Sketch of the Day

This is Takeshi Kinoshita's weblog.

近年の大ロンドンにおける〈パーク〉の展開:グリーンインフラからナショナルパークシティへ

2016-03-31 | Thought Pieces
公益財団法人東京都公園協会発行「都市公園」212号(平成28年3月20日発行)「都市の成熟をプロモートする公園」特集号に表題の小論(欧文表題:Development of "park concept" in the Greater London: Green infrastructure to National Park City)を寄稿しました。

1.はじめに
2.オリンピックレガシー
 1)デザインされた生態系と水文
 2)持続可能な交通接続
3.グリーングリッド
 1)インフラとしてのランドスケープ
 2)自然公物としての都市公園
4.ナショナルパークシティ
 1)自然資本というヴィジョン
 2)統制的理念としての〈パーク〉


〈特集 都市の成熟をプロモートする公園〉の構成は以下のとおり(敬称略)。非常に力の入った特集です。

田代順孝: 世界で展開される公園政策の最先端
田島夏与: 都心部における公園緑地の経済的価値ー米国大都市の事例からー
木下 剛: 近年の大ロンドンにおける〈パーク〉の展開:グリーンインフラからナショナルパークシティへ
阿部伸太: パリと南仏における景観デザインとランドスケープ
木村優介: ニューヨーク市ハイラインにみる都市の緑景観創出手法とインフラ施設の活用施策
田代順孝: コペンハーゲンに見る総合的公園政策の戦略
平松玲治・嶺岸さゆり: シンガポールの緑化戦略とガーデンズ・バイ・ザ・ベイ
北原恒一: 国際シンポジウム「パークマネジメントの未来」に見るパークマネジメントの潮流ーヘルシーパークス・ヘルシーピープル



図版の一部をご紹介します
  

断腸の思いで削った図版たち
G.ハーグリーヴスによる大胆なランドフォームの提案(じつは自然堤防のリ・デザイン)とそれに呼応するベロドーム


オリンピックレガシー周辺の洪水ハザードマップ(出展:London Legacy Development Corporation (2015): Local Plan 2015 to 2031)
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特別寄稿:生態系インフラとしてのロンドングリーングリッド

2016-01-24 | Thought Pieces
特定非営利活動法人日本ビオトープ協会発行の機関誌「ビオトープ」37号(「オリンピック・レガシー」特集号,pp.2-5,2016. 1)に標題の記事を寄稿しました。
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基調講演:都市のグリーンインフラストラクチャー

2015-12-14 | Presentations
平成27年12月14日に開催された、公益財団法人都市緑化機構研究成果発表会「都市緑化フォーラム2015~みどりが創る都市の未来~」にて、標題の講演を行いました。

講演内容:都市のグリーンインフラストラクチャーとは何か、単なる緑地や緑化とは何が違うのか、インフラストラクチャーとしての緑に求められる機能や特性、今後の都市づくりに向けた可能性などについて、事例を通じて考えてみました。
発表会資料:公益財団法人都市緑化機構編『公益財団法人都市緑化機構研究成果発表会 都市緑化フォーラム2015~みどりが創る都市の未来~』,公益財団法人都市緑化機構発行,pp.1-3
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ピンチポイントに着目した広域自治体レベルでのグリーンインフラストラクチャー計画の手法

2015-11-22 | Presentations
平成27年度日本造園学会関東支部大会にて標題の事例・研究報告を含め計4件(下記)の口頭発表を行いました。

日時:2015年11月22日(日)
会場:日比谷公園緑と水の市民カレッジ

木下剛・芮京禄(2015):ピンチポイントに着目した広域自治体レベルでの グリーンインフラストラクチャー計画の手法,平成27年度日本造園学会関東支部大会梗概集/事例・研究報告集,Vol.33,pp.65-66
橋本慧・木下剛(2015):リバプール市のグリーンインフラ戦略にみるニーズ特定方法と日本での応用に向けた試案,平成27年度日本造園学会関東支部大会梗概集/事例・研究報告集,Vol.33,pp.67-68
永井朝樹・金盛晋也・近藤真・小島侑李子・橋本慧・相原雄太・木下剛(2015):相模川流域周辺における千年村町字の分布特性と地形立地に関する研究,平成27年度日本造園学会関東支部大会梗概集/事例・研究報告集,Vol.33,pp.71-72
金盛晋也・永井朝樹・小島侑李子・近藤真・相原雄太・橋本慧・木下剛(2015):防災面からみた相模川流域周辺の千年村町字の立地の妥当性に関する研究,平成27年度日本造園学会関東支部大会梗概集/事例・研究報告集,Vol.33,pp.73-74

 

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ロンドンオリンピックが残したもの:グリーンインフラの戦略ネットワークの形成を通じた地域の再生

2015-11-07 | Review Articles
日本造園学会誌「ランドスケープ研究」VOL.79 NO.3 特集・オリンピックのランドスケープ(Oct., 2015 ISSN 1340-8984)に標題の論説を寄稿しました(pp.213-215)

