Youtのブログですからぁ!!

日々の生活と時々物語を
載せるブログですからぁ!!
物語へたくそな話ですからぁ!
日々つまらない生活ですからぁ!

Western Quest

2017年07月23日 19時37分12秒 | 小説
第15章 戦々恐々とする心

夜が明け守は虚ろな表情をしていた。
リビングのソファーに1人座り項垂れる。
すると目の前に晴斗が立った。
守は大きくため息をこぼす。
「守、どうした?」
晴斗が話しかける。
「僕が不老不死を実現する手掛かりがそこにある。しかし彼は
それを求める僕は医師ではないと言った。」
「お前も知っての通りだが命は1つしかない。俺もあいつも今
生き返ったのは戦う運命にあったからだと言いたいはずだ。」
そう言い晴斗はその場を後にする。
守は呟いた。
「僕は医師失格だ…」
誰もいない部屋に静かに呟く声が虚しさを漂わす。
朝日が昇り屋敷は照らされる。
屋敷の庭に唯、明菜、道三郎がいた。
3人は渡されたボールを腕輪にセットし変身を試みる。
「妖術陰陽変化!」
しかし何も起こらない。
「何で…」
「もう一度しましょう!」
再び試みた。
「妖術陰陽変化!」
しかし同じだった。
「何で私たちには…」
その様子を正晴が松の木陰から見ていた。
その表情はまだまだだと言っている。
一方周は部屋で考え込んでいた。
「…」
無言で朝日に目覚める鳥の声だけが響いていた。
そして一同は学校へ行き1日が始まった。
退屈な授業。
晴斗は流れる雲を見上げていた。
それは授業が終わってからもだった。
「晴斗君!晴斗君ってば!」
唯が呼んでいる。
晴斗の机の前に立ち晴斗の肩に手を伸ばし揺する。
「起きてるよ。」
「じゃなくてずっと話しかけてるの!」
「何だよ?」
「昨日周さんと守君何話してたの?」
「どうでもいいくだらねぇことだよ。」
「嘘よ!じゃあ何で守君今朝自分が医師失格だなんて言ったの!」
「あいつの世界に俺たちが入るべきじゃない。」
そう言い晴斗はその場を後にした。
教室を出て屋上で空を見上げ寝転がっていた。
夏の空に浮かぶ入道雲を眺めながら心を無にしていた。
するとそこへ1羽の赤い鳥が飛んで来た。
鳥は晴斗の横に降り立った。
「何だこいつ…」
すると鳥は喋った。
「俺だよ!」
「喋った!まぁ鳥は喋るよな…」
すると鳥は人間の姿になった。
「晴斗、俺だって言ってるだろ。」
周だった。
「お前、何してんだ!てかそれ…」
「モンスターメダルだよ。」
そう言い周はガルーダメダルを見せる。
「守はどうしてる?」
「すっかり気を落としてるよ。」
「俺もあいつにあんなこと言ったけど俺だって友達と父さんの命をもう一度
蘇らせたいって思ってるんだ。俺の言葉と行動って矛盾だよな。」
するとそこに屋上のドアが開く。
「晴斗君、もうすぐ始まるわよ。皆、整列してるんだから!」
唯だった。
「何かあるのか?」
「何って今日は午後から手品の公演が来るんじゃない。」
「そうだった。」
「周さんも理事長が呼んでますよ。一緒に見ないかって。」
こうして一同は体育館に向かった。
体育館は薄暗く舞台には幕が降りていた。
皆楽しみにしワクワクする中幕が上がった。
「レディスエンジェントルマン!今宵は私のマジックショーへようこそ!」
すると晴斗たちの表情が固まった。
「あいつは!」
それは枕返しだった。
「開始早々ですが手始めとなるマジックをご覧ください!」
すると枕返しは拳銃から無数のトランプを放った。
そのトランプには百鬼兵と数字とマークが書かれていた。
そして書かれた数字分の百鬼兵が現れた。
生徒教員皆が驚き固まる。
「マジックだよね…」
「凄いリアルな…」
皆が固唾を飲む中晴斗は立ち上がり言った。
「マジックじゃない!あいつは妖怪だ逃げろ!」
「妖怪とはいいお言葉。ではお次は私が妖怪へと変身してみせましょう!」
晴斗の言葉にそう言い枕返しは妖怪に変身した。
それを見た生徒教員一同が叫び出し一目散に逃げて行く。
「皆、行くぞ!」
晴斗の掛け声で4人は変身する。
「妖術陰陽変化!」
そして周も立ち上がる。
「理事長は隠れていて下さい!」
