定型発達者もつらい…かな?

花風社・浅見淳子のブログ

大野更紗さんセレクション

2012-05-30 07:45:50 | 日記
大野更紗さんのこの本読んだ時



「面白いなあ」と思ったと同時に気づいたことがあった。
大野さんが在籍している大学院と、夫の勤務先がかぶっている。

聞いてみたところ、
「知ってるよ。本売れているんでしょ。いい子だよ。この前も授業でしゃべってもらったんだよ」とか言う。
そうかあ、と思っていた。

そのあと、偶然の成り行きで
ある場所でぱったりお会いすることになり、小一時間おしゃべりした。
たしかに難病で、色々からだが辛そうではあったし
その様子からは感覚過敏から身を守る自閉症の方の大変さを思い出させたけど
明るくて楽しい方だった。

「私も版元やっているんですよ」と言って名刺を渡した。

そうしたらそのあと、うちの本読んでくださって、気に入ってくださったみたいです。
「よろしくって言ってたよ」と夫に言われた。

という経緯で

6月1日から、渋谷の丸善ジュンク堂さんで
大野更紗さんが選んだ本のフェアをやるということで
うちの本たちも、選んでいただきました。

セレクションは

「自閉っ子、こういう風にできてます!」
「俺ルール! 自閉は急に止まれない」
「自閉っ子におけるモンダイな想像力」
「自閉っ子、えっちらおっちら世を渡る」

の四冊です。

身体方面のトピックが多いと思われている花風社ですが
何度も繰り返すように、それは身体アプローチが「生きやすくなる近道」だと判断しているからで
認知方面だって本を出していますよ。
上記四冊は、そっち系ですよね。
世界の見え方、切り取り方の違い。
異文化としての自閉症全開の四冊です。

なるほど、いいセンスだなあ、と思いました。
皆さんもね、自閉っ子の不思議なものの考え方のヒントになりますからぜひ読んでみてくださいませ。
アクセス可能な方、よかったら丸善ジュンク堂さんで買ってね。

ニキさんも大野さんの本面白かったって言ってたらかなあ。
喜ぶだろうなあ。

で、今日起きたらこんなついーとが回ってきていて

一歩外に出ると何をしているか不明な家族の仕事までわかるなんて
ついったーすごい! と思いました。

これもいい企画だなあ。

それに

今日は夕飯がいらなそうですわね。
こういうの、事前にわかると便利ですよね。
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本人のお仕事

2012-05-29 08:05:18 | 日記
え〜と、「自閉っ子のための道徳入門」を作った動機に私が実際に起こした裁判のことがあったかどうかきかれたんですけど

まああったかな。

事前には、触法関係の資料色々当たりましたよ。

でもね、そのうち「関係ないな」って思うようになったの。
いや、何が関係ないかって
イギリスの更生施設で触法発達障害者にどういう処遇をしているとか
まさに子育て真っ最中の読者の方々にはあんまり関係ない。

だってさあ
万が一のことが起きたとき、どういう処遇をされるかというより
そういうところに送られないですむほうが大事でしょ。

もちろん更生についてお勉強する必要がある人・してほしい人はいっぱいいて
その人たちにはそういう情報が大事だけど
うちの読者には関係ない、と思いましたです。

結局本人のお仕事は、二つだけなのね。

・世の中を怖がらない
・世の中を恨まない

それだけ。

でもモンダイな想像力がこれを邪魔するでしょ。

定型発達者のこと深読みしたりしてさ。

で、ニキさんに改めて色々訊いた。

ニキさんは昔、世の中を怖がっていた人だと思う。
それを「手動で」怖くなくしてきた。
その経過は「自閉っ子におけるモンダイな想像力」とか「自閉っ子、えっちらおっちら世を渡る」に書いてありますね。

