治しやすいところから治す--発達障害への提言

花風社・浅見淳子のブログ
発達障害の人たちが
少しでもラクになる方法を考える場です。

遅ればせながらカサンドラ

2016-05-02 16:44:41 | 日記
大変遅ればせながら
「旦那さんはアスペルガー」を読みました。
読んだ? 読んだ?と多くの方にきかれるところをみると、評判の本だと思ったのですが

素晴らしい!

という意見と

差別ガー

という意見と両方あったみたいですが

私自身は

なんか興味がなかったんですよね。

理由はたぶん二つ。

その一。

マンガなこと。
私は字の本の方がとっつきやすいです。

その二。

カサンドラ症候群にあまり興味がない。

なんとなく

犬も食わない感じ?

そしてやーっと読んでみて思ったのは

この旦那さん、そんなに悪くないじゃん

っていうとこですかね。

かわいいとこもあるし。
受動型アスペルガー。

ただ、借金とか失業とかあると家族としては大変で

大変だ! いったいなんで?

という疑問から「アスペルガー」にたどりつき

あれもこれもアスペルガーだったからなんだ!

と言ってるだけ

それだけっていう感じです。

でも

家族にとっては夫や父親がアスペルガーってたいへんなんですかね?

妻がアスペルガーもたいへんじゃないんですかね?

なんでカサンドラの逆は名前がないんでしょうね?

それだけ。

雑談です。


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14 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
私も読んでないです (こより)
2016-05-02 17:54:16
読んでないので いい本なのかそうでないのかわかりませんが 

自分で選んで結婚したんだし 結婚生活で 相手の欠点が見えてくることって 定型でも 非定型でもあることですし

だんなさんが アスペルガーだからって やたら 問題になること自体が私には理解できません。


私の 夫もかなり変わってますし 失業 転職を繰り返した 時期がありましたが まあ人生そんな 時期もあるだろうと 家族でがんばって乗り切りました。

自閉っ子の親御さんの中には 「当事者が許せない」という方が 時々いて

とある親の会に 顔を出したときに総攻撃を食らったことがあり、「ああこれがカサンドラなのかしらん」と思いました。

お子さんとだんなさんを否定することばかりしゃべっていて、聞いていられなくて その後その会には 行かなくなりました。

それにしても カサンドラの反対がないのが 不思議ですね。
Re:私も読んでないです (浅見淳子)
2016-05-02 18:02:16
こよりさん、ようこそ。

失業だの転職だのは時の運、みたいな要素も大きいので、全部アスペルガーのせいとは言えないよなあ、と思いました。

なるほど、時々そういう親御さんがいるのですね。その人たちは共感するのかもしれません。

私は某所でカサンドラの親玉みたいな方と名刺交換したのですが、いいところの奥様風で、少なくともアスペルガーらしき旦那様に、経済的な苦労はさせられてないように見えました。だから、違う面で不全感をお持ちなのでしょうね。

カサンドラの逆に名前がない。

それこそが男性の矜持だと思うのです。
Unknown (はる)
2016-05-02 18:02:44
私まだ読んだ事ありません^^;が…

奥さんがアスペルガーのお宅も
大変だと思います^^;
パートナーの方の資質が鍵のように思います
Unknown (おたけ)
2016-05-02 18:19:17
そんな漫画があるのかとレビューを見にいってゲンナリしました…
夫がアスペルガーの家族の漫画に「プロチチ」というのもありますが、こちらは大変でも幸せな家族のストーリーです。
カサンドラも大変でしょうが、相性や接する側の性格による部分があるんじゃないかなと感じました。
Unknown (miz)
2016-05-02 23:49:24
ああ、あれはアスペ夫のいる妻向けの名称だったのかと、後になって気づきました。
読んでないので何も申せませんが、世の中アスペ妻と定型夫も珍しくないだろうに、
何で妻だけが?と。
アスペ妻とADHD夫のカップルのご苦労も聞いてますし(でもがんばっておられます)、
「モーツァルトとくじら」では両方タイプの違うアスペカップルもおられるようですし、
定型同士でも性格が違って苦労するのなんてざらだし、
カサンドラ症候群だけが特別ではないのにと思いました。
大変だーのネタだけなら読む気もしないなぁ。
夫婦で工夫して幸せにって話なら良いんですが。
奥さんがアスペルガー (浅見淳子)
2016-05-03 07:46:01
はるさん、ようこそ。
たとえばニキさんの数々のエピソードを私たちはわははと笑っています。そしてきっとニキさんのご家族は微笑ましく見守っていらっしゃると思うのです。ニキさんが持っている安定感でそれが伝わってきます。でもこの本の著者からはそういう余裕を感じないのですよね。
Re:Unknown (浅見淳子)
2016-05-03 07:47:49
おたけさん、ようこそ。
プロチチという漫画もあるのですね。電子になっているようですから読んでみます。この著者の人はパートナーへの理想像が固まっているのかなと思いました。
Re:Unknown (浅見淳子)
2016-05-03 07:52:11
mizさん、ようこそ。

またこの発言は一定の人を傷つけてしまうかもしれませんが、、、

どこの夫婦も波風立たないことはないと思います。でもそれを乗り越えて添い遂げてくれるのって結局は子どもにとってもありがたいことなのですよね。父を送った今、子ども時代を振り返ってつくづく思うのです。

カサンドラだとか、シングルマザーの問題だとか、それぞれ深刻だと思いますが、一方で「別れない結婚をする」ことが推奨される雰囲気になっていないのは不思議ですね。
ユーモア (マツミチ)
2016-05-04 18:20:25
この本、周りでも少し話題に出ました。
日々が日々なので、発達障害関係の本はユーモアがかすかでも醸し出されているものだけを読みたい気持ちが大きい、ですので未読です。

以下、新しい本への期待が募ってのコメント、長文になり恐縮ですが書かせていただきます。
漢字はノートに書きとりじゃなくて合う方法で稽古してOKと言われていて、なぞり書きにしていますが、調子のあがらない日に言ったひとことがおもしろかった。
「ああー、なぞるだけでも子猫100ぴきを世話するぐらい大変やねんな~」
わはは、なるほど、そんな感覚なんや、と答えながら、
困難な状況はたぶん障害あるなし関係なくときどきやってくるけど、
普段からの用意とユーモアがコツかなあとハッとしました。
大地君の本も参考に合体呪文など作っていますが、ふと一、二年生の漢字を完璧にするほうが今後の人生を送る上でも大事では?とおもいつき、
一年生の漢字を音読み順にひとつずつメモさせると「けっこう書けるな」と満足感もあり、
「あ、これは忘れてる、覚えなあかんな」と自然につながりました。
やっぱり決して「無理させてはいけない」ってことはないなと感じました。
同時に、比較すれば”子猫100ぴき分の重荷”というのも現実。
本、ゆっくり、楽しみにしています。
もう、根本的に (浅見淳子)
2016-05-06 08:39:04
マツミチさん、ようこそ。
今度の本は、本当に根本的な解決策を提示します。
書き取りかなぞり書きかとか、そういうレベルでの対応法ではありません。
どうぞ楽しみになさっててください。