今日のカープ対ヤクルト戦には期待した。黒田投手の10勝を期待したからだ。ところが不運にも雨で流れた。今年のカープは天候に恵まれ、ほとんど順調に試合を消化してきた。現時点でも残り試合は一番少ない。その最終場面で黒田の登板となった。
メジャーリーグを通じて続けている二けた勝利を、この最終場面でも残すべく、黒田は満を持していたに違いないし、首脳陣もその機会を十分な休養の末与えたと思う。その機会は雨に流れた。それは黒田にとって不運であったのかどうかわからない。神は何を考えたのだろうか? それは誰にも分からない。チームはあと2試合を残すがおそらくそれに登板することはないだろう。
何とか10勝させたかったとは、ファンなら誰も思っただろう。何よりも黒田が一番欲したかもしれない。しかしもういいだろう。私も今年の黒田に10勝を期待した。それは、日米通算2003勝を達成して野茂の記録を凌駕することであった。しかし野茂は201勝であるのですでに超えている。もう十分であろう。
CSシリーズとか日本一とかまだいろいろあるようだが、私にはあまり興味はない。そんなものはお祭りに過ぎず、チームの力は「いかにレギュラーシーズンを勝ち抜くか」にかかっている。今年のカープは、いくつかの幸運にも恵まれたが、その力を十二分に発揮した。その中心が黒田であったことを疑う人はいないだろう。
黒田投手ご苦労さま。素敵な夢を見続けたシーズンでした。ありがとう!