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Western Quest

2017年05月16日 12時41分21秒 | 小説
第10章 帰って来た男

あれから日は流れた。
小虎が学園に入り賑やかになる。
小虎も学園の制服に袖を通し嬉しそうにする。
昼食の場に1人加わり笑顔で満る。
「小虎さんはお強いんですね。」
「私より小さくて細いのに力あるもんね。」
1年生の2人が小虎の体を触って言う。
「お前も凄いよな。1人で妖怪倒すなんて。」
「そうだぜ。理事長の見込んだだけあるな。」
晴斗と満十郎に称えられ小虎は照れる。
「ですけど何で僕の元にボールが来たんでしょう?晴斗さんの手元に
あったはずの山姥ボールがあの時僕の手に?」
「それは空間を越えたのだよ。」
そこに正晴が現れ答える。
「親父!空間を越えるって一体何故?」
「ボールには霊と同じく波調の合う物の手に渡りそれがあの時危機を
前にした彼の手に渡ったと断言し現にお前にも同じことが起きた。」
「俺にもって何だよ!」
「お前が死んだ夜にお前の元に向かい蘇生させた鳳凰ボール。そして
呼び出すべく送った荷物及び同封の手紙はやつらにすり替えられた。
もちろんボールもだ。しかしお前を求め空間を越えた。」
「そうか。俺たちの波調がボールを。だが1つ思う!ボールはどこで
どうやって手に入れた!妖怪を倒す以外に手に入らない!」
「やつらのいる霊界にはボールを守っている守護神がいた。しかし!
我らに寝返りボールを託した。それが7つの霊獣ボールだ!」
そう言い正晴は3つのボールを出した。
真鯉、朱雀、黄龍のボールだった。
正晴は唯、明菜、道三郎にボールを渡した。
「君たち3人にも時が来れば戦ってもらうよ。8人の陰陽師が集まれば
九字を唱えられる。それこそが妖怪に対抗できる真の力だ。」
そう言われ3人は俯く。
突然もあることとまだ戦う心構えがなかった。
「親父、そのボールを持ち出した守護神ってまさかだが…」
「勘が冴えているな。無論鬼龍院君だよ。彼は妖怪なのだ。」
「何か臭いと思っていたぜ。」
そんな晴斗に対し皆は違った。
そうとは気付かずにいて心底驚いている。
「でも私は陰陽師の血は引いていません!だから変身は!」
唯がそう言うとそれを正晴は首を横に振る。
「君も知っているが君の先祖は…」
「そうでしたね…」
唯が俯き皆が疑問を感じた。
「晴斗さん、一体?」
すると唯が口を開いた。
「私の先祖はぬらりひょんなの。妖怪の父と人間の母を持った半妖が私の
ご先祖様。だから私は妖怪の血を引く人間なの。」
「親父が唯を許嫁に選んだのは異種族の共存出来る世界を作るためだ。」
そう言うと皆は口を閉じる。
「食事中にすまんな。生徒の笑顔を奪った私は教師としても父親としても
最低の人間なのかもしれん。本当にすまない。」
そう言い正晴は席を立った。
一方鬼龍院は京都に来ていた。
支配された晴明神社の前にいた。
するとそこから朧車が現れた。
笠ので顔を隠し錫杖をつき歩いて出て来た。
「待っていましたよ。軍師様。」
「貴様、今更何用だ?」
「通天閣をジャックすると予測出来ましたのでね。」
「ならばどうする?貴様1人に阻止出来るか?」
「とんでもない。今の僕らには不可ですよ。」
「分かっておるなら良い。」
「しかし今将軍陛下は完全に復活していない。となれば今霊界にいるのは
将軍陛下とご家老様だけですね?」
「突入しようが無駄なこと。今3人が門番をしている。」
「確か武官の鵺、命婦の二口女、行商人の夜叉でしたね?」
「知っての通りだ。私はこれより大阪へと向かう。本当ならば今この場で
裏切り者の貴様を斬りたいも私も中の3人も猫の手も借りたい多忙状況に
相手をしている場合ではない故に貴様に猶予を与える。失礼するよ。」
そう言い朧車は時空の狭間に消えて行った。
それを見送った鬼龍院は即座に正晴に報告した。
「本当か!」
「はい。実行は日の沈む頃でしょう。しかしジャックされてからしか僕らに
出来ることはありません。更に辺りには警備の兵はいるでしょうね。」