1.手段としてのオリンピック
2.リー川下流域の地域再生
(1)ロンドン五輪の戦略的意義
(2)五輪後に照準したオリンピックパークのデザイン
3.グリーンインフラの戦略ネットワークの形成
(1)経済的・社会的な利益を支えるグリーンな環境
(2)気象変動への適応
(3)グリーントラベルの推進
4.ランドスケープイニシャティブ

  
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千年村に学ぶ、 持続可能な地域形成

2015-09-18 | Classes
平成27年9月18日(金)、静岡県立磐田南高校が進める「大学との連携による学習方法の工夫改善に関する研究」の一環として開催された「出前講義(ミニ大学)」にて表題の講義を行いました。

磐田市中野・下大野付近の治水地形図(国土地理院・地理院地図より)


磐田市中野・下大野付近の地形段採図(国土地理院の基盤地図情報を用いて作成)

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防災系統緑地の計画の実質化に向けて

2015-07-08 | Thought Pieces
公益財団法人都市緑化機構機関誌「都市緑化技術」97号「防災とオープンスペース」特集号(pp.6-9, 2015)に表題の論文を寄稿しました。この特集は、『防災公園計画・設計ガイドライン』の改訂を機に編まれたもので、私の担当は防災公園という範疇を超えた防災系統緑地一般の適切な機能発現のための考察です。防災系統緑地とはグリーンインフラストラクチャーにほかならないと考えておりますが、今回はグリーンインフラという言葉を使わず、グリーンインフラの防災計画論をまとめてみました。文章が冗長なのと、デザイン論が十分に展開できませんでした。

1.インフラの限界と土地利用計画の可能性
2.マスタープランに期待される総合性と実践性
(1)リスクアセスメント
(2)リスクコントロール
(3)リスクファイナンス
(4)クライシスマネジメントと施策相互の連携
3.デザイン/マネジメントによる機能の発現と維持
(1)多機能性(Multi-functionality)
(2)多段階の空間スケール(Multi-scale)

図1 米国の洪水保険料率地図(Flood Insurance Rate Map, City of New Orleans and Orleans Parish, Louisiana, Federal Emergency Management Agency(FEMA))
図2 ニューオーリンズの排水システム提案(Proposed Living Water System, Greater New Orleans Urban Water Plan: Urban Design, Waggonner & Ball Architects, 2013)
図3 延焼リスクおよび避難困難リスク、オープンスペースの重ね合わせ図(さいたま市防災都市づくり計画(案),2015)

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オリンピックレガシーとロンドングリーングリッド

2015-07-07 | Presentations
平成27年7月4日(土)、千葉大学園芸学部百周年記念館で開催された千葉大学園芸学部緑地環境学科卒業生会二葉会セミナーにて表題の講演をさせていただきました。ロンドン五輪のメイン会場が東ロンドンの地に誘致された戦略的理由、クイーンエリザベスオリンピックパークのデザインと大ロンドンのグリーンインフラ戦略(全ロンドングリーングリッド計画)との密接な関わり、手段としてのオリンピック、ロンドンレガシーにみるランドスケープイニシャティブのあり方等々についてしゃべりました。あえてTOKYO2020については触れませんでしたが、当然のことながらTOKYO2020のことを強く意識してしゃべりました。


North park of the Queen Elizabeth Olympic Park, London, UK
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Theory of Ecological Design II

2015-06-12 | Classes
Associated program on Doctoral Course of the Graduate Schools of Horticulture and Engineering of Chiba University

Schedule of this lecture
2015 Spring Semester, Takeshi Kinoshita

Units : 2
Semester: Spring
Day of the week: Friday
Period: 3rd(1250-1420)
Teacher: Takeshi KINOSHITA, tkinoshita@faculty.chiba-u.jp
Classroom: Conference Room 2, 5th Floor, Engineering Research Building, Nishi-Chiba Campus of Chiba University
Outline:
This class deals with and discusses on the theory of landscape planning, design and management for sustainable development of environment, society and economy, or reduction of environmental impacts and enhancement of biodiversity, through case studying on domestic and foreign policies or projects at various different spatial scale.
Aims :
To understand the framework of landscape planning and design for reduction of environmental impacts, enhancement of biodiversity and sustainable development.

Schedule:
1. 4/17 Guidance
【Variety】
2. 4/24 Pastoralism in context, part 1
3. 5/8 Pastoralism in context, part 2
4. 5/15 Pastoralism in context, part 3
5. 5/22 No class
【Biodiversity】
6. 5/29 Biodiversity as landscape
【Resilience】
7. 6/5 Landscape as infrastructure, part 1
8. 6/12 Landscape as infrastructure, part 2

Assignment:
A Case Study on Green Infrastructure Policy

Please review and discuss on the following things through case studying green infrastructure planning inside or outside of Japan. You may handle the plan with what kind of spatial scale. Any scales like district scale, Municipal scale, over municipal scale, national scale, international scale, and global scale, etc., are ok.

