人生悠遊

写真付きで旅の記録、古都鎌倉の案内などを、周りの人の迷惑にならないように紹介していきます。

鎌倉を知る ーー 円覚寺 三門に登る ーー

2017-06-19 05:40:15 | 日記

写真は6月18日の朝、円覚寺山門を写したもの。いつもの景色と何か違うと感じられた方は円覚寺通の方です。この日は午後4時から「観音懺法(せんぼう)」という儀式が楼上で行われることから、朝から風通しのために窓が開けられています。この滅多にない機会に三門に登らせていただきました。

三門には、十一面観音菩薩坐像と十六羅漢像、観音様をお守りする十二神将像、さらに韋駄天像一体が安置されています。十二神将像は室町時代、ほかの諸仏は江戸時代のものです。十一面観音像は坐像で定印を結んでいます。坐像であること定印を結んでいる作風はめずらしいですね。これまで拝観した十一面観音像はすべて立ち姿で衆生を救済する思いが感じられました。

これは冒頭に紹介した「観音懺法」の儀式と係ります。京都に足利義満が創建した相国寺があります。この「観音懺法」は相国寺でも行われています。懺法とは懺悔を修する法の意味で、「懺儀」ともいいます。「衆生みな仏である」という教えがありますが、その生まれながらに仏の心をもっているにもかかわらず、人は知らず知らずのうちに限りない罪を犯しているもの。それらの罪を悔いあらため、懺悔の力によって仏の心を取り戻そうとする儀式であります。

そして観音懺法は、「請観音経」に基づいてできたもので、正式には「請観世音菩薩消伏毒害陀羅尼三昧儀」というらしいですが、仁恭石梁、円覚寺に住した清拙正澄や夢窓国師ら三人の共作です。これで十一面観音像と円覚寺、観音懺法が結びつきました。

十一面観音像に手を合わせ、「延命十句観音経」を読経し、懺悔の法を行うのですから、観音像は坐像である方が相応しいのではないでしょうか。

『観世音 南無仏 余仏有因 余仏有縁 仏法増縁 常楽我浄 朝念観世音 慕念観世音 念念従心起 念念不離心』

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