「分かった。至急彼にこちらへ戻るように伝えよう。では失礼。」
そう言い電話が切れた。
鬼龍院も焦りの表情を浮かべ徐々に傾いていく太陽を見上げる。
そして晴斗たちはそうとも知らずに神社にいた。
安倍晴明神社でお参りをしていた。
「これで大丈夫だろう。皆も戦えるようになるよ。」
「明菜ちゃんと俺がコンビプレーなんてのも…」
「僕らもそれまで経験積みますので。」
3人の言葉に唯たちは笑って頷いた。
こうして3人が神社の鳥居を出たその時だった。
通行人の声がした。
「知ってる?通天閣が化け物にジャックされたらしいわよ。」
「いやね~最近化け物騒ぎ多いと思ったら今度はジャックなんて。」
「え!」
それを聞いた一同は驚いてスマホのテレビを開いた。
そこには臨時ニュースが流れており犯行声明が挙げられていた。
「陰陽師諸君、私は妖賊百鬼魍魎軍妖怪軍師の朧車だ。そして人間諸君に告ごう。
通天閣は我ら妖賊百鬼魍魎軍が支配した。この地を制圧すべくここを我らの第2の
拠点とする。人質を解放して欲しくば全ての妖怪ボールを持ちこの場へ来ること。
陰陽師諸君よ、その条件で我らは人質は殺さぬことを約束しよう。」
その映像には朧車が百鬼兵を引き連れ映り喋っていた。
相変わらず笠で素顔を隠している。
それを見て皆怒りに震えた。
晴斗はテレビを切りスマホを持った手が震える。
その時正晴からテレビ電話が掛かって来た。
「晴斗、それに皆、その顔…分かっているるな?今すぐ新世界へ向かうんだ!」
「もちろんだぜ。俺たちが懲らしめてやる!」
こうして一同は新世界へ向かった。
するとそこには多くの百鬼兵が街を巡回し市民は誰1人いなかった。
「お前らはついてくるなよ。」
「レディはこの戦は見物していてね。」
「僕らに任せて下さい。」
そう言い3人は無言で変身し門を通り街に入って行った。
「晴斗君、無事でいてね。」
「皆、ちゃんと帰って来てね。」
「兄上たちならやってくれます…」
3人の見送る視線を背に3人は向かって行った。
その頃妖怪たちも式神の目を通じて見ていた。
「朧車ちゃんも派手にやってくれたわね~」
夜叉は式神の蛇の目を通じて見ている。
「我ら妖怪の存在がこれで世に知れ渡ったの~」
二口女は式神の亀の目を通じて見ていた。
そんな高みの見物な2人をよそに鵺は違った。
「失敗は許されんぞ。」
猫の目を通じて見ている鵺は怒っている。
「何をおこっているの?」
「そうじゃ。わらわの茶が不味くなる。」
「勝てば官軍負ければ賊軍。やつは陰陽師に4連敗中。もう後はない。」
「じゃがそなたも4連敗じゃ。後がないぞよ。」
こうして人間と妖怪はそれぞれ自分たちの勝利を信じるのだった。
晴斗たちは次々に百鬼兵たちを撃破し前進する。
立ち焦げる爆風や煙は狼煙のようだ。
展望台の人質たちはそれを見て助けを信じて待っていた。
朧車は目前に迫る陰陽師にも冷静だった。
そして展望台のガラスの外には黒い影が立っていた。
2つの目を赤く光らせ朧車を見つめる。
朧車は一度下を向き顔を上げ顎で合図する。
すると黒い影はニヤリと歯を見せ不気味に笑った。
同時に3人は快進撃を続けついに通天閣の前に来た。
「行くぞ!」
3人が突撃の合図をした時だった。
空から地上に刺客が落下し着地した。
「陰陽師!長年の恨みこの妖怪天邪鬼様が晴らす時が来たぜ!」
現れたのは着物に長槍を持った門番風の男だった。
そう言うと天邪鬼は妖怪に変身した。
その姿は全身緑色で大鼻とぎょろ目に髭と太い牙、太った体に毛皮を着た怪物だ。
天邪鬼は変身すると一気に襲い掛かって来た。
そこに3人は一斉に斬撃を命中させた。
「ぐあ!痛ぇ!超痛ぇ!」
天邪鬼は悶絶する。
「分かったら退け!」
晴斗がそう言うと天邪鬼は立ち上がり言った。
「何てな!全然効いてないぜ。」
「だったら!」
晴斗は化灯篭ボールをセットし妖術を放つ。
「化灯篭!妖術火炎車輪!」
晴斗の凄まじい炎の纏った回転攻撃が命中した。
「熱ぃ!超熱くないぜ?」
またも通用していない。
次に満十郎が雪女ボールをセットし攻撃に出た。
「雪女!妖術氷結吹雪!」
凄まじい冷気が発せられ天邪鬼を包む。
