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山田太一「五年目のひとり」

2016年11月20日 00時36分08秒 | 素人の劇評
近くのものが見えるようにと作ったコンタクトレンズが、日常の仕事、生活に支障をもたらして1年。
ようやく検査を受けて、0.7から1.0くらいが見えるように検査、交換。
かなり強くなったが、また世界が明るくなった感じがする。

そんな池袋での用事を済ませて、帰り道。電車に乗り込むと、対面に老夫婦が並んですわっていた。
80前後だろうか。
若いカップルのように、しっかりと手をつないで、とろとろと居眠りをしている。
「ああ、いい光景だなあ」と、羨ましい気持ちになる。
若いカップルとは書いたが、いっときも離れないでいたくない、そんな熱情とは違っていて長い歴史を
一緒に過ごしてきた、その信頼と労りと、安堵が重なったようなつなぎ方のように見える。
「いいなあ」と、何度も思う。

山田太一の「五年目のひとり」を見る。
渡辺謙の好演ということもあるのだが、やはり彼の作品はいい。
いつも未完の、市井の登場人物が、心を右往左往させるものだが、それだけに自分と重ね合わせることが多い。
3.11がベースにあるのだが、家族とは、優しさとは・・・と、それなりに「自分のテーマ」に沿って見ることができるからだろう。
久しぶりに泣いた。
死んだ伯母が、父が、川井くんが、田﨑くんが、吉川くんが、これつねくんが・・・・互い違いに頭をよぎる。
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