自由奔放な青年が重度の自閉症の兄と出会って心を開き、忘れていた愛情を取り戻して行く過程を描いた心暖まる感動のロード・ムービー。
高級外車のディーラーをしているチャーリー(クルーズ)の元に、自分を勘当した父の訃報が届く。
遺産目当てに故郷に戻った彼だったが遺産の300万ドルは見た事もない自閉症の兄、レイモンド(ホフマン)の手に渡る事を聞かされる。
なんとか金を物にしようとチャーリーは施設にいるレイモンドを誘拐まがいに連れ出し、ロスに戻ろうとするのだったが……。
T・クルーズとD・ホフマン(アカデミー主演賞受賞)の演技が成功のカギをがっちりと握り、徐々に心を交わして行く展開とエピソードの絶妙さ(同、オリジナル脚本賞受賞)。
それらををつなぎ合わせる音楽のみで進む美しいシーンの数々。
撮影開始前まで監督の交替劇が続き、スピルバーグの名も挙がったものの、決定したレヴィンソン監督の持つ力量のおかげで(同、監督賞受賞)80年代を代表する作品に仕上がり(同、作品賞受賞)、その感動はいつまでも心に残るものになっている。
数々の名シーンももちろんいいが、なんと言ってもエンド・クレジットと共に写し出される、二人だけしか共有することが出来ない旅の写真が醸し出す切なさが一番であった。
H・ジマーの音楽も心に染みる。
尚、レヴィンソン監督がワン・シーン出演もしている。
(allcinema 1988 アメリカ)
-------------------------------
なんといっても、D.ホフマンの演技に尽きるんじゃないかしらん。
初めて見たとき、これが「演技」なの!?と驚いたもんだった。
「レインマン」ってどういう意味なんだろうと思ってたら、幼い子供がレイモンドが言えなくてレインマンになってたんだね。
彼が施設に入ったわけや、あまりに幼いときに別れたせいかチャーリーが自分に兄がいたことを忘れていたこととか、でもピースが嵌るようにパズルが完成していた暁がエンディングなのかな、と。
最初はほとんど金蔓ぐらいにしか思ってなかっただろうに、だんだんと兄弟として繋がっていく様は、やっぱりちょっといいなあと思ってしまう。
触れられることを嫌がっていたレイモンドが最後には自分からチャーリーにこつんと額を合わせたりしてたものね。
施設で一番の親友といういってる世話役の人は7年経っても触れられることを嫌がると言ってたから、それが一週間でそこまでできるようになったのは、やっぱり兄弟故なのかな、と。
まあ本当にレイモンドが、これが自分の弟、あのベイビーだったチャーリーなんだよ、とどこまで認識できてるんだろ、という気がしなくもないけれど。
そこまで言うのはヤボってもんね。
知り合いの息子がやっぱり自閉症で、彼はレイモンドと違って一言も発さないらしい。
だから知り合いは、一言でいいから息子の言葉が聞きたいと言っていた。
チャーリーはレイモンドのぶつぶつにキレそうになっていたけれど、この知り合いからしたらそれさえも贅沢ってことになるんだろう。
この映画が公開されるまで、自閉症なんて言葉さえ聞いたことがなかったけれど、自閉症といってもいろいろあるんだと改めて知った次第。
そうそう、そういえば公開された当時カンタスが「そうです、うちは世界で一番安全な航空会社です。『レインマン』でもそういってます」と謳っていたのを思い出した
高級外車のディーラーをしているチャーリー(クルーズ)の元に、自分を勘当した父の訃報が届く。
遺産目当てに故郷に戻った彼だったが遺産の300万ドルは見た事もない自閉症の兄、レイモンド(ホフマン)の手に渡る事を聞かされる。
なんとか金を物にしようとチャーリーは施設にいるレイモンドを誘拐まがいに連れ出し、ロスに戻ろうとするのだったが……。
T・クルーズとD・ホフマン(アカデミー主演賞受賞)の演技が成功のカギをがっちりと握り、徐々に心を交わして行く展開とエピソードの絶妙さ(同、オリジナル脚本賞受賞)。
それらををつなぎ合わせる音楽のみで進む美しいシーンの数々。
撮影開始前まで監督の交替劇が続き、スピルバーグの名も挙がったものの、決定したレヴィンソン監督の持つ力量のおかげで(同、監督賞受賞)80年代を代表する作品に仕上がり(同、作品賞受賞)、その感動はいつまでも心に残るものになっている。
数々の名シーンももちろんいいが、なんと言ってもエンド・クレジットと共に写し出される、二人だけしか共有することが出来ない旅の写真が醸し出す切なさが一番であった。
H・ジマーの音楽も心に染みる。
尚、レヴィンソン監督がワン・シーン出演もしている。
(allcinema 1988 アメリカ)
-------------------------------
なんといっても、D.ホフマンの演技に尽きるんじゃないかしらん。
初めて見たとき、これが「演技」なの!?と驚いたもんだった。
「レインマン」ってどういう意味なんだろうと思ってたら、幼い子供がレイモンドが言えなくてレインマンになってたんだね。
彼が施設に入ったわけや、あまりに幼いときに別れたせいかチャーリーが自分に兄がいたことを忘れていたこととか、でもピースが嵌るようにパズルが完成していた暁がエンディングなのかな、と。
最初はほとんど金蔓ぐらいにしか思ってなかっただろうに、だんだんと兄弟として繋がっていく様は、やっぱりちょっといいなあと思ってしまう。
触れられることを嫌がっていたレイモンドが最後には自分からチャーリーにこつんと額を合わせたりしてたものね。
施設で一番の親友といういってる世話役の人は7年経っても触れられることを嫌がると言ってたから、それが一週間でそこまでできるようになったのは、やっぱり兄弟故なのかな、と。
まあ本当にレイモンドが、これが自分の弟、あのベイビーだったチャーリーなんだよ、とどこまで認識できてるんだろ、という気がしなくもないけれど。
そこまで言うのはヤボってもんね。
知り合いの息子がやっぱり自閉症で、彼はレイモンドと違って一言も発さないらしい。
だから知り合いは、一言でいいから息子の言葉が聞きたいと言っていた。
チャーリーはレイモンドのぶつぶつにキレそうになっていたけれど、この知り合いからしたらそれさえも贅沢ってことになるんだろう。
この映画が公開されるまで、自閉症なんて言葉さえ聞いたことがなかったけれど、自閉症といってもいろいろあるんだと改めて知った次第。
そうそう、そういえば公開された当時カンタスが「そうです、うちは世界で一番安全な航空会社です。『レインマン』でもそういってます」と謳っていたのを思い出した










