所在地 荘厳寺 兵庫県西脇市黒田庄町黒田1589
久々に荘厳寺の紅葉を見に、11月15日(日)に「2015年の黒田の里 官兵衛まつり」が開催されようです。
絶好の紅葉日和となったこの日に来ましたが、今年の紅葉は、ちょっとおかしくあまり綺麗ではありませんが、紅葉のアンバランスのところもいいかな~。
荘厳寺は、近年注目されている黒田官兵衛ゆかりの寺で、寺に所蔵の播磨黒田氏系図、「荘厳寺本 黒田家略系図」は、歴史研究家に史料的価値を評価され、研究がすすんでおります。それによれば、黒田官兵衛のご先祖、播磨黒田氏は、観応二年(1351)以来、多可郡黒田城主として九代、二百数十年にわたり当地・黒田に存続しました。荘厳寺本系図は、播磨黒田氏の起源と歴史を示す根本史料です。
苔生した石段に、色付いたカエデの落ち葉が参道に散らばり、針葉樹を背に真っ赤に紅葉したカエデが素晴らしいです。
この石段を上がると本堂が、江戸時代 修験道の道場として大いに栄えたといわれる荘厳寺は、650年頃インドからの渡来僧・法道仙人によって開創されたと伝わる観音霊場です慶長年間(1396年~)に徳禅上人が当山に入り、堂宇を修復して再興、盛時には本堂への参道沿いに十ヶ寺程の塔頭構えていたようでです。
荘厳寺にのこる古建築には、本堂や多宝塔などがあります。このうち多宝塔は、その最初は鎌倉時代の佐々木高綱建立と伝えています。現存の多宝塔は正徳元年(1711)に再建されたもので、古雅で優美な姿で知られ、県の重要文化財です。
多宝塔や梵鐘・本堂など付近の木は、葉が落ち始め素敵な落ち葉の絨毯を見る事ができます。
次回をお楽しみに では またね