シンガポールで開催されたウイルス性呼吸器感染症国際シンポジウム(ISRVI)の報告から。
インドネシア・ベトナムの鳥インフルエンザ ヒト感染にてタミフル投与を行った施設からデータが出ています。
<インドネシア>
119例中22例生存。全体の生存率18%。
うち33例はタミフル投与されず→生存率ゼロ
タミフル投与された86例→生存率26%
さらにそのうち、
発症24時間以内に投与開始の2例→生存率100%(ふたりともOK)
発症4日以内に投与開始例→生存率55%(6例/11例
中)
発症6日以内→生存率18%(6例/49例)
<ベトナム>
8例全員がタミフル投与。発症5日以後。生存3例のみ。
教訓「症状でたら一刻も早くタミフルを」
ソースは3月4日付CNW news↓
http://www.newswire.ca/en/releases/archive/March2008/04/c8407.html
症状が出たら一刻も早くタミフルを服用したいところですが、患者であふれている状況になっても、投与してもらえるのだろうかと心配になります
予防投与も有効なようですから、フェーズ4になったら、希望者にばらまいて自己責任で投与してもらうのは、どうでしょうか?