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[映画] スター・トレック BEYOND

2016-10-21 | 映画
「スター・トレック BEYOND」を川崎チネチッタにて観て来ました

一応、「スタートレック」は旧シリーズからJJエイブラムスによって新たにリブートされたシリーズまで全ての劇場版を見てはいるんですが、肝心の ”本家” のテレビシリーズの方をほとんど見た事が無いので正直あまり馴染みがあるという気になれません

決して嫌いというワケではなく、未知の宇宙を開拓するSF設定なんかはかなり好みではあるんですが、どうしても ”とっつきにくい” イメージを払拭出来ないまま、何十年も経過してしまったというカンジです(^_^;)

1960年代に始まり、膨大なシリーズを重ねることで蓄積された ”恒例のお約束” みたいな要素がそのとっつきにくさの根源にあるんだと思うんですが、逆にファンにしてみればそういった要素こそが面白さの根源でもあると思うので、オレみたいな立場からすると疎外感みたいなのをちょっと感じてしまうんですよねえ…

まあでもCGや映像技術の進化を非常に解りやすく感じられる世界観という事もあって、劇場版だけを見続けてるオレみたいな ”門外漢” でもそれなりに楽しめてまして、特に2009年のリブート版は(共通の世界観を一部引き継ぎつつも)新たな世界観から仕切り直してくれたのはとても有り難かったですね

そんなリブート版も今作で三作目となりましたが、個人的にはちょっと微妙だったかな……なんだか釈然としない要素が目立っちゃったというか(^0^;)

映像的にはもはや ”どんな映像” でも(予算さえかければ)実現出来るハリウッド映画界にとって、これからは如何にアイディアを振り絞って ”見た事の無い映像(シチュエーション)” を生み出せるかが勝負になってるワケですが、そういう新鮮味という部分ではもう限界なのかな?、と寂しく感じてしまう内容でもありました



以下ネタバレ感想:
前作「イントゥ・ダークネス」の完成度がかなり高かった事でちょっと期待しすぎた感はあったかもしれませんが、前作、前々作に感じられた凝ったプロットや壮大な映像美みたいなのは今作ではあんまり伝わって来なかった気がします

”都市型コロニー” はカッコ良かったんですけどねえ……惑星が崩壊する展開も厭わないこのシリーズからしたら、結果的にこのコロニーにほぼ何の被害も出なかった事が(ストーリーとの絡みが薄かった事が)どうしても不満に感じちゃいました(^_^;)

”クラシック音楽” を爆音で鳴らす事が敵を倒す要となった展開を見て、”ひょっとしてマクロス…?” と訝しんだアニメファンは多いと思いますがw、敵のメカが群体となって津波っぽく表現されるアイディアは面白いと思ったものの(これぞ正真正銘の “波状攻撃” というヤツでw)、その釈然としない撃退法(;´Д`)と、宇宙空間ではそのスケール感がイマイチ伝わって来なかったのが勿体なかったです

エンタープライズ号がズタズタにされてしまう展開にまたかという思いが強かったのは仕方ないにせよ、序盤で早々に退場してしまう ”頼りなさ” に観客をガッカリさせてしまったのは映画として大きなマイナスだったのではないでしょうか

100年前に行方不明になった艦に遭遇した所が一番ワクワクしたシーンでしたが、そこに誘導する新キャラ?が何だか雑な設定に雑な活躍を重ねる微妙な存在だったので、どうにもこうにも…

そういや前作で海中からの発進シーンがあって、今作では地中に半ば埋まった状態から発進するシーンがあったというのは、「宇宙戦艦ヤマト」へのリスペクトだったんですかねえw

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