で、一方で、世の中を恨んだ時期はなかったと思ったんだけど

そうでもないことがわかって
それも手動で恨まなくしてきたようです。

ニキさんは岩永先生と出会ったとき、自分が抱えてきて訴えてきたバグに名前がついているのを知って
「早く言えよ専門家」と言ってたけど

ニキさんが世の中を恨まなくなった経緯を聞いて
私はやっぱり思いました。「早く言え」って。

でも、問いかけがないと出てこないよ、と言われた。
「自閉っ子のための道徳入門出版記念講演会」
そのいいきっかけだったようです。

YTの件、ニキさんは被害者なのね、完全に。

でも彼の気持ちがわかると言っていた。
ああいう風に、無駄なことに固執して、それがフルタイム労働になってしまう脳みそが。

私にはまったくわかんないけど
ニキさんはわかると言っていた。

じゃあなんでニキさんはそういうのをフルタイム労働にして時間を無駄にせずにすんだか

それをね、6月17日に大阪で、しゃべってくれると思います。


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エア差別

2012-05-29 06:44:33 | 日記
昨日実につまんないついーとがリツされてきた。


いやあ、ある意味感心(棒)。
ていうか、これってネタでしょ? みんなで共有するためのエンタメとしての悲憤慷慨でしょ?
まさか本気で考えていないんだよね?

まさかまさか、本当にこうなるとは思っていないよね?

もし思えているんだとしたら、私はそれはニキさんの言う「モンダイな想像力」の一個
想像力が過剰

ってやつだと思う。

それにもし本当だとしても問題ないよね。

身内に障害者がいるというだけで、縁談を断るような人が現実に存在するとしたら
そういう人間との縁組はしないほうが正解なので
なんにも困りません。

障害児のお子さんが、フィルターとなって守ってくれるわけですよ。
そういうちっぽけなやつとの縁組を。

それにしてもねえ

こういう卑屈な考え方して、次から次へとエア差別の懸念をする人だったら
そりゃよそのうちの親が自分の子に施している教育方針に勝手に傷ついて大騒ぎするだろうな。

と遠い目になったのでした。

頭が卑屈でも仕方ないけど
八つ当たりしないでほしいわね。

え〜と、私は都市部の普通に暮らしている家(貧乏でも金持ちでもない)で育ったので
周囲にお金を理由に進学できない人とか、あまりいませんでした。

でも地方に出かけるようになって
地方には都会には考えられない貧困があるのも知りました。

だったらさあ、地方から東京の大学に送ってもらえるってそれなりに恵まれたことなのではないの?
違うの?

そしてそこで大学を卒業して、職を得て、住まいを得て、配偶者を得て
たまたま生まれた子どもに障害があったというだけで

人ってここまで被害的になれるもんなの?

わからん。

どういう脳みそなんだろ。不思議だ。心から。

まあ別にいいんだけどさ、八つ当たりはやめてほしいわね。
迷惑だから。
それだけ。
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かゆいところに手が届く

2012-05-28 06:33:01 | 日記
「自閉っ子のための道徳入門」へのたくさんのご注文、ありがとうございます。

待たれていた本だったのだなあと思います。

先日、ある場所でおしゃべりしたこと。
「発達障害は治りますか?」が出る前、色々魑魅魍魎が降って来て、大騒ぎになりましたが
実際発売してからの売れ行きを見て、思ったもんです。
「なんだ、結局治りたい人が多いんじゃないのか」

今度の本のご注文にも、読者の皆様からのメッセージが寄せられていて
一つ一つ読んでいますが

特別支援学校の先生から
「かゆいところに手が届く企画」というお言葉をいただき
ありがたいなあと思いました。

でも誰かの「かゆいところに手が届く」っていうことは

別の誰かが「痛いところを突かれた」って思っている可能性もあるっていうことかもしれないですね。

発達障害の人にもちゃんとルールを守ってもらいたい、という考え自体を「正しくないもの」と見なす人はいるでしょ。
だから自分の息子の恥ずかしいエピソードをうれしげにブログのネタにするような父親がいるわけで。
私なんかは、「健常児だったら父親を殴ってるなあ。それに母親はどうして黙ってるんだろう」と思いますが
まあ考えは人それぞれです。

花風社は「きちんとルールを守って社会(みんな)の中で暮らせるようになってほしい」という考えの方々に寄与する本を出すように心がけてます。
その一冊ですね、今度の本も。

発送は早い方で今月末です。
引き続き、よろしくお願いいたします!