周はバンクにメダルを入れスイッチを押し変身した。
「チェンジ!オン!」
魔法戦士に変身し名乗りを上げた。
「燃え滾る炎の魔術師ソルレッド!」
「陰陽師に魔法戦士!いいでしょう。まとめてかかって来なさい!」
そう言われ5人は向かって行く。
そこに百鬼兵の軍団が足を止める。
しかし晴斗と周は翼を広げ上空から一気に攻める。
急降下しながら剣で切り裂きながら進み枕返しに2人の斬撃が命中した。
「ぐあ!」
同時に満十郎たちも百鬼兵を片付けていた。
「妖術氷結吹雪!」
「妖術白虎烈風!」
「妖術重引地力!」
大量の兵が撃破されその場は枕返しだけになる。
「スマートに片づけて明菜ちゃんとディナーにでも行こうかな。」
「頭数で勝とうなんて考えて僕たちも甘く見られた物ですね。」
「妖怪はこの人間世界の腫瘍。腫瘍が随分といきがってくれる。」
3人も枕返しに刃を向け言い放った。
「お前たち妖怪がハデスに協力した罪を償う時だ!」
周はそう言い枕返しに襲い掛かった。
その時だった。
枕返しは角を光らせ周の目が暗む。
「しまった!」
晴斗は駆け寄るも時すでに遅かった。
「流石は魔法戦士。あなたもかなりの強敵にであったのですね!」
そう言い枕返しは周の倒したモンスターを召喚する。
フェンリル、フルフル、パイモン、ビッグフット、ラーが蘇る。
「ワイルドだぜぇ!」
「君のハートにレボリューション!」
「ぐーぐぐーぐぐぅ!」
「キレてないっすよ。」
「蘇りましたからぁ!残念ーーーーーーーーーーーー!」
「こいつらは…」
「私は夢を司る妖怪。喜怒哀楽を思う物も恐怖や絶望を抱く物も全てを私は
相手に見せることが出来るのです。これぞ私のマジックショーの醍醐味。」
「だったら俺たちも全力のマジックショー見せてやるよ!」
周の言葉で全員刃を向けバンクにメダル、腕輪にボールをセットした。
「旧鼠!」
晴斗は旧鼠ボールをセットしフェンリルに向かって行く。
フェンリルも素早い動きで晴斗に襲い掛かる。
晴斗の剣とフェンリルの爪が激しく交錯し火花を散らす。
「雪女!」
満十郎は雪女ボールをセットし攻撃する。
「妖術氷結吹雪!」
満十郎の攻撃が飛んで行きフルフルも吹雪を吹かせ攻撃する。
「影鰐!」
小虎は影鰐ボールをセットし強化した爪でパイモンに襲い掛かる。
パイモンは闇のオーラを放って迎撃し小虎は切り裂いて前進する。
「化け草履!」
守は化け草履ボールをセットしビッグフットに向かって行く。
守は飛び跳ねビッグフットにドロップキックをする。
同時にビッグフットもドロップキックで迎え撃つ。
周はバンクにイフリートとコカトリスメダルをセットし聖騎士の姿に変身した。
「一気に決めるぞ!」
そう言い剣から必殺技を放った。
「ソルクロスソードストライク!」
周の斬撃がラーを襲う。
ラーは一瞬で撃破され消えた。
同時に4人もとどめを刺していた。
「妖術陰陽鳳凰烈火斬!」
「妖術陰陽青龍激流斬!」
「妖術陰陽白虎烈風斬!」
「妖術陰陽玄武地響斬!」
一気に撃破され全て消滅した。
「こうならば!」
その間に枕返しはガラスを破り逃げ出す。
「逃がすか!」
それを一同は追いかけ校庭に出た。
校庭には枕返しが逃げずに佇んでいた。
「魔法戦士、あなたは実に数々の強敵に出会い彼らは特にそうでしたね!」
そう言い枕返しはモンスター7体を召喚した。
それは冥府七大将軍だった。
「気を付けろ!あいつらはとんでもない強さだ!」
「ですがあなたにはもう勝つすべはある。それでは面白くありませんのであなたには
特別に彼らと戦わせて差し上げましょう。」
そう言い枕返しは2人の人間を召喚した。
それを見て周は愕然とした。
「帝…父さん…」
すると2人は無言でバンクにメダルを入れ変身した。
魔王装備の帝とバハムート装備の京。
そしてそのまま周に襲い掛かる。
巨大な鋏と十字の剣で周を切り裂く。
「ぐあ!」
激しい攻撃は続きリンチ状態だ。
「何してんだ!攻撃しろよ!」
晴斗は呼び掛ける。
枕返しは高みの見物で嘲笑う。
「あなた方は自分の心配をなさっては?」
すると七大将軍が4人を襲う。
4人は刃を向け攻撃するも将軍の力には及ばない。