1. Purpose, aims and position of GI planning
・Including the relation with a policy or plan at higher level by the government

2. Composition and contents of GI planning
・Composition of the written statement of GI plan and contents of each chapter.
・Planning items
・The characteristics of key diagram of GI plan

3. Feasibility on implementation of GI plan
・Resource, fund raising, and the method implement the GI plan

4. Sustainability of environment, social, and economy in GI planning
・Please discuss freely based on the contents of this class.

Format: A4 size 5pages(including plate or photo)Please write clearly the source. English writing is welcome.
Submission: To tkinoshita@faculty.chiba-u.jp by e-mail
Deadline: July 31, 2015(Fri)24:00
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相模川流域周辺〈千年村〉疾走調査

2015-06-01 | Fieldwork
2015年5月30日(土)~31日(日)、千年村運動体関東班による相模川流域周辺の千年村比定地を巡る疾走調査を行いました。私は丹沢・大山山塊の東端山際を相模湾まで南下するAルートに参加し、2日間で全11郷を実見しました(相模川に沿って南下するBルートも設定され別班が調査)。2日間の行動軌跡と実見した千年村比定地は下図のとおりです。(参考:http://mille-vill.org


平成27年5月30日(土)の行動軌跡(Aルート)


平成27年5月31日(日)の行動軌跡(Aルート)
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リバプール市におけるグリーンインフラストラクチャーを実現する枠組みと手法

2015-05-27 | Refereed Peer-Reviewed Journal
2015年5月24日(日)、平成27年度日本造園学会全国大会研究発表会@東京大学弥生キャンパスにて表題の研究発表を行い、「オープンスペースとグリーンインフラ」セッションに参加しました。
http://www.jila-zouen.org/publication/3781(学会員専用:閲覧用ID・パスワードが必要です)

1. はじめに
2. グリーンインフラストラクチャーを実現する枠組み
(1) 国レベル
(2) 地域レベル
(3) 基礎自治体レベル
3. グリーンインフラストラクチャーを実現する手法
(1) 開発行為への統合
(2) 地区別のアプローチ
(3) エビデンスベース
4. おわりに

図-1 リバプールにおけるGIのタイプと分布
図-2 グリーンインフラストラクチャーの実現を支える制度の枠組み
図-3 クールシティに係るGIの地区別必要度
表-1 コアストラテジー(CS)におけるGIの保護・増進に関する規定
表-2 コアストラテジー(CS)におけるGIの保護・増進に関する地区別の方針
表-3 GIの課題とリスクおよび解決方針

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レジリエントな都市環境の形成とグリーンインフラストラクチャーの意義

2015-04-09 | Presentations
平成27年4月9日(木)、公益社団法人日本ファシリティマネジメント協会(JFMA)/ファシリティマネジメント(FM)戦略企画研究部会にお招きいただき、表題の講演をさせていただきました。於 JFMA会議室(東京都中央区日本橋浜町2-13-6 浜町ビル6F)

以下はトピック

・日本におけるグリーンインフラ実現の枠組み
・グリーンインフラの経済的価値・社会的価値・環境的価値(アウトプット/アウトカム/インパクト)
・環境不動産としてみたグリーンインフラの意義
・雨水流出抑制に求められる空間的スケールとそのマネジメント
・その他
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〈千年村〉運動体2014年度利根川流域疾走調査報告書

2015-03-07 | Research Reports
千年村運動体関東班による平成26年度利根川流域疾走調査報告書を発行しました。
調査に参加し、「利根川流域における抄郷比定地、環境と生産からの考察」と題する調査報告を寄稿しました。


鏑川右岸の河岸段丘と大字(地理院地図及び基盤地図情報を用いて作成)

赤字が抄郷比定地の大字、黒字はその他の大字。
抄郷比定地の大字は段丘崖や山斜面を含み、複数の地形にまたがった立地をみせる。
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リージョンレベルでのグリーンインフラ導入検討にみる視点と方法:イングランド北西部の試み

2015-02-24 | Presentations
平成27年2月23日(月)、国土交通省国土政策局の方にお招きいただき、有志による研究会「グリーンインフラ研究会」にて表題の話題提供。於 三菱UFJリサーチ&コンサルティング本社

広域レベルでのグリーンインフラ導入方法としてのピンチポイントアプローチの意義について検討しました。
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ロンドングリーングリッドとオリンピックレガシー:2020東京オリンピック・パラリンピック展望

2015-02-06 | Presentations
平成27年1月30日(金)、NPO法人屋上開発研究会 第17回 青山サロンにて、表題の講演を行いました。

1.手段としてのオリンピック/パラリンピック
2.環境・経済・社会の持続可能性
3.グリーンインフラの視点
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