新型インフルエンザ・ウォッチング日記~渡航医学のブログ~

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opinion@zav.att.ne.jp(関西福祉大学 勝田吉彰研究室)

懸念される黄熱をめぐる次の展開(管理人担当の日経メディカル連載)

2016-04-19 16:37:36 | マスコミでのコメント・取材・出演

日経メディカル連載、今回は黄熱を取り上げました。
ここのところ黄熱をめぐるざわつきの報道が増えています。アンゴラの流行は首都に流れ込み、経済発展そこそこ良い線いってるこの国ではアジア人出稼ぎも多く、中国にまで輸入例が。デングやジカやチクングニヤで脅威を見せつけられているネッタイシマカ媒介という共通項も気になるところ。ワクチンをめぐる、管理人が外務省時代に目撃したヒヤリとした話も。

URLは(要日経パスワード)
http://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/special/pandemic/topics/201604/546585.html

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(公開部分のみコピペ)
パンデミックに挑む:トピックス

懸念される黄熱をめぐる次の展開ワクチン不足、媒介蚊の分布など、さまざま不安要素が

2016/4/19

勝田吉彰=関西福祉大学

 黄熱。1000円札の野口英世の業績でも有名なこの疾患。日本では渡航医学関係者でなければ、アフリカや南米にかかわるビジネスパーソンや援助関係者以外、あまり意識することのないこの疾患が世界を緊張させつつある。いま話題の国はアンゴラ共和国。かつての内戦を克服し、アフリカの中ではそこそこ経済成長を成し遂げているこの国で、黄熱が流行し、我々の隣国、中国でも輸入例発生という事態になっている。問題は「その次」の展開にある。


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不気味な動きを続けるラッサ熱(管理人担当の日経メディカル連載)

2016-02-23 13:21:55 | マスコミでのコメント・取材・出演

日経メディカル連載、今回はラッサ熱をとりあげてみました。
アフリカのナイジェリアあたりで散発は以前からあるのですが、昨秋来ここのところ、現地報道の様子がちょっと違うなと。ナイジェリアとベナンで騒動になっています。

隣国への拡大、医療従事者の院内感染、ブッシュミート(ネズミ)禁止令、これまでマレだった首都や最大都市への流入、病院閉鎖・・・2014年エボラ騒動と共通するキーワードでもって進行中なのです。現地報道にPanicやfearの大見出しが躍ってるのも気になるところ。

URLは(要パスワード)
http://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/special/pandemic/topics/201602/545876.html

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(冒頭公開部分のみコピペ)

パンデミックに挑む:トピックス

不気味な動きを続けるラッサ熱「ネズミ食禁止令」が発布される事態に

2016/2/22

勝田吉彰=関西福祉大学

 昨年秋ごろからアフリカのナイジェリアに端を発するラッサ熱が不気味な動きを続けている。「都市部への浸入」「隣国への拡大」「医療従事者への院内感染」。2014年に世界を震撼させたエボラウイルス病(エボラ熱、EVD)騒動で登場したキーワードがそっくりそのまま再現されているのだ。

 


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ジカ熱関連、ラジオで解説の記録(Youtube,Podcast)

2016-02-20 21:52:34 | マスコミでのコメント・取材・出演

ジカ熱関連、管理人の解説分がアップされているのを発見。よろしければどうぞ。

辛坊治郎のズーム そこまで言うか!(ニッポン放送)
海外出張中、某A国を経由して某B国に向かう途中の電話出演。辛坊氏の巧みなインタビュー技術をもって、某B国の話まで聞き出されちゃいました。さて、A国、B国とはどこでしょうか?
聞いてのお楽しみ。

Youtube(どなたかがアップしていただけたもの。削除されていたら、Podcastからどうぞ)
https://www.youtube.com/watch?v=qEJsJQ6JNfg
https://www.youtube.com/watch?v=54I3fa6klRA
https://www.youtube.com/watch?v=fJm27t0k0jc

