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Western Quest

2017年05月12日 01時17分23秒 | 小説
第5章 玄武覚醒

屋敷に全員が集まった。
晴斗、満十郎、小虎は正晴に指令を受ける。
「いいか。聖獣のボールは3つここに揃った。残るはあと1つ。
4つ揃う時我らは妖怪に立ち向かう真の力を手にする。」
「残るは玄武のボールのみですね。」
小虎の言葉に正晴は頷く。
「蘆屋君、君のしたことに私は咎めはしない。君はやつに利用、
憑依されたことは仕方がないこと。封印の力も弱まっていた。」
「俺もこの手でやつを討ち取りたいと思っています。」
「故に我らは封印ではなく撃破という形に出たのだ。」
「俺たちが既にボール15個あと何個妖怪ボールはあるんだ?」
「全ボールは51個。残るは36個だ。」
「マジか。少ないようで遠い数だな。」
「俺なら楽勝だ。いち早く戦力を上げやつを討ち取り行く行くは…」
満十郎の頭には明菜とのハネムーンが浮かぶ。
「絶対に明菜はやらん!」
「奪ってみせるとも!だからよろしくお願いしますねお兄さん。」
「貴様と兄弟になるなんてごめんだ!」
「シスコンもチャラ男もいい加減にね。」
唯は呆れてため息をつく。
「とりあえず君たちにはこれよりむかってもらう場所がある。」
正晴はそう指令し3人はその場所へと向かう。
門を出て歩く3人を皆が見送る。
「晴斗君、いってらっしゃい~!」
「お兄ちゃん、満十郎さん、小虎君、頑張って~」
「兄上、気をつけて!」
明菜に名を呼ばれた満十郎はニヤニヤして歩く。
晴斗は一方で子供じゃないしとイラつく。
2人に対し小虎はワクワクしてスキップして歩いて行くのだった。
そのころ妖怪たちも動き出していた。
季節は5月に入り彼らも季節を楽しんでいた。
鵺が夜叉に遊ばれていた。
「いいわねいいわね。鵺ちゃんの皐月人形素敵よ。」
鵺は大きなガラスケースの中に入れられ椅子に座らせれる。
「くだらん!こんなことより俺は宴がやりてぇんだ!」
「立派な宴よ。だってあなた見ながら皆粽食べてるでしょ。」
そこには百鬼兵や御前が粽を食べながら茶をすすっていた。
「てめぇらいいからここから出せ!」
「無理よ。今日一日私の妖術であなたは動けないの。」
「そうじゃ静かにせぇ。わらわの茶が不味くなる。」
「二口女テメェここに入れられた気分味わえ!」
「分からぬ。それより早うわらわの粽もって来い。足りんぞよ。」
「いいわよ。たくさん食べて頂戴。」
夜叉は粽を運ぶと二口女はすごい勢いで食べる。
「食べたらわらわも動くぞよ。」
こうして妖怪たちは今日も動き出す。
そして晴斗たちは南海電車に揺られていた。
出発してから長い道のりの電車に乗っていた。
静かな空気の2人に対し小虎はワクワクしていた。
「冒険だ冒険!楽しい電車の旅だ。野を越え山越え線路の向こうまで。」
「お前って何でそんな明るいんだ?」
晴斗は改めて聞く。
「笑う門には福来るって言うでしょ。だから僕はそうしてるんです。」
「こいつの言う通りだな。俺も明菜ちゃんとの未来を…」
「絶対にやらんがな。」
そうこうしているうちに電車は目的地に着き3人は山道の駅で下車した。
そこは紀伊山地だった。
3人は言われた場所のバス停に向かいバスに乗った。
そのバスは山の深くまで入って行く。
そして3人が降りた場所からは徒歩だった。
「まだあるのかよ。」
晴斗と満十郎はため息をつく。
一方で小虎は元気だった。
「まだまだ冒険は続いてますよ。」
「よく元気でいられるな。」
晴斗が呟くと小虎は笑顔で言った。
「だって僕中国じゃ毎日山歩いて学校行ってましたから。電車もないので。」
「俺たちと積み重ねてきた物が違うんだな。」
「イボ饅頭にしては正論だぜ。」
そう言い2人はまたもため息をついた。
更に歩くこと1時間が経ち獣道を歩いていた。
「小虎、本当にこの道なのか?」
「はい。この目印の赤い布が30メートル措きにありますし。」
2人は完全にヘトヘトだった。
そして日も暮れだしたどり着いた場所は獣道を抜けた先の山小屋だった。
