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Western Quest

2017年05月25日 03時11分54秒 | 小説
第11章 陰陽師対烏軍

晴斗たちは通天閣に乗り込んだ。
一刻も早く人質を救出するために走る。
朧車は迎撃の体制に入っていた。
「もうじきやつらがここを目指して来る。我らは迎撃に入る。」
朧車の前に4体の黒い影たちがいた。
「鼠一匹ここには入れるな。辻神、化け蟹、雷獣、鎌鼬、行け!」
「はっ!」
こうして4体は下へ向かう。
晴斗たちはエレベーターの前に来た。
しかしエレベーターは停止していた。
「だろうな。まんまと入れるわけねぇか。」
満十郎はそう言い苛立ってエレベーターの扉を蹴った。
「僕に任せて下さい。」
小虎はそう言いエレベーターのボタンに触れた。
そしてそこに指先から強い電流を帯びた妖気を流す。
するとエレベーターは運転を開始した。
「でかしたぞ!皆、行こう!」
晴斗の言葉に皆は乗り込み2階のボタンを押した。
中では沈黙が走る。
戦いに向け緊張する4人。
扉が開き一同は降り上へ行くエレベーターまで駆け抜ける。
するとそこに天井から刺客が現れた。
「この先へは行かせぬぞよ。」
着物に烏帽子と長い黒髭に尺を持った平安貴族風の男だ。
「どけ!」
「どけと言われてどくバカがおるか!麿は鎌鼬!妖賊百鬼魍魎軍妖怪じゃ!」
そう言い変身する。
その姿は両手が大きく鋭い鎌で血走った目に牙を剥き出し全身の毛の逆立った鼬だ。
全員並んで武器を構える。
すると前に守が出た。
「僕が行くよ。皆は上へ!」
「分かった!」
走り出す3人に鎌鼬は襲い掛かる。
「行かせん!」
「君の相手は僕だ!」
守は鎌鼬に鎌で切り裂いて攻撃した。
小虎はまたも妖気でエレベーターを動かし3人は乗り込む。
「陰陽師もやりおるな!」
鎌鼬は鎌で守に襲い掛かる。
守も鎌で迎え撃ち2人の攻撃が火花を散らす。
激しくぶつかる鎌同士の金属音が静かなフロアに響き渡る。
「そち、なかなかの手練れじゃのぉ。」
「まだまだ!妖術玄武地響!」
地震が起きるも鎌鼬は風に乗り浮遊し避けた。
その揺れは晴斗たちも感じていた。
それはエレベーター内で感じていた。
小虎が転倒する。
「大丈夫か?」
「ええ。ちょっと2度も妖気を使ったせいですかね。」
エレベーターは最寄りの階の3階で止まった。
「何てことだ!止まっちまった…」
「晴斗、小虎、階段を使おう。普段は下からは登れないけど今は…」
「仕方ありません…ね…」
満十郎の言葉で一同は階段に来た。
「逆走だが仕方ない。」
「ああ。」
するとそこに階段から何者かが降りて来た。
カシャカシャと鎧の音がする。
そして音の主が現れた。
「待っていたぞ陰陽師!」
鎧に身を包み白い頭巾を被った髭面の僧兵風の男だ。
「行かせんぞ!この化け蟹け様が陰陽師を打ち取るのだ!」
そう言い妖怪に変身する。
その姿は両手が大鋏で甲羅型の巨頭から逆三角形のゴツイ体をした赤い蟹の怪物だ。
化け蟹は変身し3人に鋏で襲い掛かった。
満十郎は矛で迎え撃った。
幾度となくぶつかる矛と鋏に2人の攻撃が火花を散らす。
「ここは俺が受け止める!お前らは先に行け!」
「死ぬなよ!」
「2人もな!」
2人は階段を出て3階で激戦を繰り広げる。
激しい戦いの中で満十郎は化け蟹の攻撃を避けた。
そこで隙を見つけ矛で突いた。
「そこだ!」
矛での一撃が入った。
しかし化け蟹は体を鋼鉄かさせガードする。
「効かぬわ!」
「だったらこれでどうだ!」
満十郎は腕輪にボールをセットし妖術を放つ。
「雪女!妖術氷結吹雪!」
満十郎の攻撃が化け蟹を襲うも通用していない。
「無駄だ!」
化け蟹は満十郎に向かって走り出す。
「まだまだ!妖術氷結吹雪!」
またも通用していない。
しかし一瞬だけ足が震えて止まった。
満十郎は飛び上がり上から矛で突く。
しかし効いていない。
「喰らえ!」
そこに化け蟹は鋏で攻撃し満十郎は倒れた。
一方晴斗たちは4階まで辿り着いた。
「小虎、5階まで行くぞ!」
2人がエレベーターまで走る。
するとエレベーター前に2人の男がいた。