ベルフェゴールとベルゼバブが闇のオーラを放ち守を攻撃する。
サタンとルシファーが爪で小虎を攻撃する。
アスモディウスとレヴィアタンが炎と光線を放ち満十郎を襲う。
マモンが剣で晴斗を切り裂いて続けに銃から弾丸を打ち込み攻撃する。
7体の攻撃に4人は大爆発に巻き込まれる。
「ぐあーーーーーーーーーーーー!」
更に激しい攻撃を受け続け変身が解け4人は倒れる。
同時に周も倒れ変身が解けた。
「ぐ…」
帝は周の首を掴み持ち上げる。
「やめ…てくれ…」
すると帝は周を殴りつける。
周は宙を舞い地面に叩きつけられ倒れた。
そこに唯たちが駆け付けて来た。
「あ…晴斗君!」
「お兄ちゃん!周さんまで!」
「皆さん、逃げましょう!これは勝ち目がない!」
するとそこに後ろから正晴が3人に物申した。
「それではダメなんだ!彼ら4人は戦々恐々とする心がある。決して逃げ出さず
戦い恐れを成し逃げ出さないと決めているから妖怪ボールはその心に答えた。」
その言葉に唯は呟く。
「だから私たちには…」
そう言われ落ち込む3人。
一方枕返しは倒れる5人にとどめを刺そうとしていた。
「ショーはいよいよクライマックス。では皆さんには消えていただきましょう!」
枕返しは掌に最大級の闇のオーラを集め放とうとした時だった。
満十郎が青龍ボールをセットし立ち上がった。
「妖術陰陽変化!」
変身し次に貉ボールをセットした。
「貉!」
すると矛が強化し満十郎は矛を構え走り出す。
七大将軍が行く手を阻む。
「そこを退け!」
満十郎は矛を振り回し命中した七大将軍は次々に消滅し全滅した。
「よくも周さんの心を!」
満十郎は矛を投げ投げた矛が枕返しの角を折った。
「ぐあ!」
そして矛はターンし満十郎の手元に戻る。
「しまった!」
幻術が消えた。
そして枕返しはバランスを崩し自身の掌に集めたオーラに命中した。
「ぐおーーーーーーーー!」
倒れる枕返しに満十郎は矛で襲い掛かり切り裂き形勢逆転する。
「この私が!陰陽師ごときに!」
周も立ち上がり刃を向ける。
「ここがお前のラストステージだ。」
そう言いバンクにメダルを入れた。
「キリスト!」
キリスト装備で枕返しにゆっくりと近づく。
「来るな!来るな!」
枕返しは槍を取り出し振り回して攻撃する。
しかし周には通用していない。
「喰らえーーーーーー!」
最大の力を込めて闇のオーラを周に放った。
しかし周は指で軽く突き攻撃は消える。
「そんな…そんな…まだだ!まだ私は!」
枕返しは自棄になり周に突進するも周は剣で切り裂き打ち返した。
「ぐあーーーーー!」
枕返しは倒れ周は必殺技を放った。
「ソルクロスソードストライク!」
攻撃が命中し大爆発が起こる。
「ぐあーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!」
枕返しは断末魔を上げ死にボールが落ちた。
周は変身を解きボールを拾う。
同時に晴斗たちも変身を解く。
「神の力か。すごいな。」
「まぁね。」
そう言い周は晴斗にボールを渡した。
そして次に周は守に頭を下げた。
「すまなかった!命は1つしかないって言ってきながら俺は…矛盾することを…」
「いいよ。誰だって親友や父親が死んだら会いたい。それに攻撃するだなんて。」
こうして2人は打ち解けた。
「周さん、今度は僕の母国案内しますね。」
「俺ももっと料理極めます!」
そう言う2人に周はハグして言った。
「ありがとう。俺はもう行くよ。」
そう言い周はその場を立ち去る。
「また会おうよ。」
そう言い後ろ手に手を振り周は学校を後にし歩き去る。
皆は寂しそうに見送る。
「周、ありがとう。」
晴斗はそう言い笑った。
「次は君たちだな。」
正晴の言葉に3人は真剣な顔で頷く。
「はい!」
そしてそれを屋上から見下ろす者がいた。
「彼もやられたわね…連敗続きで残念だわ…」
そう言い残し夜叉は時空の狭間に消えて行った。

続く
ジャンル:
小説
この記事についてブログを書く
この記事をはてなブックマークに追加
« Western Quest | トップ | Western Quest »
最近の画像もっと見る

小説」カテゴリの最新記事