11月28,29,30日 広島を旅しました。
広島県には、二つの世界遺産があります。
原爆ドームと厳島神社です。(今年は登録20年目)
広島は、戦後、原爆による被害から目覚ましい復興を遂げ今では、世界から
「平和都市」として敬われています。1度は行ったことがありますが、
もっと詳しく見てみたいと旅行先に「長崎」の次に行くことにしました。
11月28日羽田から広島駅に着いたのが、3時ころ。月曜日に開館していた
「ひろしま美術館」へ向かいました。5時閉館までに2時間ないという慌ただしさ。
素晴らしい美術館でした。モネ、ルノワール、ゴッホなど親しみやすい作品が
ザックザク。 昭和53年に開館し、“愛と安らぎのために”をテーマに、原爆犠牲者
の方々への鎮魂の祈りと平和 への願いをこめて設立されたのだそうです。
ゴッホ《ドービニーの庭》 1890年
一番見たかったのは、ゴッホのこの絵です。ゴッホ最晩年の名画として世界的に有名です。
ほとんど同じものがスイスのバーゼル美術館にあって(昨年見てきました)、その絵には黒猫が描かれています。
「消された黒猫」問題は、今でも謎解きがなされています。ショップで資料をゲットしましたので楽しみです。
11月30日平和記念公園 (国の名勝)
元安橋から元安川、相生橋、原爆ドーム
原爆ドーム 1915年チェコの建築家ヤン・レツルの設計により「広島県物産陳列館」として開館。
原爆はこの建物の南東1600mでさく裂しました。
資料館からみた平和記念公園 (丹下健三さんが設計)
平和記念資料館 被爆の惨状を伝える資料を展示してある。(丹下健三さん設計)
オバマ米大統領は5月、米国の現職大統領として初めて被爆地・広島を訪問しました。
「71年前の雲一つない朝、死が空から降ってきた」 オバマ大統領のスピーチ
は世界中の人々の記憶に残るものでした。
被爆したアオギリ 爆心地から約1300mで被爆し、生き残り今も成長を続けるアオギリ
「怒りの広島、祈りの長崎」 と言う言葉を長崎で聞きました。
今回お二人のガイドさんにお話を伺いましたが、言葉の端々にいまだに強い
怒りをお持ちだと感じました。
MAZDA Zoom-Zoomスタジアム広島
カープ坊やのマンホールのふた カープスタジアム
広島駅から歩いて10分。カープロードを真っ直ぐいくと「赤ヘル軍団の本拠地」が見えてきます。
スタジアム開放日ではなかったので、内部の見学はできませんでしたが、ここであの黒田さん、
新井さん、鈴木君等々が今年「神ってた」ンだと思うだけで胸がいっぱいになりました。
遅ればせながら、本当におめでとう! 感動をありがとう!
原爆投下の「あの日」から71年、この町は見事に復興を遂げました。
その象徴は、「広島カープ」「広電」「お好み焼き」なのだそうです。
広島の方言は、柔らかくて、親しみがあって好きですが、
町で逢った人からはほとんど聞かれませんでした。
唯一、お好み焼き屋のポスターが広島方言の絶品でした。
いっぺんでえぇけぇ 食べて見んちゃい。 ほんまにおいしいんよ!
ほいでお好み焼きゆーたら、 おおげさなよーじゃけど
平和を象徴する 食べ物じゃゆーて うちらぁ思うとるんよ。
お好み焼き食べて みんなで仲良くしょーやぁ
広島泊まり 2日目は宮島へ