『文部科学省は私立大学の学部を別の大学に譲渡できる仕組みを導入する方針を固めた。 18歳人口の減少で経営悪化した大学の「学部の切り売り」を認めることで大学再編を促す。具体的な制度化については8日午後に開かれる中央教育審議会の部会で検討を始める。学校教育法は学校法人が大学全体を譲渡するケースは規定しているが、学部の譲渡は明記されておらず、現在は認められていない。文科省は2019年度にも同法改正などの関係法令の整備を目指す。 学部の譲渡が可能になれば、経営が行き詰まった大学が学部の一部を他大学に売却し、当面の運転資金を確保できる。また、経営の効率化を図りたい大学の場合は、不人気学部を切り離し、研究成果が顕著な学部や人気学部を強化できるようになる。』

 

来年度は、大学に取って2018年問題と言われる、少子化による18歳人口の減少が出て来るターニングポイントで、大学冬の時代、倒産時代の幕開けになります。

羊羹きり売りならぬ私立大学の学部を別の大学に譲渡できる仕組みを導入する方針は、宗教団体や経営母体の同じ大学法人でしたらうまく行きますが、それ以外は学閥の占めている大学系列も考慮に入れなければならず困難な一面も現実には有ると思います。