エンタメ狂の詩っ!!

エンタメ狂とは名ばかりのヲタ、TEPPYのエンタメ&日常のこと。

TEPPY的映画感想「ロッキー・ザ・ファイナル」

2007-05-02 11:14:10 | 映画感想<あ>
かつてボクシング界の栄光の階段を昇りつめた男・ロッキー。しかし今では愛する妻に先立たれ、息子は家を飛び出し、孤独とともに日々を過ごしていた。
そんな中、かつての馴染みのバーに立ち寄ったロッキーは、マリーというシングルマザーと出会う。その後彼は、心の喪失感をぬぐうために、再びボクシングを始めることを決意するのだったが…。

16年ぶりに復活したロッキーシリーズ第6弾にして完結編。
僕にとっては初めてのロッキー。

世代的にロッキーの最終ラウンドのテーマを聞くとどうしても、
「エイドリアーーン」より
「藤岡隊長ーーー
と探検隊を思い出してしまう僕なんですけども、これは泣けた!!

これこそ本当の熱血ドラマだ熱い熱すぎるぜロッキー
まさに人生のお手本のような映画でした
ロッキーがヘタレな息子に対して言い放つ言葉の数々。
このまま教科書に載せてもいいんじゃないかと思うほど名言ばかり
自分を諦めない・ネバーギブアップの精神。
本当に素晴らしいです

言葉で言うのは簡単だけど、それを実行するのはなかなか難しい。
しかし、スタローンはやってくれました。
還暦とは思えない、見事な体を作り、ロッキーを復活させたのです
俳優として落ち目だったスタローンがロッキーから教わった精神で作った、
まさにネバーギブアップな映画

とにかく観て、泣いてください

TEPPY的映画感想「名探偵コナン 紺碧の棺」

2007-05-02 09:50:45 | 映画感想<あ>
太平洋に浮かぶ神海島には、古くから海底に眠る古代遺跡“海底宮殿”と、300年前に実在した2人の女海賊が遺した財宝伝説が語り継がれていた。
神海島へバカンスに訪れたコナンたち一行は、財宝探しに集まったトレジャーハンターたちと出会うが、海底宮殿を探索していたハンターがサメの群れに襲われ死んでしまう。サメを利用した殺人だと気づいたコナンは捜査を開始するが…。

毎年恒例コナンの劇場版。なんと11作目です

今回は殺人+財宝探しの2つにコナンが挑みます。
が、殺人は完全におまけ、少年探偵団による財宝探しメインで話が進んでいきます。

近年のコナンはちょっと事件が複雑化しすぎていたので、
今回のようなシンプルな冒険ものは、気軽に見れて逆におもしろかったです
ここ3年の中では1番お気に入りの作品です
まぁ、さすがに少年探偵団が解いていくだけあって、300年前の暗号にしては簡単すぎだろ
とか思うところもありありなんですけど、そこはご愛嬌ですね

で、今回もやっぱりクライマックスの
「新一ぃぃぃーーー」「蘭ーーーー」→爆発!
な展開は健在

もうね、毎年どんなシュチュで爆発に巻き込まれるのか楽しみでしょうがないんですよwwww

去年はジェットコースターに仕掛けられた爆弾を、ハンググライダーで飛んできた怪盗キッドが、コースターに追いついて、飛んだまま爆弾だけ取り去ってくれるという究極のミラクルを見せてくれましたが、今回も負けてはいません

どんな方法でコナンがピンチを脱出するのかお楽しみに
つっこんだら負け それだけです

TEPPY的映画感想「東京タワー オカンとボクと、時々、オトン」

2007-04-25 13:25:23 | 映画感想<あ>
1960年代。3歳のボクは、遊び人のオトンを捨てたオカンに連れられ、小倉から筑豊のオカンの実家に戻ってきた。オカンは女手ひとつでボクを育てた。
オカンの作る美味しいご飯を食べて、ボクは成長した。15歳になって、ボクはこの町を出て行きたくなった。
大分の美術高校に入学し、東京の美大をなんとか卒業するが、仕事もせずに、仕送りしてもらい、更に借金を重ねていた。そんな中、オカンが癌に侵されていることが分かった…。

リリー・フランキー原作の大ヒット小説を、映画化。
ってみんな知ってるよね

映画で観たかったので、大泉洋の2時間ドラマ版とか速水もこみちの連ドラとかはあえてスルーしてました。
そして、満を持しての映画館。
もうね、樹木希林は神だわ!!
完全オカンですよ日本のオカン決定
歳はかなりいってるのに、お茶目ですごくかわいいんですよ
だんだん自分のオカンみたいに思えてくるんです
だからね、そんなオカンが抗がん剤で苦しんでる姿なんて、もう、涙なくして観られませんよ
そんなオカンの若い頃を樹木希林の実娘である内田也哉子が演じているんですが、
これがまた激似で驚きでした