その小屋はかなり年季の入ったボロ屋だった。
「これってどう見ても妖怪の巣窟だよな。」
満十郎は晴斗の顔を見て言う。
「今日はお前にしては正論を言うな。」
すると2人を置いて小虎は玄関前に経ちドアをノックする。
「すみませーん!誰かいませんか!」
「馬鹿野郎!」
晴斗と満十郎は叫んだ瞬間だった。
ゆっくりとドアが開いた。
2人は終わったと思った。
小虎は妖怪に食われたと目を閉じた。
「はーい。いらっしゃい。」
2人は目を開けた。
そこには白髪で黒縁眼鏡を掛け白衣を着た2人と同い年くらいの少年がいた。
「話に聞いていた陰陽師は君たちだね。僕は亀山守。ここに住む妖術医だ。」
そう言うとドアをより開け中に小虎は入る。
「君たちも上がって行って。お茶出すからさ。」
こうして3人は中に上がった。
テーブルを挟んだソファーに3対1で向かい合って座る。
「ようこそ黒亀診療所に。」
笑顔で挨拶するも小虎以外は表情が硬くなっている。
「単刀直入だけど君たちは何で僕の所に来たのかな?」
「ただ向かえって言われた。それよりお前こそ親父から聞いたんだろ?」
晴斗の言葉に守は微笑んで答えた。
「師匠から聞いてたんだ。ついに僕もこれを使う時が来たって。」
そう言い守は玄武ボールを出した。
「それは!」
3人は驚いて立ち上がった。
「でも僕は戦いたくない。だからこのボールの妖力を治療に使っている。」
「だが今やつらはこの世界を支配しようとしてる。俺たちはそれを。」
「分かってるよ。だから傷ついた人や憑依された人たちを僕は。」
「でも戦わないと!戦って終わらせないと僕らは!」
「でも出来ないんだ。」
満十郎と小虎の言葉にも彼は折れない。
すると晴斗は言った。
「親父はお前を連れて来させるために俺たちを向かわせた。お前がノーなら
俺たちは今日は帰らないぜ。ここにお邪魔させてもらう。」
「別にいいさ。時間も時間で夜道は危険だ。泊まって行きな。夕飯出すよ。」
こうしてその夜は守お手製のシチューが振舞われた。
3人はダイニングの椅子に座りテーブルにシチューが並ぶ。
「どうぞ召し上がれ。熱いから気を付けてね。」
「いただきます。」
3人は口に運ぶ。
「美味いな。男の手料理には思えない。」
「俺もだ。明菜ちゃんより料理上手なやついるんだな。しかも男。」
「僕もですよ。何杯でも食べたいくらいです。」
3人は美味しさのあまりスプーンが猛スピードで進む。
「お代わり!」
3人は同時に皿を出す。
「慌てずともまだあるからね。」
こうして夕食を終え3人はそれぞれ寛いでいた。
守は1人外に出て初夏の夜風を浴びていた。
するとそこに晴斗が小屋から出て来た。
「一緒に散歩しよう。少しだけね。」
2人は来た道を歩いて散歩していた。
空を見上げると一面星空が広がる。
「綺麗でしょう。ここは空気が澄んでいて星もよく見える。」
「確かにそうだな。このひんやりした空気もまた格別だ。」
「僕は自然が好きでここで何か出来ないかと思って妖術医を始めたんだ。」
「いいと思うぜ。人の命を救うことは。だが…」
「それなら師匠にも断ったよ。それでここにいるんだ。師匠も妖怪にやられた患者を
連れて来てくれたりして僕はここでの仕事に誇りを持っている。」
「だが俺たちが来た意味は話しただろ。」
「ああ。逆らえないんだよね。そうなるとこれは返納になるし。」
「覚悟は決めたか?」
晴斗の言葉に守が下を向いた時だった。
「すまんがこの辺りで妖術医療所を知らんかな?」
1人の壮年登山家が茂みから現れ2人に尋ねた。
「それならこいつが。」
晴斗がそう言うと守が腕を掴み引っ張る。
更に守は耳打ちし言った。
「待って。怪しい。普通は師匠の紹介で患者は来るんだ。あれは所見で師匠からも何も
聞いていない。となると疑えるのは。」
「お前、妖怪か!」
すると登山家は高笑し答えた。
「バレた?俺は土蜘蛛!妖賊百鬼魍魎軍妖怪だ!」
そう言い妖怪に変身する。
その姿は角や牙を生やした鬼の顔に虎模様の丸々とした体の蜘蛛の怪物だ。
「出たな妖怪!妖術陰陽変化!」
晴斗は腕輪にボールをセットし変身した。
