新型インフルエンザ・ウォッチング日記~渡航医学のブログ~

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opinion@zav.att.ne.jp(関西福祉大学 勝田吉彰研究室)

野生動物から結核をもらってしまった一例

2016-11-08 07:33:39 | ツイッター(自動転送)

南アフリカのクルーガー国立公園といえば、野生動物の宝庫として知られますが、ここで研究活動をおこなっていたUKの獣医が結核をもらってしまった報告。

  • 35歳男性。獣医。研究にて南アフリカクルーガー国立公園へ。研究テーマは野生動物のストレスレベル。
  • UKに帰国後、発熱・倦怠感・呼吸困難・寝汗等が出現。最初、新規購入したマットレスが原因で寝汗かと疑い返品の電話をかけたりした。しかしその後の経過で、診察医は当初、肺炎を疑い、さらに結核判明。
  • 人畜共通感染症としての結核は毎年14万9千人が感染し、Mycobacterium bovis が起炎菌。通常、温血動物が保菌し、なかにはサーカスの像から感染することも。ただし犬や猫から感染することはほとんどないので、ペット愛好家は心配しなくてもよい。農民・獣医・とさつ従業員・精肉店員などがリスク。

結核をもらってしまう場所として、サファリパークは思いつきにくいところです。現にこの症例は獣医だったけれど、そんなこと思いもつかず、寝汗はマットレスのせいだと思って返品の電話をしたりしています。海外旅行の多様化により、アフリカのサファリへ出かける人も(さすがに激増なしないでしょうが)ちょくちょく出てきます。管理人がスーダン在勤中は、同僚に好きな人がいてケニアに行っておりましたが、今後はアフリカ在勤者とか限られた人だけの遊びではなくなるかもしれません。渡航歴の聴取と、考えるべきことひとつ追加ということで、結核話でした。

ソースは
http://www.npr.org/sections/goatsandsoda/2016/11/06/500399808/he-thinks-he-caught-tb-from-a-wildebeest

He Thinks He Caught TB From A Wildebeest

   

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