治しやすいところから治す−−発達障害への提言

花風社・浅見淳子のブログ
発達障害の人たちが
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藤居学へ

2010-11-01 11:57:00 | 日記
藤居学様

 10月29日に回答書を受け取りました。この回答書を読み、私どもは憤りを感じております。俗な表現ではありますが「どこまで馬鹿にしているのだろう。」と言うのが正直な気持ちです。

 私どもは最初に、そらパパなる人物のブログでの書き込みが、息子である大地を傷つけたこと。大地は、これからも他の障害のあるお友達と療育していくが、あの書き込みが誤解を招く結果になっていること。よって、ブログを閉鎖するか、息子に関する記事、著書に関する記事の一切を削除し、今後もいっさいの書き込みはしない。さらに、そらパパなる人物の心ない書き込みにより幼い当事者の心を傷つけた事に謝罪するように通達いたしました。

 また、藤居学なる人物が常識ある解釈が出来るような人物には思えないことより、一切の接触はしないと断言しました。

 さらに、著書の内容と、そらパパなる人物の立ち読みによる見解との相違については、私どもには一切の説明の義務がない事。説明する意思がない事も告げました。

 しかし、10月29日の回答書では、ブログ内のコメント欄に私どもが意見を書いても良い。或いは、ブックレビュー内のスペースに私どもの反対文を掲載するスペースを用意しているとの回答でした。

 記事を消せという要求に対し、私どもの反論文を掲載し、さらなる混乱と騒ぎを狙っているとしか思えません。そらパパなる人物のブログやブックレビューのコメント欄が、公的な議論や解決の場とは思っておりません。

(中略)

心を痛め、苦しみながらも息子の大地はそらパパなる人物に手紙を書きました。しかし、今現在も息子への謝罪の言葉どころか、手紙への返事はきておりません。ましては、こちらの要求を無視し、ブログの中に私どもがなぜにあなた宛ての文章を掲載する必要があるのか理解に苦しみます。

 当事者本は、今まさに生きている人間の生きざまを語っています。藤居学なる人物が、どんな立派な療育者なのか、どんな専門知識を持った偉い先生なのか存じ上げませんが、息子大地が将来に夢を描き、希望を持って生きている様をあなたは否定したのです。いくら反論しても、幼い子供に「生まれてこなければよかった。」「生きていたくない。」と思わせる事を書いたのは事実です。覚悟されて書かれたレビューです。想定されていたということですので、(以下略)。

 何度も何度も、同じように子供を育てる親ならば考えて欲しいと訴えました。そらパパなる人物の書き込みが、いかに子供の心を傷つけるものなのか。自閉症、発達障害について勉強されている方なら、息子のような障害を持つ子供が本になるまで文章を書き溜めていくことがどんなに根気が必要なのか。毎日、毎日、自分の記録をためて、自分自身を見つめながら、作り上げていくことが…どれだけ大変な障害を抱えているのか。容易に想像できる事でしょう。今となっては、理解するつもりがなく、よその子供の心の傷などどうでもよいと思われているのだと判断いたしました。
 
(中略)

 同じ年頃の子どもを育て、またチャンネルは違えども自閉圏の子を持つ親同士として、大げさにすることなく、事を収めたいと思っていましたが、なかなかご理解をいただけないようですので、私どもも次の段階に入ろうと考えております。ブログで書かれた著書のレビューと同じように、こちらから送った警告に対しても、ずいぶん勝手な解釈が多く、これ以上待っても誠意ある対応をしていただけないと判断いたしました。

(中略)

 また、昨今、自閉症の世界は、少し目立った当事者、自分たちと違った療育や教育方針で育てている親を、別の当事者や当事者の家族がネット上で批判し、あってはならない悪口・雑言をはき、傷つけるといった傾向があります。藤居学氏のブログもまた、こういった騒ぎを煽る原因の一つであったと考えております。私どもは、同じ親同士でよそのお宅のことを批評する。さらに批判する。ネット上で必要のない議論の場を作り、集団で責任のない発言を繰り返す行為はモラルに反していると考えています。また、ネット上でのそういった中傷行為は、刑事罰に値する事を知りました。当事者の親たちに、こういった常軌を逸した行動を起こす方が多すぎるように思えます。ネットでの書き込みは、顔を見て話すわけではありません。本意ではなくても、相手の心を傷つけ、人格を否定する行為となり、生活の場や活動の場を奪いかねない…子供に障害があるというだけで、顔を上げて歩けないほどの酷い言葉を言われた経験を皆さんがお持ちでしょうが、ネットの世界に入ると忘れてしまうようです。どこのだれが見ているか解らないからこそ、子を育てる親として、慎重に行動する必要があります。そして、ネットの世界は公式な場ではありません。ここでの質問に、誰もが答えてくれると思うのは大きな間違いです。
 藤居学さん。あなたもですが、みなさんも知っていた方がいいです。ネットの書き込みも、一つ間違えば刑事事件に繋がります。私どもと藤居学さんの経緯については、皆さんへの警告として、何らかの方法でまとめて世に送り出そうと考えています。
 
 また、大地は(以下略)
 
 あなたが執拗に書き込みを続けた事で、事態を煽り、さらなる騒ぎが生まれ、多くの人たちが涙を流しました。(中略)あなたがした事ではありませんし、あなたが「やれ!」こと命令した事ではありません。ですから、是非は問いませんが…無責任な書き込みは、多くの人を傷つけることを知った方がいいのです。さらなる騒ぎを生む事を知った方がいいのです。それらはすべて違法行為であり、社会的責任を問われます。そして、制裁を受けることになるのです。
 ブログは本来は日記です。そして、我々は親であり、療育者でも、医者でもないのですから…法は侵していなくても、語ってはいけない事があるはずです。そのことを、私は皆さんに知っていただきたいと思っております。                        

平成22年11月1日
                            中田大地の父と母
                            
* 本文書の無断転載を禁じます。中田大地君保護者代理人の判断により、リンク貼りも不可とさせていただきます。
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