変身し剣で斬りかかった。
同時に土蜘蛛もツルハシでガードする。
ガードし受け流すと土蜘蛛は穴を掘り地中に潜った。
「どこだ!」
混乱する晴斗の足元から現れツルハシで攻撃した。
「ぐあ!」
「晴斗君、大丈夫かい?」
守は晴斗に駆け寄る。
「大した事ねぇ!」
「なら掛かって来な小僧!」
晴斗は立ち上がり妖術を放った。
「妖術鳳凰烈火!」
晴斗の妖術が土蜘蛛を襲うも再び地中に潜り避けた。
すると晴斗は空中に舞い上がった。
土蜘蛛は穴から出て空中に飛び上がった。
「輪入道!」
晴斗はボールをセットし車輪を2つ投げつけた。
しかし土蜘蛛はツルハシで弾き返し攻撃が晴斗に返る。
「ぐ!」
バランスを崩す晴斗をそのままツルハシで攻撃した。
晴斗は落下するも体制を整え墜落寸前に反撃した。
「妖術火炎車輪!」
炎を纏った回転で向かって行くも土蜘蛛はツルハシで打ち返した。
晴斗は木に衝突し倒れる。
「山は地に足を付け歩く場所!空を舞うなど外道!」
「大丈夫か!」
守は晴斗を抱える。
「それより…逃げろ…あいつらを早く…」
「陰陽師敗れたり!あとはお前さんだ。妖術で人を助けるなど外道だ!」
「違う!人を救うのは人の道だ!僕は妖術医に誇りをもっている!君たち
妖怪は何故人を殺める!」
「世界を征服するためだ!人間を支配し妖怪が頂点に立つためだ!」
「だったらそれを阻止し犠牲者を救う。どうやら僕らの和解は不可だな。」
そう言うと守は玄武ボールを取り出し腕輪にセットした。
「妖術陰陽変化!」
変身した姿は緑の線の入った黒装束に黒い烏帽子に緑のマスクの戦士だ。
「地響の妖術使い黒陰陽師!」
変身した守は陰陽玄武鎌を取り出し土蜘蛛に向かって行く。
「お前さんも直葬ってくれる!」
同時に向かい来る土蜘蛛もツルハシと守の鎌がぶつかる。
守の勢いで土蜘蛛は押され地中に潜った。
しかし山を知り尽くした守るには通用しなかった。
守は足元に現れる前に避け鎌で出て来た所に斬撃を入れた。
「ぐあ!」
攻撃を受けるも再び土蜘蛛は地中に潜った。
するとそこに守は妖術を放った。
「妖術玄武地響!」
突如大地震が起こり辺りは揺れた。
地面は割れ盛り上がり土蜘蛛は穴から放り出された。
そこに守は装束を変え攻撃した。
「化草履!」
人技に思えない跳躍で土蜘蛛にドロップキックを入れた。
「ぐお…」
そしてそこに変身した2人も駆け付けて来た。
「出たな妖怪!」
それを見た土蜘蛛は再び地中に潜った。
「こりゃ分が悪い!逃げるぞ!」
しかし2人は逃がすつもりはなかった。
「妖術青龍激流!」
「妖術白虎烈風!」
風で勢いを増した水流が穴に入り溺れそうになった土蜘蛛が出て来た。
更に満十郎は腕輪に雪女メダルをセットし妖術を放った。
「雪女!妖術氷結吹雪!」
すると濡れた地面が凍り土蜘蛛は逃げ場を失った。
そこに立ち上がった晴斗が守とボールをセットし攻撃を仕掛けた。
「ダイダラボッチ!」
「般若!」
互いにパワーアップし拳で土蜘蛛に攻撃した。
「ぐあーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!」
土蜘蛛は宙高く舞い上がった。
そこに守はとどめを刺す。
指で五芒星を描き土蜘蛛を縛る。
「何だ!動けん!」
そして必殺技を放った。
「妖術陰陽玄武地響斬!」
鎌から黒い亀が現れ土蜘蛛を襲う。
「土蜘蛛高野山に散るーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!」
大爆発が起こり土蜘蛛は死んだ。
全員変身を解き守はボールを拾う。
しかしその時晴斗は重傷を負い倒れ守が抱えた。
「治療し一晩寝たら治るよ。皆、帰ろう。」
こうして一同は守の診療所に帰り一夜明けた。
そして翌朝3人は出発した。
「一仕事終わったら帰るよ!師匠によろしく!」
「向こうで待ってるぜ!」
「俺たちとまた戦おうぜ!」
「ご馳走様でした!」
手を振る守に3人は背を向け手を振り山を下りて行った。

続く
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