Podcast(番組公式)24分あたりのところからです。
http://podcast.1242.com/sound/8381.mp3

ところで、辛坊治郎氏は毎週土曜日、朝に大阪の読売テレビで「ウェークアップ+」に出演後、ANA機に飛び乗って午後、有楽町のニッポン放送でMCをつとめるパターンです。この同じ日、”朝の部”では、やはり渡航医学会の、関西医大 西山教授がジカ熱の解説を担当されています。
こちらは、2月真冬のスタジオとしては驚愕のものを持ち込まれています。その「驚愕のもの」とは・・・見てのお楽しみです。
https://www.youtube.com/watch?v=Bm_F6fyc1OM

 

 

 


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海外渡航ビギナーに渡航医学情報を伝える新たな試み・・・機内誌とコラボしてみた

2016-02-15 14:36:30 | マスコミでのコメント・取材・出演

海外渡航者に健康リスクをどう伝え、どう身を守り、ひいては国内への持ち込みリスクを多少なりとも減らせるにはどうするか・・・特に海外渡航ビギナーに渡航医学情報を伝える新しい試みにトライしてみました。

今回、管理人が目を付けたのが「機内誌」です。退屈まぎれにふとパラパラめくったところに、目先ちょっとした注意で身を守れる知識がわかりやすく書いてあったらしっかりインプットされるのではないか・・・

コラボさせていただいたのはPeachアビエーション。LCC業界でひとり勝ちしているこの会社、とにかく頭が柔軟です。LCCターミナル、ふるさと納税で飛行機に乗れるシステム、次から次へと新しいことが出てきます。そんななかで、ビギナー向けの文章を書いてみました。まずはtraveller's diarrheaから。

この会社、乗客層データもはっきりしており、ターゲットを「女性、若年~中高年、平均海外旅行期間4日間」といただいたデータにもとづいて絞り込めるのもやりやすいところ。
医学用語を極限まで排除してみました(×旅行者下痢症→〇旅人が下痢しちゃった病、×ORS→〇レシピ、etc)。

写真はミャンマーで撮ってきたナマの写真。

ご笑覧いただけると幸いです。


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ジカ熱案件の説明(TBSラジオでチョイ役)

2016-01-29 12:29:50 | マスコミでのコメント・取材・出演

ジカ熱案件、TBSラジオで説明させていただきました。Podcastでお聴きいただけます。

荻上チキのsession22。
メインはスタジオに久住英二氏がおられまして、管理人はジカ熱の部分だけTELでチョイ役で出ています。

よろしければどうぞ。

http://podcast.tbsradio.jp/ss954/files/20160128main.mp3
http://www.tbsradio.jp/ss954/2016/01/20160128.html


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管理人担当の日経メディカル連載(社会問題化しつつあるジカ熱)

2016-01-24 22:05:37 | マスコミでのコメント・取材・出演

日経メディカル、今回はジカ熱の社会問題に焦点をあてました。
先天性異常がすでに4000例(これからリオのカーニバルで肌も露わに踊りまくりさらに感染拡大)、おそらく万の単位になるも死亡例わずかで大部分生存。これを支える社会福祉のシステムは? とか、2018年まで妊娠するなと国民に呼びかけたエルサルバドルの人口ピラミッドは?将来の労働力人口は?とか。日本社会に与える影響は?とか。

URLは
http://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/special/pandemic/topics/201601/545517.html

 

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(要パスワード。冒頭公開部分のみコピペ)

パンデミックに挑む:トピックス

社会問題化しつつあるジカ熱小頭症やギランバレー症候群、さらに人口に与える衝撃も

2016/1/24

勝田吉彰(関西福祉大学)

 ブラジルをはじめとする中南米を中心に感染が広がっているジカ熱の勢いが止まらない。そこには、これから数十年にわたって社会福祉や労働力人口まで含めた長期社会問題として尾を引きそうな萌芽が見られている。日本も対岸の火事ではいられない。

 

 


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ジカ熱感染による先天性異常、ブラジルで例年の20倍に急増(管理人担当の日経メディカル連載)

2015-12-05 08:46:32 | マスコミでのコメント・取材・出演

日経メディカルに書きました。中南米を震撼させているジカ熱重症例・死亡例・小頭症騒動。「先天性異常発生率が20倍になり、そのなかでジカ熱PCRで証明されている」という事象と、「ネッタイシマカ・ヒトスジシマカ媒介で国内感染も」という可能性をあわせ考えると、渡航医学案件にとどまらなくなる可能性も考えねばならないかなり深刻な話です。