オダギリジョーも相変わらず表情がいい
ホント、喋らなくても画になる人だなー。

でも、ストーリーは2時間半あった割には、けっこうキツキツで詰め込みすぎた感じがありました。
もうちょっと要点だけ抜き出して、2時間ぐらいにまとめても良かったんじゃないのかなー
てか、なんで脚本が松尾スズキだったのか謎…

TEPPY的映画感想「アンフェア the movie」

2007-04-12 17:45:30 | 映画感想<あ>
何者かが仕掛けた爆弾で自宅の駐車場に止めてあった雪平の車が爆発炎上、
学校に向かおうとしていた娘の美央が巻き込まれ爆風で大怪我を負ってしまう。
雪平は刑事をしているために払う犠牲が娘の美央に及ぶことを心配し、刑事を辞めようかとさえ思い始める。
しかし、数時間後、娘が入院する警察病院がテロリストに占拠されてしまい…。

最近いろいろゴタゴタが続く関西テレビ製作の人気ドラマの映画化。

TVシリーズの時は毎週欠かさず観ていたのですが、
最初に映画化と聞いたときは、正直不安でした。
というのも、正直映画にするほど爆発的人気でもないだろうと…。
実際、劇場公開を控えている同じフジテレビ系のドラマ「HERO」や「西遊記」と比べると物足りない感じです。

しかし、いざ蓋を開けてみると「おっ!意外とがんばってるな!」という感じでしたね
まぁ、TVシリーズの時の「24」的なストーリーとは完全に別物になってますけどね
どうみてもダイハードです
でも、これはこれでありだと思います。

各所で、「テロリストが占拠してるところにヒール履いてで潜入ってどうよ?」とか
「有事の際にシェルターになるはずの病院に下水から簡単に潜入できるってどうよ?」とか突っ込まれまくっているので、あえてここはスルーします(笑)

そんな疑問を軽々ぶっ飛ばすくらい篠原涼子がかっこいいの
TVのときも良かったけどスクリーンで見ると凄いはえますね

そして、アンフェアの話の肝でもある、裏切り者が今回も出ます。
当然、全員が全員怪しく見えるように作ってあるので
注意深く観て探ってください
あえて深読みしないほうがいいかも…。

EDもかなり謎を残した感じで、アンフェアっぽいといえばぽいのですが、
もうちょっとスッキリと終わらして欲しかったですね。
続編用の複線でしょうか??

TEPPY的映画感想「ギミー・ヘブン」

2007-04-05 15:07:11 | 映画感想<あ>
誰にも理解されることのない感覚"共感覚"。それを共有出来る相手の存在を知ってしまったから…。
新介はその感覚を胸にしまい、インターネット上で盗撮サイトを運営している。
親友・貴史や、恋人・不由子には理解されない、哀しい闇を心に抱えながら。
麻里は自分が共感覚を持つがために、誰とも分かり合えないという孤独を抱えて生きている。
両親とは死に別れ、育ての親はなぜか次々に殺害されていく。
新介と麻里。ふたりはある日、今までどうしても埋まらなかった心の奥深くにある、最後のパズルを持った存在として出会ってしまう…。

江口洋介主演のサスペンス・スリラー。
脇を固める役者が安藤政信、宮崎あおい、松田龍平、石田ゆり子と豪華です。

この映画の鍵を握るのが“共感覚”という症例。
ある刺激を受けたとき、本来の感覚に他の感覚が伴って生ずる現象で、
印刷された言葉や数字が色となって感じられたり、
香りが形を伴ったり、話し言葉が虹色に見えたりする症例です。
詳しくはここを見てください。

とまぁ、なかなか一般には知られていない、事柄を用いてのサスペンス。
これはなかなか面白い作品になりそうだと思いきや、今一歩残念な感じに…

映画の前半は良くできていて、
真理の父親の殺害現場に残った謎の「W」のような文字。とか
その文字の裏側に潜む、ネット界の影のヒーロー“ピカソ”とか
「W」には共感覚者にしかわからないメッセージがあるんじゃないのか。とか
いかにもサスペンス的な複線が張ってあってなかなか楽しめたのですが、
後半になると一気に失速して、スッキリしない終わり方になってしまいます。
サスペンスで始まった映画が急に芸術映画になって、終わってしまう感じ。

