発行部数が(休刊寸前の)危険水域にまで低迷していると言われる週刊少年サンデーに新たに就任した編集長が先日発表した、”誌面刷新” の宣言文みたいなニュースがネットの一部で騒がれています
> 多くの連載作品が誌面を去り、代わりに才能溢れる新人・若手作家さんが~
>
↑この一文によって、一体どの連載が打ち切られるんだ?といった憶測がファンの間で交わされていますが、個人的に一番、戦々恐々とした思いでいるのが田辺イエロウの「バードメン BIRDMEN」です
2013年7月の連載開始から2年余りが経過していますが、月イチでのシリーズ連載という形式なので単行本はまだ5巻までしか発売されていません(…作者さんがアシ無しで一人で全部描いている?)
(週刊誌で)月イチで~っていう部分がネックになっているのか、そもそものサンデー読者が激減しているせいなのか、一部のマニアにしかこの作品のとんでもない面白さが知られていないっぽい現状がとても歯がゆくて歯がゆくて…(;´Д`)
「バードメン」の物語はいわゆる ”ヒーロー物” にカテゴライズされると思うんですが、かつて「エヴァンゲリオン」がロボット物の、「まどか☆マギカ」が魔法少女モノの常識やタブーを悉く打ち破った作品であったのと同様に、「バードメン」はヒーロー物としての常識とタブーを打ち破り続けている作品です
数々の謎が少しずつ解き明かされるタイプの作風でもあるのでネタバレは避けますが、「パーマン」や「ガッチャマン」といった古典ヒーロー物から現在も続いている特撮戦隊シリーズへの多大なオマージュを捧げつつ、”現代の世相” を非常に巧妙に作品に反映させているのが特徴でして、現代に生きる中学生の生々しい心理に始まって、生命倫理学や進化論に至るまでのSF的な要素をこれでもかと詰め込みながらも、見事なエンタメ作品へと毎回 ”昇華” させている作者の演出手腕には惚れ惚れするばかりで…ヽ( ̄▽ ̄)ノ
かつては常識であった ”正義と悪” なんて概念が、21世紀の現代に語られるべきテーマとしては如何に不自然であるか、あり得ないことであるかを「バードメン」の読者は徹底的に思い知らされます……”敵” らしき存在が登場し、”戦い” も発生するんですが、そこには善も悪もないにも関わらず、主人公達が戦うべき理由がキチンと設定されていて、読み進める内にそこに至る動機や心情や必然性の流れがとても自然に演出されているのに誰もが驚かされるのではないでしょうか
そして「エヴァ」にせよ「まど☆マギ」にせよ、慈悲も情けも通用しない、容赦の無い ”現実” を視聴者(読者)につきつける展開が話題を呼びましたが、「バードメン」においても、主人公だろうとヒーローだろうと ”死” が紙一重の存在であることが常に示唆されている緊張感がまた素晴らしいんですよ( ゜∀゜)o彡゜
オレの印象だと物語はようやく序盤から中盤に差し掛かってる所かな?といったカンジなので、打ち切りだけはホント勘弁して貰いたいです…
> 多くの連載作品が誌面を去り、代わりに才能溢れる新人・若手作家さんが~
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↑この一文によって、一体どの連載が打ち切られるんだ?といった憶測がファンの間で交わされていますが、個人的に一番、戦々恐々とした思いでいるのが田辺イエロウの「バードメン BIRDMEN」です
2013年7月の連載開始から2年余りが経過していますが、月イチでのシリーズ連載という形式なので単行本はまだ5巻までしか発売されていません(…作者さんがアシ無しで一人で全部描いている?)
(週刊誌で)月イチで~っていう部分がネックになっているのか、そもそものサンデー読者が激減しているせいなのか、一部のマニアにしかこの作品のとんでもない面白さが知られていないっぽい現状がとても歯がゆくて歯がゆくて…(;´Д`)
「バードメン」の物語はいわゆる ”ヒーロー物” にカテゴライズされると思うんですが、かつて「エヴァンゲリオン」がロボット物の、「まどか☆マギカ」が魔法少女モノの常識やタブーを悉く打ち破った作品であったのと同様に、「バードメン」はヒーロー物としての常識とタブーを打ち破り続けている作品です
数々の謎が少しずつ解き明かされるタイプの作風でもあるのでネタバレは避けますが、「パーマン」や「ガッチャマン」といった古典ヒーロー物から現在も続いている特撮戦隊シリーズへの多大なオマージュを捧げつつ、”現代の世相” を非常に巧妙に作品に反映させているのが特徴でして、現代に生きる中学生の生々しい心理に始まって、生命倫理学や進化論に至るまでのSF的な要素をこれでもかと詰め込みながらも、見事なエンタメ作品へと毎回 ”昇華” させている作者の演出手腕には惚れ惚れするばかりで…ヽ( ̄▽ ̄)ノ
かつては常識であった ”正義と悪” なんて概念が、21世紀の現代に語られるべきテーマとしては如何に不自然であるか、あり得ないことであるかを「バードメン」の読者は徹底的に思い知らされます……”敵” らしき存在が登場し、”戦い” も発生するんですが、そこには善も悪もないにも関わらず、主人公達が戦うべき理由がキチンと設定されていて、読み進める内にそこに至る動機や心情や必然性の流れがとても自然に演出されているのに誰もが驚かされるのではないでしょうか
そして「エヴァ」にせよ「まど☆マギ」にせよ、慈悲も情けも通用しない、容赦の無い ”現実” を視聴者(読者)につきつける展開が話題を呼びましたが、「バードメン」においても、主人公だろうとヒーローだろうと ”死” が紙一重の存在であることが常に示唆されている緊張感がまた素晴らしいんですよ( ゜∀゜)o彡゜
オレの印象だと物語はようやく序盤から中盤に差し掛かってる所かな?といったカンジなので、打ち切りだけはホント勘弁して貰いたいです…
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