日大勢の人で賑わっています。日によっては2時間待ちも当たり前。紫陽花は山肌に植わっており、順路が一方通行で、ヒト一人が通れる程。途中で写真を撮る人がいればたちまち渋滞となり、国会ならぬ牛歩見物になります。待つ人はたまりませんが、見物客はゆっくり鑑賞出来るので、苦にならず結構楽しんでいる様子です。

少しでもゆっくりみたい方は、朝一番で長谷寺まで来て、昼過ぎに明月院に行くことをお勧めします。時間が経てば、江ノ電は混んできますし、長谷寺の紫陽花道の渋滞も酷くなる一方です。

さてこの長谷寺は紫陽花観光で有名ですが、ご本尊の十一面観音菩薩は高さ9.18mあり、国内でも最大級とされています。坂東三十三観音霊場の四番札所で右手に錫杖を持つ姿は、奈良の長谷寺と同じ様式。寺の縁起では、8世紀のはじめに徳道上人が一本の楠から二体の観音像を造り、一体は奈良の長谷寺に収め、もう一体は海に流し、それが10年以上の歳月をかけ、三浦海岸に流れ着いたとされています。ただし、今の奈良の長谷寺は舞台づくりの本堂は江戸時代、十一面観音像は1538年の制作で、この錫杖を持った観音像が全国各地に伝わったとされていますので、この長谷寺の観音様もそれ以降の制作かと推測されます。

私はこの長谷寺を訪れたら、観音ミュージアムを見学することをお勧めします。懸仏や梵鐘、板碑などが展示されていますが、これらはいずれも13世紀中頃に制作されたもので、なかでも梵鐘には「新長谷寺」の文字がはっきりと見えます。この時期、このあたりは極楽寺の忍性の管理下にあり、すぐ近くの桑ケ谷には忍性の造った療養所や阿弥陀様の大仏があります。では、新長谷寺の役割はなんだったのか、想像してみるのも良いですね。

 

 

 

 

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