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Western Quest

2017年05月12日 08時44分38秒 | 小説
第6章 それぞれの思い

朝早く妖怪たちは動き出していた。
「わらわの送った土蜘蛛が敗れたようじゃ。」
「これで私たち黒星続きね。」
夜叉と二口女は茶を飲みながら反省会をしていた。
2人は座布団に正座し百鬼兵が跪き茶を注ぐ。
そこにニヤケながら鵺が来た。
鎧の音に2人は顔を上げ見上げる。
「様ぁねぇ!俺様を玩具にした罰が当たったんだ!」
鵺はそう言い夜叉と二口女を指差し笑う。
「しかし鵺殿、そなたは2連敗中じゃ。」
「そうよ。鵺ちゃん、人の振り見て我が振り直せって言うじゃない?」
「それより朧車を知らねぇか?あいつずっと返って来ねぇじゃねぇかよ。」
「彼ならぬら様の指示で別行動中よ。」
「力任せで能無しのそなたとは違うぞよ。」
「だったら俺様が今度こそ宴を成功させてやる!」
「ダメよ。私たちがもう駒を送ったの。ガマちゃんがやってくれるわよ。」
「そうじゃ。わらわの泥田坊もそなた同様の使えぬ駒と違い出来るぞよ。」
「勝手にしろ!」
鵺は不機嫌そうに壁を蹴り去って行った。
晴斗たちは屋敷に戻り報告をする。
「そうか。彼も戻ると言ったか。」
「ああ。それにやつの妖術は凄かった。傷が一晩で完治だ。」
「無論。彼の腕を見込んで診療所の開設を許可したんだ。」
「あんなエリート来たら俺の明菜ちゃんが…」
満十郎の脳内には明菜と守の挙式が浮かんでいた。
「それより小虎、一体あいつは俺にどんな治療したんだ?」
「それが企業秘密とやらで見せてもらえませんでした…」
「それにしても親父が見込むなんざとんだ腕前だろうな。」
その頃守は診療所を後にしていた。
黒いロングコートに身を纏いスーツケース片手に歩き出す。
するとそこへ刺客が訪れた。
「見つけたぞ妖術医!」
そこに現れたのは裸に海パン1枚で短髪に筋肉質な体の男だ。
「誰なんだ?診療はしてないしどうも見ても健康そうだ。さては妖怪?」
「正体バレた!ヘタこいた~」
海パンの男は崩れるも体を揺らし起き上がる。
「うぃ~!ぴあ~!それ!それ!それそれそれそれ!」
突如暴走し出した。
「正体バレた!でもそんなの関係ねぇ!そんなの関係ねぇ!そんなの関係ねぇ!
そんなの関係ねぇ!はいおっぱっぴー!」
いきなり何度もエア拳骨しながら地面を踏み叫び出す。
「俺は妖怪!妖賊百鬼魍魎軍妖怪泥田坊!」
そう言い妖怪に変身した。
その姿は坊主頭に巨大な2つの目と大きな口をした全身泥塗れの人型の怪物だ。
「妖術陰陽変化!」
守は変身し向かって行く。
守は鎌で早速斬撃を入れた。
「攻撃受けた!何の意味もない!何の意味もない!何の意味もない!」
次は突然行進の足踏みをし叫ぶ。
「はい!ズイズイズイ!」
手を前後させ言うも守は容赦なく鎌で攻撃した。
再び斬撃が入る。
「攻撃喰らったよ!でもそんなの関係ねぇ!そんなの関係ねぇ!そんなの関係ねぇ!」
泥田坊が地面を踏むと突如地震が起こった。
守はバランスを崩しそこに泥田坊は近づき攻撃する。
「この間1人やられたよ。何の意味もない!何の意味もない!何の意味もない!」
行進する手足で守を攻撃し守は鎌でガードする。
「何て勢いだ!」
そしてボールをセットした。
「化草履!」
同時に泥田坊も畳み掛ける。
「はい!ズイズイズイ!」
前後する手で攻撃し守は足でドロップキックを入れた。
「ぐあ!」
2人は爆風に吹き飛ばされるも立ち上がる。
「吹っ飛ばされたよ!でもそんなの関係ねぇ!そんなの関係ねぇ!そんなの関係ねぇ!」
再び地震が起きるも守は冷静に対処し泥田坊の左に回った。
すると土砂崩れが起き土砂は泥田坊を襲う。
守はやったかと思うも泥田坊には通用していない。
「俺に土砂は薬!だから何の意味もない!何の意味もない!何の意味もない!」
手足で土砂を飛ばし守を攻撃する。
「はい!ズイズイズイ!」
そして手の動きで大量の土砂を放出し攻撃は守を飲み込んだ。
守は般若ボールをセットし増大した力で土砂を掻き分ける。
