治しやすいところから治す--発達障害への提言

花風社・浅見淳子のブログ
発達障害の人たちが
少しでもラクになる方法を考える場です。

それぞれの修行

2017-03-08 08:53:39 | 日記
鹿児島講演の話に戻ります。
こよりさんという人選は、たしかに「本を一冊出しただけのただのおばさん」でした。けれどもそのこよりさんを地元に紹介したいと思ったのはねこ母さんでした。ねこ母さんの自発性を私は尊重しましたから、もっと集客が容易そうな有名どころにすれば、ではなくねこ母さんの企画を尊重しました。
そしてそれぞれの修行がありました。

ねこ母さんの修行は、赤字にしないこと。
遠くから二人呼ぶ時点でハードル上げてますが、それは自分で決めたこと。とにかく赤字にしないこと。
補助金とかもらってやる講演ではなく、行政絡みでもない。
純粋に会費と本の売り上げで赤字にしないこと。

どうしてかって? これは事業だからです。
事業である以上黒字にするのが修行だからです。
そのためには集客すること。申し込んだ人からはきちんと集金すること。最初からそれが修行ですよとねこ母さんには宣言しておきました。

私の修行は、こよりさんというしばしば本筋を離れると思われる構造化されていない新規の相方との掛け合いを、きちんとお客が木戸銭払って後悔しないクオリティに持っていくこと。

そしてこよりさんの修行は、体調を管理すること。留守を委託すること。好き勝手しゃべるだけではなく「お客に何が有益か」を考えた私のプロデュースに乗っかることです。

そしてそのどれもがうまくいった講演会だったと思います。
本も驚くほどたくさん皆さんに買っていただきました。

お客がお金を払って得たものがあったと思ってくれる。
それが商売人として唯一にして最大のサバイバルスキルだと私は考えていますので、セルフブランディングだの夢に日付だのには興味がわきません。あえてセルフブランディングしたいなんて、「実力以上の対価」かなんかを求める人が欲張っているだけじゃないですかね。

一緒に仕事をしたことで、私の猫烏賊嫌いの源がどこにあるか、ねこ母さんにはきっと伝わったと思います。
くだらん自己啓発セミナーだの起業塾だの行って何かやれる気になるような人たちは
自分の実力不足か精進不足(営業方面も含む)から目をそらし
金出せばそれを教えてくれる人がいると安易に考えているからです。
猫烏賊は基本、怠慢なのです(ブ)。
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