人生悠遊

写真付きで旅の記録、古都鎌倉の案内などを、周りの人の迷惑にならないように紹介していきます。

鎌倉を知る ーー 円応寺 閻魔大王坐像を拝観 ーー

2017-05-20 09:22:12 | 日記

小学生を円応寺に案内することになり、下見に出掛けました。ご存じの通り、円応寺は閻魔大王、十王像、地蔵菩薩を祀っている鎌倉でも珍しいお寺です。鶴岡八幡宮から巨福呂坂のトンネルを抜けてすぐ、建長寺の手前にありますが、階段に南無地蔵菩薩と染め抜かれた幟が目立つ程度で、お堂のなかに地獄の裁判所の世界があるとは気づかず、観光客も通り過ぎてしまいます。案内するのは甲府市の小学生ですが、この円応寺を見学先に選ぶとはなかなか渋いですよね。とは言っても、ガイドする身になると、地獄の世界をどう説明していいのか、大人に説明するより難しく、これは難問です。

お寺の方に聞けば、「嘘を吐いたり、人を傷つけたりすれば、怖い閻魔様に罰せられ、舌を抜かれ地獄に落ちるぞ」そういった話をしたらどうですかと言われました。でも今の子供は、小さいころからそういった話は聞かされておらず、地獄の世界さえ想像できないと思います。昔の子供は、絶対的に信頼できる大人から潜在意識に刷り込まれていましたので、その世界に恐怖心を持つことができたと思います。

円応寺の閻魔大王坐像は、運慶作として伝わっています。地獄に落ちた運慶が閻魔大王から、「今見た閻魔の顔を彫って皆に伝えよ」と言われ、地獄から地上に戻されます。運慶が生き返った嬉しさのあまり笑いながら彫ったので、この閻魔さま、お顔が笑っているように見える「笑い閻魔」とも言われています。さてどうでしょう???

閻魔像の前に置いてある案内をみますと、閻魔さまは、亡者をひとりを地獄に落とす度に閻魔さまも罰せられ、大銅钁(だいどうかく)といって日に三度、煮えたぎった銅を飲まされたようです。これは閻魔大王の業。冤罪を防ぐという考え方でしょうか。今以上に昔の人の考え方は、理にかなっていると思いませんか?「記憶にございません」と、とぼけるのは許されない世界です。地獄の裁判所に来るすべての亡者に背負った罪がなく、閻魔さまも罰を受けることがない時、そのとき閻魔さまは「思わずニコリ」、顔が笑って見えるのかもしれませんね。これはどうでしょうか???使えるかも・・・。

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