天路歴程

日々、思うこと、感じたことを詩に表現していきたいと思っています。
なにか感じていただけるとうれしいです。

地上三センチの浮遊

2017-03-15 20:02:19 | エッセイ
『静かな夜』

私は、一人が好きです。子供の頃からそうでした。一人の孤独は、そんなに辛くないのですが、大勢の中での孤独はとても辛い。幼い私が、「一人ぼっち」を学んだ時の感触です。そして、今もそう思っています。

自分は、「平凡」で「普通」なのですが、なんか少しずれてる。「特別」でも「非凡」でもないのに、違和感がある。小さい時から、そんな小さなとげとげが気になって仕方がなかったのです。
(そう感じてる方は、とても多いかとおもいます。)

子供の頃、友達と「遊ぶ」ことがとても苦手でした。かくれんぼも鬼ごっこも、ゴム跳びもあっち向いてほいも。
すべて不得意でした。

大人になって、うれしいことは、「遊ばなくていい」ということです。

(ただ、子供時代の遊びは、大事なことだと思います。私は、「遊ぶこと」から逃げていたばかりに、欠落している大人になってしまいました。コミュニケーション能力だったり、判断力だったり、「勉強では学べないこと」が著しくできないまま大人になったのです。)

大人になると、「みんな」で行動しなくなり、「ひとり」が単位になってきます。

私にとって、今が一番、楽だと感じています。

静かな夜を一人で過ごす。

なんて贅沢を貪っているのでしょう。

ただそれは、それを享受できる健康と状況があるから。

そのことは、肝に銘じておきたいと思います。








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