せきらら結婚生活日記

日々の日記です。

<花粉症>大人になってから発症する訳

2005年03月09日 21時15分44秒 | せきらら私のメモ帳(雑学系)
今日は、花粉洗浄用目薬・目の洗浄液・甜茶を買って来ました。
3月初旬の今、花粉飛散の真っ盛りで、あちこちの売り場で「花粉対策コーナー」が華々しく!?設けられています。
ダンナは以前から軽い花粉症で、特に目が痒くなるなどの症状が出るらしいので、以前から頼まれていたのです。
と・こ・ろ・がっ!ダンナの症状を少しでも抑えようというつもりだったのが・・・
どうも、私も今週から目がショボショボし始めたのですっっ!!!
うぅぅ~~;;とうとう「花粉症デビューかっっ!!」

現在、大量に撒き散らしている < スギ花粉 >。
実は、<<世界三大花粉症>>といわれているそうなのです。

【 世界三大花粉症 】

①イネ科花粉症
<ヨーロッパ地方>家畜の肥料として欠かせないイネ科の牧草が重要な花粉症の原因となっている。日本では北海道と東北地方で見られる。
②ブタクサ科花粉症
<アメリカ>1900年頃から注目されている。アメリカでは全人口の5~15%が、かかっていると言われる。日本でも帰化植物として入ってきた当初、多くの人が悩まされたが、土地開発による空き地の激減で、発病率も低くなった。
③スギ花粉症
<日本>我が国固有の植物・スギを原因とする、つまり日本にしかないスギ花粉症も、なんと世界三大花粉症にランクイン!1964年に日光地方のスギ花粉症が報告されて以降、増え続けている。

あぁぁ、なんとおそろしや;;
多くの日本国民を苦しめているスギ花粉症は、こんなところに「ランクイン」されていたのですね。

そもそも、この「花粉症」はなぜ大人になってから発症するのだろう???
体力も免疫力もだんだん落ちてきて、ちょっとした体調不良でも若いころよりは「つらい」というのにぃ~;;

【 花粉症が始まるまで 】

花粉症は、アレルギーの一種で、「体に進入してくる異物に対して過剰に反応する」ために起こる症状です。
花粉症が発症するまでの経緯は、
①抗原(アレルギーを引き起こす物質)となる花粉が、ある量・ある期間、身体に吸い込まれ続ける。
(どの程度の量や期間で花粉症が発症するのかは、個人の体質・健康状態・環境などによって違ってくる。)

②花粉を「これはキケンな物質だ!」と過剰に判断すると、次の花粉の来襲に備え、身体はボディガードを育成。
 ボディガード = IgE(免疫グロブリンE)という <Y字型の抗体>

育成されたボディガードは、次に花粉が入って来るのを待ち構える。

③ボディガード = IgE抗体がどんどん作られ、ある一定数そろい、体制が整ったときに、再び花粉(抗原)が入って来ると、IgE抗体のさまざまな攻撃(抗原抗体反応)が体内で展開されるようになる。

この攻撃が初めて行われ、起きた騒ぎが花粉症の始まりとなる。

以降、一度始まった戦いは、花粉が入ってくる度に行われ、花粉を吸い込めば吸い込むほど、激化していくのですっっ!

④IgE抗体が根をおろし、花粉への攻撃をする戦場となってしまった肥満細胞は、このドタバタに怒り狂い、化学伝達物質・ヒスタミンなどをまき散らす。(肥満細胞は、このヒスタミンを大量に抱え込んでいるのです。)

⑤そのヒスタミンなどが、鼻の粘膜の知覚神経から脳へ「敵が来たぞーー!」という情報を伝える。
するとくしゃみ・鼻水・かゆみがスタ-ト!
これらは、鼻の粘膜や、眼の結膜についた抗原(花粉)を取り去ろうとする防御システムです。

またヒスタミンは直接、血管にも作用し、鼻づまりも起こします。
鼻からこれ以上、抗原(花粉)が入って来るのを阻止するため。

こうして「花粉症」の各種の症状が現われるようになるのです。

【 花粉症になりやすい年齢 】

花粉症がアレルギー性の病気の一種であることは、先述の通りです。
これらのアレルギー性の病気が発症するためには、それぞれ特有の抗体が、体内である程度作られる必要があり、その期間によっていつ頃発症するかがだいたい決まってきます。
抗原(アレルギーを引き起こす物質)の量が多ければ、短期間に抗体が作られるため幼少期に発症し、少量であれば、長い時間がかかるので大人になってから発症するというわけです。

花粉症の場合は、一年のうちでも一定の期間だけ抗原(=花粉)にさらされるため、一定量の抗体が蓄積されるには長い期間が必要になります。
そのため発症のピークは20~30代で、大人のアレルギー疾患ともいえるわけです。

タダでさえ、大人は「仕事」「家事」「子育て」に負われ、社会からの「ストレス」にさらされ、日々奮闘する毎日を送っているというのに、そんな大人にさらに鞭打つような「花粉症」がやってくるとは、大人はつらいものですね。

ただ、最近では低年齢でも多く発症が見られるようになり、小学生の児童でも花粉症になるケースが珍しくないとか。
できるだけ子どもには、
①スギ花粉を浴びせないようにする。
②規則正しい生活習慣や栄養バランスのとれた食事を心がける。
③動物性脂肪の摂り過ぎには注意する。
・・・以上のことが、大切なのだそうです。

花粉症になってしまうまで
花粉症は180年前からあった

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