そして守が土砂を掻き分け脱出するとそこに泥田坊がいた。
「脱出された!でもそんなの関係ねぇ!そんなの関係ねぇ!そんなの関係ねぇ!」
足踏みと拳骨で迫る攻撃を拳で攻撃しながら防御する。
「はいおっぱっぴー!ちんとんしゃんてんとん!ちんとんしゃんてんとん!」
踊り出す泥田坊に守は翻弄される。
一方で晴斗たちにも刺客は迫っていた。
晴斗、満十郎、唯、明菜は登校すべく制服に着替え門を出た時だった。
そこに海パン1枚の太った男がいた。
「陰陽師の皆さん、待ってましたよ!」
「?」
皆困惑する。
「陰陽師の決めポーズにも全裸に見えるポーズがあるんです!それがこちら。」
すると太った男は体を動かしお札を投げるポーズを見せ途中で停止した。
すると海パンが腹や腕、足で隠れた。
「安心して下さい!履いてますよ!」
海パンを両手の指で指し言った。
「てか気持ち悪いんだけど!」
「そうね。ただのおじさんの裸よね。」
唯と明菜はドン引きして言うも太った男はニヤリと笑っていた。
「てかオッサン誰だよ!」
晴斗の言葉に答え笑って言った。
「私妖賊百鬼魍魎軍妖怪とにかくデカいガマガエルことガマです!」
そう言い妖怪に変身した。
その姿は全身茶色で凸凹で白い腹をした巨漢巨頭な褌1枚の蛙の怪物だ。
それを見た晴斗と満十郎も変身した。
「妖術陰陽変化!」
変身し剣と矛で早速斬撃を入れた。
しかしガマの分厚い体には通用していない。
「次は斬撃のポーズにも全裸に見えるポーズがあるんです!それがこちら。」
ガマは剣を振り下ろすポーズをし剣が降りる前に停止した。
「安心して下さい!履いてますよ!」
「キモっ!」
唯と明菜は更に引いていた。
「だったら妖術で!妖術鳳凰烈火!」
「妖術青龍激流!」
2人の妖術がガマを襲う。
しかしガマは攻撃を飲み込んだ。
「何!」
そして巨大化しそれは2階建ての家くらいの大きさになった。
「バカな!」
そこへ変身した小虎がやって来た。
「妖術白虎烈風!」
小虎も攻撃を仕掛けるがガマは飲み込んだ。
「小虎、上からだ!正面からだと飲み込まれる!」
「分かりました!」
「俺たちは正面からだ!」
それぞれ攻撃を仕掛けた。
「妖術鳳凰烈火!」
「妖術氷結吹雪!」
「妖術暴雷暴風!」
正面から炎と吹雪、上から雷がガマを襲った。
しかしガマは長い舌を伸ばし回し一瞬で攻撃を飲み込んだ。
「そんな…」
そしてますます巨大化し辺りのマンションと並ぶ大きさになる。
「続いては妖術を使う時にも全裸に見えるポーズがあるんです!それがこちら。」
すると手を構え妖術を放つ直前の体を停止させた。
「安心して下さい!履いてますよ!」
「もう無理…」
あまりの気持ち悪さに唯と明菜は失神した。
「こうなったら打撃攻撃あるのみ!」
小虎は爪で乱舞し攻撃するもガマには通用していない。
晴斗は天高く舞い上がり攻撃した。
「妖術火炎車輪!」
同時に満十郎も雪女ボールをセットし攻撃する。
「雪女!妖術氷結吹雪!」
しかし増力した攻撃だったがまたも攻撃を飲み込む。
しかしその時ガマは一瞬動きが止まった。
腹を押さえて苦しんでいるように見える。
するとそこに晴斗が急降下しガマの頭を直撃する。
「ぐあーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!」
ガマは痛そうに頭を抱える。
「そうか!頭が弱点だ!」
「それに今腹を下したな!」
すると2人は容赦なく攻撃を仕掛けた。
「妖術氷結吹雪-------------------!」
満十郎もより大きな妖術を放った。
するとガマも飲み込み更に巨大化し高層ビルとも並ぶ。
しかし痛そうに腹を抱える。
一方で晴斗と小虎は剣と爪で頭を攻撃する。
「ぐ…ぐあ…」
苦しむガマ。
「影鰐!」
「子泣き爺!」
小虎は鋭くなった爪や牙でガマを攻撃し晴斗は鋼鉄化した体で幾度も圧し掛かる。
「妖術!氷結吹雪---------------------!」
満十郎もさっきより大きな攻撃を放った。
ガマはまたも飲み込むももう限界だった。
大きさはあべのハルカスを超えるもガマは苦し気に蹲る。
