治しやすいところから治す--発達障害への提言

花風社・浅見淳子のブログ
発達障害の人たちが
少しでもラクになる方法を考える場です。

箱根のむこうの芋づる式 その3

2016-10-18 09:15:44 | 日記
会が終わり、控室へ。
皆さんにいただいたお土産がたくさんなので、栗本さんと私は着払いの発送をお願いしました。書籍は黄色本、芋本、発達障害は治りますか?、猫本、人間脳と完売。箱が空いたのでそこにお土産を詰めてくださいました。何しろ運営側に佐川男子がいらしたのです!

ただし生ものはもって帰ります。その一つがメロン。渥美半島が豊饒な土地だと見えたのは間違いではありませんでした。立派なメロンをいただいて帰ることになりました。

帰りの豊橋鉄道渥美線は読者の方と栗本さんと私。栗本さんは芸能人を上から目線で語るのはやめたそそうです。花風社クラスタのおばさんたち(私世代)にもお姉さんたち(ちゅん平世代)にもこてんこてんにやられたので、別のクラスタの女性たちにも「こういうのまずいかな?」と訊いてみたら総スカンだったそうです。「これは僕の誤学習でした、以降やめます」とのことです。みんなで総スカン食らわせた甲斐がありましたね。

一緒にいた読者の方のご子息は特例子会社に元気よく勤務され、鉄を趣味とし、時折一人で小田原にも行くそうです。「栗本さんに会いたいのか登山鉄道に乗りたいのかは謎ですが」とのこと。栗本さんは「終わるとさっさと帰りますよ」と言っていました。元気よく会社に通えることにコンディショニングは寄与しているかもしれません。でも人望のまるでない栗本さん。これでいいのです。このギョーカイ、弱っている人が多いから、カリスマの器じゃない人がカリスマに祭り上げられます。そうするとろくなことが起きません。栗本さんはダメなおっさんぶりを発揮してカリスマ化を見事に防いでいるし、私くらい暴言を吐いていたら気の弱い人はやってこないしおおよちよちは期待されないので変に依存されません。その代わりときどき攻撃と言う名の依存がやってきますがそれは白昼堂々と撃退することが最大の抑止力になると思っています。

とにかく、依存されるべき器ではない人が依存され、支援者自身が未解決の愛着の問題が依存を許し、支援そのものが社会と切り離されていく。そういう光景が全国で繰り広げられていますからね。長崎もその例外ではなかったとわかっただけのことです。

ところで次回の仲良しコンビ()は沖縄。

最初主催者の方から、自分で手配の上精算、と言われていましたので、私はすぐに手配しました。画伯が「どの飛行機にする?」と聞いてきたのですが、聞かれる前にさっさと座席も指定しました。羽田那覇便は三時間。三時間もダジャレかガールズトークを聴くのはいやなので、画伯とも栗本さんとも離れた席がいいと思ったのです。ホテルは仕方なく教えました。車社会の沖縄は、離れて滞在するとお迎えの方に手間をかけるからです。

そうしたら栗本さんは、なんか那覇の繁華街の方に宿泊を取りそうになっていました。「法人が中部だから那覇は不便だから」と私が言い、主催者の方が「じゃあこっちで浅見さんと同じホテルを手配します」とのこと。ところがそのホテルが取れなかったそうです。「栗本さんだけ別のホテルになっちゃうんだけどいじけますかね?」「100パーセントいじけるけど仕方ないですよね」「最初那覇に泊まりたかったって、なんかおねえさんのいる店とか行きたかったんですかね? だとしたら夜は別行動してもらってもいいんですが」

そこで私は栗本さんに「画伯と私はごーやちゃんぷるーとかそういうの食べに行くけど、おねえさんのいる店とか行きたいのなら探しておいてくれるって」と言ったら「そんな店行きたくないっすよ。それよりオレ、沖縄行ってやりたいことあるんですよね」といきなり渥美半島の上で言い出し

「何? 何やりたいの?」ときいたら

「バナナボート、乗ってみたいんすよね~」

だって。

読者の方と私はまた呆れたり眉をひそめたりしました。
そして電車は豊橋に着き、ここでお別れ。
実は私、日に一本のひかりの予約をしているのです。ひかりは小田原停まらないですから栗本さんは先発のこだまで帰ります。

前に豊橋来たのは、実は吉川徹講演会を聴きにきたとき。そのときは吉川を実際に目にして極悪人から気のちっさそうなおっさんに降格し、興奮して何も買わないで帰ったのでした。でも今日はお土産を。というかうちついてすぐご飯だしなんかすぐ食べられるものを。私は立派なエビフライを買いました。やっぱり愛知はエビフライなイメージです。

そして駅に向かうと、花風社の熱心な読者である心理士の方に立て続けにお二人お会いしました。「え? もしかして? 灰谷さんの・・・」「そうなんです。勉強になりました」と。灰谷さんの支援者養成講座が豊橋で同日あったのです。そこに参加された帰り、同じひかりで帰るようです。「社長がどんどんいい本出してくださるおかげで学びになっています。今日の灰谷さんの講座も勉強になりました!」とのこと。こうやって、花風社が媒介となって、治せる人がどんどん増えていきます。ありがたいことです。

ひかりに乗ります。なんと、豊橋の次が新横浜。ざまあみろでかすぎる静岡。全部飛ばしてやったぜ!

家に帰ると夫がエビフライと私を歓迎してくれました。
適当に野菜切って並べたりしてなんとなくかっこのついた晩酌に。メインディッシュはエビフライです。白ワインを開けます。

「今日わかったのは、本当は多くの人が治りたいっていうこと。ギョーカイがなんと言おうとね。おとなしいお客さんたちだから通じたかわからなかったけど、書籍売り場に殺到するその姿を見て、本当は治りたいんだってよくわかった。それと栗本さんはね、沖縄で別におねえさんのいる店とか行きたくないらしい。でもバナナボート乗りたいんだって」

ここで私たちは五分くらい笑いました。

栗本さん、いつも面白い話題を提供してくれてありがとう。わざとじゃないと思いますが。

これで終わり、ではないのです。

帰ってきてからわかったことがあったのです。私が何をしに渥美半島に出かけたか。

次回はそれを書いて最終回としましょう。

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2 コメント

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Unknown (373)
2016-10-19 14:20:05
「心理士だって治せんといかんわなぁ」ですよね。
引き続き、よろしくお願いします。
全くです (浅見淳子)
2016-10-19 14:38:36
373さん、先日はどうもでした^_^
仰せのとおり。はっきり言って治すということにおいて患児に挨拶もしない医師よりイルカや馬の方が役に立ってます。エビデンスガーとか言ってるヒマがあればごあいさつから覚えてほしいもんですね!

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