「ワシの名は雷獣。妖賊百鬼魍魎軍妖怪。」
それは着物に坊主頭と巻物を持った公卿風の男だ。
「同じく辻神!」
それは着物に数珠と烏帽子に扇子を持った陰陽師風の男だ。
そう言い2体は変身した。
辻神は長い白髪に2本の角、鋭い爪を生やしたギョロ目の全身白い鬼の怪物だ。
雷獣は立耳で雨雲のような形の鬣に一本の長い角に鋭い爪や牙に目の獣の怪物。
「我らが相手じゃ!」
2体は2人に襲い掛かる。
辻上は呪いのオーラ、雷獣は電撃を放つ。
2人は避け剣と爪で攻撃する。
しかしそこに2体は攻撃した。
晴斗は剣先から体を呪いのオーラに包まれ苦しむ。
「ぐ…何だ…これは…」
小虎は爪先から電撃に感電する。
「ぐあ!」
「苦しかろう!」
「まだだ!妖術鳳凰烈火!」
「妖術白虎烈風!」
2人の攻撃が2体を襲う。
しかし辻神が五芒星の盾でガードした。
「だったら!猫又!」
2人で猫又装束になり爪で2体に襲い掛かる。
「懲りぬな!」
雷獣は再び雷撃を放つも小虎は俊敏さで避け晴斗は力で跳ね返す。
そして爪で斬撃を入れた。
「ぐあ!」
「子泣き爺!」
「山姥!」
晴斗は鋼鉄化した体、小虎は壁を伝い爪で襲い掛かる。
しかし辻神は2人を引きつけそこに呪いのオーラを放った。
「ぐあーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!」
2人は蹲る。
「哀れな陰陽師…我らに及ばずとでも言おうかの。」
「敗北の時は来たり。長きに渡り封印された恨みはまだ晴れぬぞ。」
「何のこれしき!妖術火炎車輪!」
晴斗は2体に襲い掛かる。
しかし雷獣は電撃を放ち打ち落とした。
「ぐあ!」
「晴斗さん…」
倒れる2人を前に2体が立ちはだかる。
一方守も苦戦していた。
鎌鼬の空中からの斬撃に手も足も出ない。
「ぐあ…」
「陰陽師、これが貴様らの力か?」
「これならどうだ!妖術重引地力!」
重力で打ち落とそうとするも鎌鼬の速さに狙いが定まらない。
「無駄じゃぁ!」
鎌鼬は渾身の一撃を入れ守は倒れる。
「ぐ…」
これまでかと思った時だった。
バクボールが光り出した。
「バク!頼んだぞ!」
そう言いボールをセットした。
そこに鎌鼬が空中から襲い掛かる。
守は鎌で迎え撃つも鎌鼬は避けた。
しかし守の腕輪は避けた鎌鼬を吸引した。
「何だと…」
そして引き寄せた鎌鼬に鎌で斬撃を入れた。
「ぐあ!」
鎌鼬は再び飛行し離れようとするがまたも吸引され斬撃を受ける。
「ぐあ!」
鎌鼬は落下し倒れた。
「ぐ…」
立ち上がり逃げようとする。
すると次は泥田坊ボールが光りセットした。
「泥田坊!」
セットし妖術を放った。
「妖術玄武地響!」
すると更に大きな地震が起こった。
「ななななな…何だ…」
辺りの展示品などが倒れ鎌鼬は下敷きになった。
余震が残る中そこに守はとどめを刺す。
「妖術陰陽玄武地響斬!」
「ぐあーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!」
攻撃が命中し大爆発が起こり鎌鼬は死んだ。
そして余震は上の階にも伝わった。
鋼鉄化した化け蟹と満十郎はバランスを崩す。
化け蟹はバランスを保つのに精一杯だ。
そこに満十郎は接近し攻撃した。
「そこだ!」
化け蟹の脛を思い切り蹴った。
「ぐあ!」
化け蟹は蹲る。
「ぐおおお…何故分かった…」
「あの時足だけ寒そうに震えてたからさ。俺もそろそろ反撃するぜ。」
「ふざけるな!」
化け蟹は立ち上がり襲い掛かる。
そこに満十郎はボールをセットした。
「蛇骨婆!」
すると体が軟体化し化け蟹の攻撃をクネクネと避ける。
「どうした?全然当たってないぜ。」
「このぉ!」
何度も攻撃するも避けられ化け蟹は苛立つ。
すると天邪鬼ボールが光りセットした。
「天邪鬼!」
天邪鬼装束で化け蟹に襲い掛かる。
「お前の体は硬いな!」
そう言い矛で鋼鉄化した化け蟹を攻撃する。
すると鋼鉄化が無効になる。
「ぐあ!」
更に何度も矛で攻撃する。
「何て硬いんだろうな!硬い硬い硬い!」
「ぐあーーーーーーーー!そんなバカなーーーーーーーーー!」
化け蟹は倒れ満十郎はとどめを刺す。
