約80人の塾生の前で若狭氏は「失敗を今後に生かすための総選挙総括」と題して講義。冒頭で、しがらみ政治からの脱却を掲げる希望の党の当初の理念が〈1〉改革保守のもとでの二大政党制の実現、〈2〉野党第一党を目指すも政権交代を意図せず、の2点であったことを確認した上で、2月に都知事の小池百合子前代表(65)が「希望の党」の商標登録を出願してから衆院選までの流れを時系列で追いながら検証した。

国民の支持が離れたターニングポイントは、9月下旬の民進党との合流であったと指摘。さらに混乱に拍車を駆けた要素として、民進党の前原誠司前代表(55)の発言を挙げた。

 会場のスクリーン上に「前原氏の2つの発言の影」と題して、以下の発言内容を示した。「民進党議員が希望の党に公認申請すれば全員合流で排除されない」「小池さんは衆議院選挙に立候補すべき」

 若狭氏は、前原氏の「全員合流」発言が、小池氏の「排除」発言につながってしまったと指摘。また、小池氏に立候補を勧めたことには「私自身は考えなかった。小池さんに代わる希望の党の都知事候補者が、そんなに簡単の見つかるわけがない」と話した。

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若狭さんは今日も「そこまで言って委員会」で希望の党について述べていました。

都議選、そして衆院選ではあまり存在感がなかった若狭さん。

やはり政界での経験が少ないからだったのかもしれません。

小池百合子さんに意見を言っても「あなたに何がわかるの?」って言い返されたのではと想像します。

 

私は希望の党結党時は期待していました。

やっと自民党に対抗できる真面な政党が出来ると。

その分、自民党にとっては脅威になるのではとも。

 

ですが民進党全員が希望の党の公認を取って出馬する、との話で一挙に落胆しました。

あの民進党とですよ。

民進党に利用されるだけじゃないですか。

希望の党独自の候補者の殆どは素人たちですから、余計に民進党に乗っ取られるのではと思っていました。

 

マスコミはどうしてもっと中立な考えで報道しないのでしょうね。

小池氏の「全員受け入れはさらさらない」「排除します」の発言を非難していましたが、

希望の党に民進党全員が来たらどうなります?

政党ロンダリングじゃないですか。

 

やはりマスコミは民進党の応援だったのです。

民進党の名前では勝てない、希望の党の名前なら勝てる、との考えだったのです。

だからこその小池発言を非難したのです。

 

政治の世界では綺麗事だけでは進まない事があるでしょう。

しかし国民を騙すような政党は信用できません。

希望の党は有権者に誤魔化し、騙し、そして期待を裏切ったのです。

 

当初の考え通り最低限、安保法制と憲法改正に賛成する人物に公認を出すべきでした。

国会で最前線に立ってプラカードを掲げて反対した人は受け入れるべきではなかったのです。

 

若狭氏の「次の次に政権奪取を目指す」との発言も現実的でした。

小池氏はマスコミの報道に舞い上がり、判断を見誤ったのです。

前原氏の甘言に自分を見失ったのです。

 

選挙が終わり、民進党は希望の党と統一派結成を目指しているそうです。

民進 立民・希望との統一会派結成を地方組織が了承