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シューカツ

2012-05-27 08:05:00 | 日記
私は晴れ女なんですけど、雨だといいなあと思っていました。
運動会で来られないけれど、雨なら来たいという方もいらっしゃたりして。
お手伝いしてくださる方の中にもね。

起きたら雨。
「行きます!」というメール。
ところがそのあと快晴。五月の札幌は気持ちよい。
一番いいパターンでした。
先週、大関には通じなかった私の念力。太陽には通じたようです。

今回大塚さんとお話して、大きな発見は二つかな。

一つ目。
障害者就労にもきっと縦割り行政があるね。
大塚さんは厚生労働省寄りのお仕事をすることが多いようです。
一方で私は、行政とは関係なく動いているけど、読者のメインが保護者や教員なので
なんとなく学校現場の情報が入ってきます。
この二つが別々に動いている。それを心得ておいてシューカツしないと。

二つ目。
数年前に就労支援の現場を取材して、私ががっかりした現象が改善されつつあるのかな。
え〜と、いわゆる縮小再生産問題ね。
IQが高い子にも発達障害があるという理由で最低賃金の単純労働でいいという
二次障害回避原理主義ね。

それなりのステータス・賃金についていて、診断はされず、苦労しながらでも
なんとかやってきたというグレーぽい人が、前世代には多いと思います。
そういう人を全部単純労働にするの? っていうのが疑問だったわけですが

それも改善してきているんだなあと思いました。
もっともっと柔軟な支援が始まりかけている。
その先にしかこの国の未来はありません。

講演終わってから読者の方とお話したのは
そういう中でのシューカツをどうしよう、っていうこと。

本当に、今高等教育在学中の方はおそらく
パイオニア世代になりますね。

シューカツもいろんなルートを探らないと。

私自身は、会社興す前に二度正社員になってますけど
どっちも募集があって応募していったケースではなかったですね。
自分で自分を売り込みに行ったケースです。ぽんぽん雇ってもらえたわけではなく、時間がかかりましたけどね。
何しろ相手が「人は探していません」というところに押し売りに行ったわけだから。そりゃ一筋縄ではいきません。

ニキさんが訳した
「さあどうやってお金を稼ごう? 就職活動編」まだ多少在庫ありますがお役に立てるかも。
今こそああいうシューカツが活きるかも。
在庫なくなったら増刷しませんので、ご希望の方はお早めに。

終わったあとは皆さんでお茶をして(私とあと約一名はビールでしたが)

七月札幌で行われる自閉症協会の全国大会で、長沼先生が渾身の発表をされるというお話を先生から伺い
すでに参加申し込みしてお金も払っているのでよかったなあと思いました。
本場所中にもかかわらず、出かける意味がありそうです。

また飛行機とらなきゃな。安いチケット。

今回は、直前の告知の講演会で、人数が少ないと思っていたのですが
おかげさまで五十人入りの部屋が一杯になりました。

その分、普通の講演会になったので
一回もっと少人数の、お勉強会に近いものもやりたいです。
おそらく私の地元で。
まあ人数が少ないということは、部屋代出すのが精一杯なので
様子見ながらですから、どこかから講師をお連れするのは(少なくとも最初は)難しいと思うので
私と皆さんとの交流会みたいになると思いますが。

考えています。

偶数月での開催をね(お相撲ないから)。

何はともあれ、北海道の皆さん
今回もお世話になりました!
サッポロクラシック、おいしかったです。
昨日はホタテ、イカの塩辛、イクラ、鮭、塩うにを連れて帰宅しました。
あ、あとスープカレーの素も買ってきました。楽しみです。
ニキさんには頼まれていたジンギスカンのたれを買いました。明日送りましょう。


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