「妖術陰陽青龍激流斬!」
「ぐあーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!」
大爆発が起こり化け蟹は死んだ。
そして晴斗たちの戦いも大詰めだった。
「陰陽師、命乞いをするなら今のうちじゃ。」
「いや…ここからが本当の勝負だぜ。」
すると2人のボールが光る。
文車妖妃と天狗ボールだ。
「賭けてみるか。文車妖妃!」
「天狗!」
2人は新たな装束で勝負に出た。
晴斗は影に潜り小虎は風に乗り浮遊する。
「どこじゃ!」
「降りて来んか!」
すると晴斗は影から体を出し剣で辻神を攻撃した。
「ぐあ!」
小虎は空中から妖術を放った。
「妖術白虎烈風!」
巨大な風攻撃が雷獣に向かう。
雷獣は電撃で防御するも打ち砕かれ攻撃を受けた。
「ぐあーーーーーーーーーーーーーーーー!」
更に2人は影や上空からの斬撃で2体を翻弄する。
幾度とない攻撃に2体は倒れた。
「ぐあ!」
そこに2人はとどめを刺す。
「妖術陰陽鳳凰烈火斬!」
「妖術陰陽白虎烈風斬!」
2人の攻撃が2体を襲う。
「ぐあーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!」
大爆発が起こり辻神と雷獣は死んだ。
2人はボールを拾いエレベーターの前に立つ。
小虎は再び電流を流しエレベーターは起動した。
しかしその時小虎の変身が解けた。
「おい!どうした!」
「何だか疲れました…」
そう言い小虎は眠りに就いた。
晴斗はそっと床に寝かせた。
「ありがとうな。ゆっくり寝てくれ。」
そう言いエレベーターに乗り5階の展望台へ向かった。
それを朧車も察知していた。
「ここも潮時か。」
するとエレベーターが開き晴斗は展望台に着いた。
展望台の外には大阪市内の夜景が広がっていた。
展望台の中では多くの市民が拘束されていた。
「安心しろ俺は助けに来た!朧車!どこにいる!出て来て勝負しろ!」
すると椅子に座る虚無僧を晴斗は見つけた。
「おい!俺と勝負しろ!朧車!」
晴斗は笠を脱がす。
すると素顔は眼鏡をかけた黒髪の青年だった。
「朧車!」
晴斗は鬼の形相で睨む。
「君、一体何を?」
「とぼけるな!」
晴斗は拳を握り腕を上げた時だった。
晴斗の腕を誰かが掴んだ。
「彼は影武者。でもなく人質を身代わりにしたんだよ。」
振り向くとそこに鬼龍院がいた。
「何でお前が?」
「行動を読んで情報を伝えたのは僕だからだよ。」
「そうだったのか…」
「朧車はもうここにはいない。帰ろう。彼らを解放したらね。」
そう言われ晴斗は変身を解除した。
するとそこに満十郎たちも駆け付けて来た。
「晴斗!」
2人も変身を解き上がって来た。
「お前ら、無事だったか?」
「だが小虎が…」
満十郎は小虎を抱きしめ泣きそうな顔をしている。
「こいつは疲れて寝てるだけだ。妖気を使い過ぎたみたいでな。」
こうして人質は皆無事救助され晴斗たちはその場を後にした。
そしてその夜屋敷には守が家族の一員となった。
「というわけで皆、今日からよろしくね。」
「俺たちこそな。」
「守君、ってお医者さんなんでしょ。カッコいい~」
「お兄ちゃんたちとは大違いのエリートだね。」
2人の守への反応に晴斗たちは凹む。
「どうせ俺たちなんて…」
「兄上、晴斗さん、落ち込まなくても…」
道三郎は困った顔で慰める。
「それより彼の治療だ。妖気を使い果たした彼の治療をね。」
守は小虎の寝室に入り治療する。
白衣に身を包む守。
「神よ、彼に妖の力を再び与えて下さい。」
守は1枚の紙に自らの血を塗る。
そして黒い石を血を塗った紙に乗せ小虎の胸に置いた。
そこに守の掌から不思議な光が放たれ光は小虎を包み込む。
「治療は完了だ。あとは一晩眠れば君は良くなる。」
そして翌日小虎は完全に元気になっていた。
朝からご飯を2合も平らげていた。
「お替わり!」
「スゲー回復力だな…」
「あいつの治療って一体…」
朝から小虎の大食いが炸裂する。
そんな小虎は笑顔に満ちた顔だった。

続く
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