たびたび神社

ライターあかりの神社ブログ

蜂子皇子

2015-10-15 11:28:34 | 東日本・三陸の神社

<出羽三山神社 でわさんざんじんじゃ>

 

出羽三山を開山されたのは、

第32代崇峻天皇の御子、

蜂子皇子(はちこのおうじ)です。

592年の冬、父崇峻天皇が

蘇我馬子によって暗殺された後、

政治の争いに巻き込まれることを避けるため、

聖徳太子(しょうとくたいし)の勧めにより、

この出羽国に逃げ延びたといわれています。

 

その際、あらわれた髭の翁の助言に従い、

東の方角にある山へと向かっていたものの、

途中で皇子は道に迷ってしまったそう。

そこへ3本足の大烏(カラス)が飛んできて、

皇子を羽黒山の阿久岳へと導いたのだとか。

以来、皇子を導いた烏にちなんで、

この山が羽黒山と名づけられたという話です。

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