hasyan の 旅の散歩道

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民話のくわばらくわばら欣勝寺 2016.12.10

2016年12月10日 21時55分57秒 | 歴史・遺跡・伝説


 所在地    欣勝寺     兵庫県三田市桑原866

 欣勝寺(きんしょうじ)は、三田市南部、武庫川(むこがわ)左(東)岸の桑原にあって、国道176号線からは東に400mほど離れた緑の丘陵に包まれている日当たりの良い丘陵にあり、その間の細い道を上ると欣勝寺の門が見えてきます。

 天禄年間(970-973)に清和天皇より分かれた源満仲の開基を伝える真言宗の道場で桑原山欣浄寺と称された古刹でした。その後、安貞2年(1228)曹洞宗の開祖道元禅師が28歳のとき留学から戻り、保養のため有馬温泉に入湯した際に、桑原の地に立ち寄りました。この寺の山が宋の不老山に似ていることから太宋山欣勝寺と命名し、曹洞宗に改宗されました。

 こちらは曹洞宗太宋山欣勝寺は、 最近本堂を建て替えられたのか綺麗になってます。 雷除けのお寺で桑原村のこちらお寺に雷の子供が井戸に落ちて、助けたことにより雷が落ちないという逸話となったようです

 この古井戸に落ちた、いたずらばかりする雷の子をこらしめるために古井戸にふたをしました。雷の子は「桑原へは二度と雷を落とさないから助けてくれ」と言ったので、住職が二度とこの土地に落ちないことを約束させて助けてやったそうです。雷が落ちないように、我が身に不吉なことが起こらないように「くわばら くわばら・・・」と唱えるようになりました。

 井戸のそばには、雷井戸と刻まれた石碑の足元には、可愛らしい小さな雷の人形があり何だか物言いをしているような姿が、

 昔、空の上では雷様の親子が、雨を降らせてやろうと太鼓をたたいていました。あわてものの雷の子が、欣勝寺の古井戸に落ちてしまい、 どうしても外へ出られないので、「助けてくれ一!」と大声で叫んだ。 和尚さんは、井戸にふたをしてこらしめ、 雷の子は、「助けておくれ。桑原へは二度と雷を落とさない。」と言ったので、和尚さんは助けました。 雷の子は帰って親に、一部始終を話した。雷の親は、和尚さんにたいへん感謝し、雷たちを集めて、「これから欣勝寺や桑原には絶対に落としてはならないぞ。」ときつく戒めたという話です。
 次回をお楽しみに では またね

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