URLは(要日経パスワード)http://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/special/pandemic/topics/201512/544895.html

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(冒頭公表部分のみコピペ)
パンデミックに挑む:トピックス

ジカ熱感染による先天性異常、ブラジルで例年の20倍に急増

2015/12/3

勝田吉彰(関西福祉大学)

ジカ熱。デング熱やチクングニヤ熱と同じく、ネッタイシマカやヒトスジシマカが媒介する蚊媒介感染症である。原因であるジカウイルスに感染した妊婦からは、これまでにない多数の小頭症の子どもが生まれている。ブラジル政府の発表を受け、WHO地域事務局(PAHO)もアラートを出す騒動になっている。

 


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パンデミック症候群〜国境を越える処方箋〜の書評いただいてます(毎日新聞・日本医事新報)

2015-11-15 18:40:45 | マスコミでのコメント・取材・出演

拙著「パンデミック症候群〜国境を越える処方箋〜」の書評、本日の毎日新聞書評欄に紹介されています。感染症・メンタルヘルス・医療事情バランスよく紹介いただき感謝です。
http://mainichi.jp/shimen/news/20151115ddm015070052000c.html

発刊時点で少々とらぶってたAmazonも正常化してなによりです。
引き続きよろしくお願いいたします。
http://www.amazon.co.jp/%E5%8B%9D%E7%94%B0-%E5%90%89%E5%BD%B0/e/B004LOLZSW

日本医事新報の書評にも感謝です。


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エボラもMERSも“予期せぬ騒動”に揺れる(管理人担当の日経メディカル連載)

2015-10-16 08:26:53 | マスコミでのコメント・取材・出演

日経メディカルの連載。今回は、まるで図ったかのごとくエボラとMERSが予期せぬ騒動を起こしている件を取り上げました。EVDから回復し9カ月経ったスコットランドのナースが症状出現しロンドンに緊急移送、韓国MERSは最後の1例がまた陽性と。

公式発表はunusual late complication と慎重な表現になっておりますので、こちらも再発とか再燃とかいう表現は自粛しています。

URLは
https://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/special/pandemic/topics/201510/544210.html

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(公開部分のみコピペ)要日経パスワード。

パンデミックに挑む:トピックス
エボラもMERSも“予期せぬ騒動”に揺れる

2015/10/15

勝田吉彰(関西福祉大学)

 ここ数年、渡航医学の世界を騒がせた2大ヒール(悪役)といえばEVD(エボラウイルス病)とMERS(中東呼吸器症候群)だろう。この2つの感染症が、ほぼ同時に“予期せぬ騒動”を起こして世間を騒がせている。

 


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管理人担当の日経メディカル連載(サウジのMERS集団感染、巡礼シーズン控え緊張高まる)

2015-08-26 17:44:22 | マスコミでのコメント・取材・出演

日経メディカルの不定期連載です。
ここのところサウジアラビアで不気味に増えているMERS感染者。

韓国の最初期とは異なり、経験値豊富なサウジ首都の一流病院でなぜ院内感染が次々起こるのか・・・

今回は昨年までと異なり、ハッジ巡礼が迫った時期にて「巡礼ビザ発給条件を厳しくして巡礼者を減らす」というこれまでの方法が、すでに時遅しで使えない(気の早い巡礼者はすでに自国を出発してしまっている)・・・等々不安要因が多く懸念されます。

URLは
http://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/special/pandemic/topics/201508/543524.html

(要日経パスワード)
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(公開部分のみコピペ)
サウジでMERSの集団感染が続く、巡礼シーズンを控え緊張高まる

2015/8/25

勝田吉彰(関西福祉大学)

 今月に入りサウジアラビアでMERS(中東呼吸器症候群)の感染者が急増、大病院での院内感染を介した感染拡大の悪夢が再来した。毎年200万人もの巡礼者が世界中から押し寄せるハッジ巡礼を9月末に控え、現地では緊張が高まっている。

 

 


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