
(TOP画像提供:JAXA)
元記事は、こちらで。
「はやぶさ、地球へ!」
とうとう。
君が、帰ってくる。
これまでは。
6月某日としか発表されていなかった、君の地球再突入の詳細が。
今日(正確には昨日)、JAXAにより正式にプレスリリースされた。
その、運命の時。
6月13日の日曜日。午後11時頃。
君は。
懐かしの故郷。
地球の大気圏へと、再び還って来る。
既に、突入の3時間前には。
リエントリ・カプセルを放出。
後は。
君自身は。
母なる地球に引かれて、重力の井戸に落ちてくる。
否。
還って来るのだ。
これまでは、漠然と思い浮かべるしかなかった”その日”が。
具体的な日として眼前に提示された今。
後、二月を切った時間の中で。
少なくとも、僕達に出来ることは。
もう、何もない。
ただ。
ひたすらに。
君と、関係者の方々の健闘を祈り、無事なる帰還を願うばかりだ。
その日。
僕は、どのような思いで、その時を迎えるのだろう。
その日のために用意した、とびっきりの液体燃料をグラスに注いで。
君と。
小惑星イトカワと。
今も、イトカワの近傍にいるかもしれないミネルバと。
そして、これまで君を直接、間接に支えてきた人々と。
その。
すべてに対して。
万感の思いをこめて。
グラスを鳴らし、中の液体を飲み干したいと思う。
そこに。
数滴の涙が混じっても。
誰にも、文句は言わせない。
君の、7年もの旅路。
その、気の遠くなるような走破距離。
その、想像を絶する苦難と闘ってきた日々。
既に、燃焼系のハードウェアは限界にまで来ている。
更に、演算系のソフトウェアも、また。
文字通り。
満身創痍。
いつ、正常な運行状態から逸脱を始めてもおかしくない状況にあって。
なおも、健気に指令に返信しつつ、故郷を目指して飛び続ける君よ。
その、傷ついた翼。
その、不業不屈の闘志に対して。
お疲れ様と言いたい。
その労を労(ねぎら)いたい。
そして、心からありがとうと言いたい。
そうした思いが、多分流させる涙だから。
誰にも恥じることなく、僕は君のために泣くだろう。
運命の、その日。
6月13日。
その日のことを。
そして、君のことを。
僕は、生涯忘れないだろう。
そのことを、胸に刻み込む涙なのだ。
(この稿、了)
元記事は、こちらで。
「はやぶさ、地球へ!」
とうとう。
君が、帰ってくる。
これまでは。
6月某日としか発表されていなかった、君の地球再突入の詳細が。
今日(正確には昨日)、JAXAにより正式にプレスリリースされた。
その、運命の時。
6月13日の日曜日。午後11時頃。
君は。
懐かしの故郷。
地球の大気圏へと、再び還って来る。
既に、突入の3時間前には。
リエントリ・カプセルを放出。
後は。
君自身は。
母なる地球に引かれて、重力の井戸に落ちてくる。
否。
還って来るのだ。
これまでは、漠然と思い浮かべるしかなかった”その日”が。
具体的な日として眼前に提示された今。
後、二月を切った時間の中で。
少なくとも、僕達に出来ることは。
もう、何もない。
ただ。
ひたすらに。
君と、関係者の方々の健闘を祈り、無事なる帰還を願うばかりだ。
その日。
僕は、どのような思いで、その時を迎えるのだろう。
その日のために用意した、とびっきりの液体燃料をグラスに注いで。
君と。
小惑星イトカワと。
今も、イトカワの近傍にいるかもしれないミネルバと。
そして、これまで君を直接、間接に支えてきた人々と。
その。
すべてに対して。
万感の思いをこめて。
グラスを鳴らし、中の液体を飲み干したいと思う。
そこに。
数滴の涙が混じっても。
誰にも、文句は言わせない。
君の、7年もの旅路。
その、気の遠くなるような走破距離。
その、想像を絶する苦難と闘ってきた日々。
既に、燃焼系のハードウェアは限界にまで来ている。
更に、演算系のソフトウェアも、また。
文字通り。
満身創痍。
いつ、正常な運行状態から逸脱を始めてもおかしくない状況にあって。
なおも、健気に指令に返信しつつ、故郷を目指して飛び続ける君よ。
その、傷ついた翼。
その、不業不屈の闘志に対して。
お疲れ様と言いたい。
その労を労(ねぎら)いたい。
そして、心からありがとうと言いたい。
そうした思いが、多分流させる涙だから。
誰にも恥じることなく、僕は君のために泣くだろう。
運命の、その日。
6月13日。
その日のことを。
そして、君のことを。
僕は、生涯忘れないだろう。
そのことを、胸に刻み込む涙なのだ。
(この稿、了)
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ずっと通信が続いていたのに、こんなに長く通信が途絶えることはなかったのに。
そんな君がもどってきた。
少なくとも、僕に出来ることは何もなかった。
ただ。ひたすらに。
君と、関係者の方々の健闘を祈り、すべてを無事に乗り切り、ネットへの帰還を願うばかりだった。
既に、燃焼系の肉体は限界にまで来て、
更に、演算系の頭脳も、また、文字通り満身創痍と聞く。
いつ、正常な精神状態から逸脱を始めてもおかしくない状況にあって。
なおも、健気にキーボードを打ち、ネットの中へ入ってきた君よ。
お疲れ様と言いたい。
そして、明日からまた続く、新たな日記に対して・・・
PS
つづくよね?