「く…苦しいーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!」
そしてガマは飲み込んだ全ての攻撃を吐き出す。
そのタイミングで晴斗と小虎は頭から飛び降りた。
するとガマの口の中で大爆発が起こった。
ガマは元の大きさに戻り気絶する。
そこに晴斗はとどめを刺す。
「まぁ今日は縛らなくていいか。」
必殺技を放った。
「妖術陰陽鳳凰烈火斬!」
晴斗の斬撃がガマを襲い大爆発が起こる。
こうしてガマは撃破され3人は変身を解く。
晴斗は落ちたボールを回収した。
同時に爆音で気絶した2人が目を覚ました。
「あれ?あいつは?」
明菜が聞くと満十郎は手を取り言った。
「安心して下さい。倒しましたよ。」
「俺の妹に触るな!」
晴斗は満十郎を引き離す。
「まぁまぁお兄さんってば。」
「お兄さんと呼ぶな!」
「晴斗君、私も見てよ!」
「てか皆さん、遅刻しないんですか?」
小虎に言われ4人は時計を見た。
「完全遅刻だ!」
「僕もだ!」
道三郎も慌てて門を出て5人は学校に猛ダッシュした。
そして守も泥田坊と決着を付ける時が来た。
「そろそろ終わりにしよう。」
すると守はボールを腕輪にセットした。
「土蜘蛛!」
土蜘蛛装束に変え穴を掘り地中に潜った。
「消えちゃったよ。でもそんなの関係ねぇ!そんなの関係ねぇ!そんなの関係ねぇ!」
再び地響きが起きるも守は動じず足元から鎌で泥田坊を攻撃した。
「ぐあ!」
「山を知り尽くした僕に君はここでは不利なようだね。」
「不利だって?でもそんなの関係ねぇ!そんなの関係ねぇ!そんなの関係ねぇ!」
再び地震を起こすが守は地中に潜った。
するとそこに岩雪崩が起こり斜面を転がる岩が泥田坊を襲った。
「ぐあ!」
そして地中から出て来た守はまたも鎌で斬撃を決めた。
「ぐあ!」
攻撃を受けるも泥田坊は立ち上がる。
「ピア~ピア~」
のん気に踊っている。
「じゃあここからは僕も反撃するよ。」
「反撃だって?何の意味もない!何の意味もない!何の意味もない!はいズイズイズイ!」
泥田坊は岩を飛ばすも守は妖術で無効にした。
「妖術重引地力!」
すると岩は宙に浮き止まりそのまま地面に落ちた。
更に守はまた同じ技で仕掛ける。
「妖術重引地力!」
次は泥田坊が宙に浮かび天高く放り投げられ地面に落ちた。
「何の何の!そんなの関係ねぇ!そんなの関係ねぇ!そんなの関係ねぇ!」
泥田坊は再び地響きを起こす。
「妖術玄武地響!」
今度は守も攻撃で地響きを起こした。
2人の攻撃がぶつかり爆発した。
泥田坊は倒れ守は立っていた。
「終わりだ。」
守はとどめを刺す。
「妖術陰陽玄武地響斬!」
守の斬撃が泥田坊を襲い大爆発が起こった。
「はい!おっぱっぴーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!」
大爆発が起こり泥田坊は撃破された。
守は変身を解き落ちたボールを拾う。
「余計な時間を喰ったね。そろそろ行かないと。」
こうして守は山を後にした。
そしてぬらりひょんも復活の時を静かに待っていた。
「力じゃ…力をワシに…」
闇の中にぬらりひょんの目が光り欲が渦巻いていた。
そして朧車は大阪に来ていた。
新世界を1人歩き通天閣の前に立った。
「ここだ。」
1人ぼさっと呟く。
「ここをこの地の第一拠点としよう。ここからまた始まるのだ。」
そう言い残し朧車は去って行った。
笠の隙間から見える目は不気味に光っていた。
そして鬼龍院は1人屋敷で考え込んでいた。
テーブルに関西の地図を広げ見つめている。
「都は安倍晴明神社をすでに。」
そう言いそこに赤く丸印を付けた。
「そして…大阪となればやつらはこの先ここを…」
そう言い鬼龍院が今度は大阪の地図に赤く丸印を付けた。
その場所は通天閣だった。
鬼龍院はそれを報告すべくスマホを取り出しメールした。
送り相手は京都にいる明正だった。
一方晴斗たちは何も知らず無邪気に学校生活を送っている。
他愛ない会話で皆で盛り上がっていたのだった。

続く
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