「寒い…凍てつく…カチコチに…ならないな~」
「あり得ない…」
すると今度は小虎が妖術を放つ。
「妖術暴雷暴風!」
落雷が天邪鬼を襲った。
「ぎゃあああああ!ビリビリしないんですけどぉ?」
またも通用していない。
「今度は俺の番だ!」
天邪鬼は長槍を振り回し攻撃する。
「どうだ!全く痛くも痒くもないだろうぉ!」
そう言いながら命中する攻撃を受け3人は叫ぶ。
「ぐあーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!」
攻撃は大爆発を起こした。
蹲る3人を天邪鬼は嘲笑う。
「そんな物か?陰陽師!」
そこに槍から衝撃波を放ち3人を襲う。
「俺の攻撃大したことないよなぁ?」
するとまたも大爆発し3人は蹲る。
「ぐ…どうなってんだ…あいつの攻撃は強い…なのに…」
「僕らの攻撃は…通用してません…」
満十郎と小虎の言葉に晴斗は考える。
「晴斗…あいつ痛いとか俺らの攻撃に言って嘘…」
「僕らには痛くないって言って…嘘ですよ…」
そこで晴斗は閃いた。
「だったらこうしてやる!子泣き爺!」
晴斗はボールをセットし鋼鉄化した体で突進する。
「おらぁ!全然痛くないだろ!」
「晴斗!何やってんだ!」
「そうです!それはその通りですよ!」
すると攻撃を受けた天邪鬼は蹲る。
「あ痛たたたたた!痛ぇぇぇぇぇぇぇ!」
「え?」
2人は目を凝らし見つめる。
晴斗は次に飛び上がり天邪鬼に思い切り圧し掛かった。
「俺軽いだろ?」
「退け…重い…」
「何だよ?全然軽いだろ?な?な?な?」
「重いってーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!」
次第に重くなる晴斗にコンクリートがひび割れて行く。
「晴斗さん、もしかして!」
「そうか!こいつは自他の発言で攻撃の効果を逆にするんだ!」
すると2人は容赦なく攻撃に出た。
満十郎は矛で攻撃した。
「痛くないだろ?」
「ぎゃーーーーーーーーーーーーーーーーー!」
小虎も爪で攻撃する。
「痛くありませんよね?」
「ぐぎゃーーーーーーーーーーーーーーーー!」
こうして天邪鬼は倒れた。
「貴様ら…覚えていろよ!」
立ち上がり逃げようとするも満十郎は逃がさなかった。
指で描いた五芒星で天邪鬼を捕まえる。
「助けて下さい!」
「助けてあげますよ!」
逆の言葉で解放を狙うも失敗し天邪鬼は精気を失った。
「妖術陰陽青龍激流斬!」
放たれた攻撃が天邪鬼を襲う。
「このくらいじゃダメか。」
「そうですね。」
晴斗と小虎がそう言うといつもより大きな大爆発が起こった。
「ぐあーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!」
大爆発が起こり天邪鬼は死んだ。
満十郎は落ちたボールを拾う。
その様子を展望台から朧車が見下ろしていた。
「まぁいい。」
そして後ろを振り向き言う。
「出番だ!やつらを迎撃せよ。」
後ろには黒い影に赤く光る8つの目があった。
3人はいざ通天閣に踏み込もうと意を決した。
その時後ろから1人の影が伸びて来て3人同時に振り向く。
するとそれは守だった。
「やぁ帰って来たよ。」
「守!お前、今まで何してたんだ?」
晴斗が尋ねるも守は首を横に振った。
「話は後だ。先に人質の解放とここからやつらを一掃だ。」
そう言い守は無言で玄武ボールを腕輪にセットし変身した。
「帰ったら聞かせろよ。とりあえず今は俺たちにしか出来ないことをしよう。」
「でしたら朧車を打ち取ったら先ずは明菜ちゃんとの交際は許して下さいね。」
「貴様に出来たらの話だ!まぁ出来んことだがな!打ち取るのは俺だからな!」
「まぁまぁ2り共!皆揃ったことですからここは一旦協力しましょうよ。ね?」
「今だけはなあぁ!」
晴斗と満十郎の同時の声で4人は走り出した。
こうして陰陽師と妖怪の戦いの火蓋は切って落とされた。
そして上には待ち受ける朧車の刺客たちがいた。
4人の力が今目覚める

続く
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