なんだか“共感覚”という設定に話が振り回されてたような気がします。
これだったら、そんな設定なしにして、きっちりサスペンスとして最後のオチまで作るか、
もっと共感覚について掘り下げて、どんどんストーリーに取り入れて欲しかった
だって、言ってる割には全然共感覚が話しに絡んでこないんだもん…


共感覚という目の付け所はよかったけど、うまく生かしきれなかった惜しい1本

TEPPY的映画感想「ホステル」

2007-04-03 16:35:51 | 映画感想<あ>
アメリカから来た大学生のパクストンとジョシュは、バックパッカーでヨーロッパの旅を楽しんでいた。途中、フランスからアイルランド人のオリーが加わってからは、彼らの遊びは益々過激になり、アルコールやドラッグで毎夜、騒いでいた。
ある日ドラッグでハイになった男に声をかけられ、デジカメの全裸の女の画像を見せる。このホステルに行けば、最高の女と楽しめると聞いた3人は、スロバキアに向かうのだった…。

「KILLBILL」でお馴染みのクエンティン・タランティーノが製作した拷問ホラー映画。
日本での劇場公開時、そのあまりのグロさから劇場内に看護婦を待機させ、
途中退席者には料金を全額返上するという異例の公開体制で話題になりました。

「SAW」の虐殺シーンはどんどん現実離れしていってアレだったので、
こういう古典的な拷問とか斬新かも、と期待しながら観てみたら
ぶっちゃけ、そこまでグロくないっスね

というか、拷問シーン自体はおまけみたいなもんです。
主人公が拷問部屋から逃亡するのがメインストーリーです

90分中、最初の30分は前フリでラスト60分かけて、じっくりじっくりいたぶって
グチャ!メキャ!ブチッ!GYAAAAAA!!!!!!!!
死亡~完。
みたいな映画を期待していたのでちょっと拍子抜け

しかもアジア人が演じる、片言日本人が登場www
もうね、拷問される時の「タスケテクダサァイオネゲェシマァス
で全てが終わった

まぁ、それでも総じて観ればつまらない映画ではないので、
半ば軽いブラックジョークな映画としてみればおもしろいかも??

TEPPY的映画感想「陽気なギャングが地球を回す」

2007-04-02 17:24:54 | 映画感想<あ>
他人の嘘を完璧に見抜ける男・成瀬。
絶対に狂わない体内時計&抜群の運転技術を持つ女・雪子。
演説をさせたら右に出る者はいない男・響野
動物を愛する若き天才スリ・久遠。
ひょんなことから出会った彼らはギャング団を結成し、ある日ロマンあふれる強盗計画を実行に移すのだが、突如現れた別の強盗にあっさり大金を奪われてしまう。
ギャング達は大金強奪計画を企てるのだが…。

伊坂幸太郎の大人気サスペンス小説を実写映画化した作品です。

泥棒やら怪盗やらで有名な映画といえば、「オーシャンズ11」
その「オーシャンズ11」のスタイリッシュさに「木更津キャッツアイ」のポップさを加えたようなお洒落な映画に仕上がってはいるんですが、どうも中途半端な感じです

キャストはコレ以上にないんじゃないかという豪華なキャスティングでかなり期待してたんですけど…
うーん。微妙ですね

もうちょっとストーリーをわかりやすくして欲しかった
「なんで?」「なんで?」とツッコミを入れればキリがないほど話が破綻しています

クライマックスにはサスペンスの王道をいく
1.主人公達が計画をたてる
2.敵に情報が漏れていて罠を仕掛けられる
3.実は敵の動きも計画通りで、逆転大勝利!
4.更なる大オチ!
てなどんでん返しが用意されているのですが

まぁ、ここの展開が分かりづらいのなんのって
1つ1つのプロセスの説明がきっちりしていないので、
あれこれしてる間にいつの間にか4の展開まで進んでしまって、
完全にポカーンです

amazonのこの評価にも納得せざるおえません

監督さんはもう少し精進したほうが良いかと…

TEPPY的映画感想「ゆれる」

2007-03-27 11:42:38 | 映画感想<あ>
写真家の猛は、母の一周忌で帰郷した。
父と折り合いの悪い彼だが、温和な兄・稔とは良好な関係を保っている。
翌日、猛は稔、そして幼馴染の智恵子と渓谷へと向かった。
一人で自然へカメラを向ける猛。そんな彼がふと吊橋を見上げた時、橋の上にもめている様子の稔と智恵子がいた。そして次の瞬間、そこには谷底へ落ちた智恵子に混乱する稔の姿だけがあった…。

カンヌ映画祭にも出品された、西川美和監督作品です。

いやぁー。素晴らしかったです!

ストーリーがしっかりしていて、すごく見応えがありました

気弱だけど真面目で誰からも愛される兄。
そんな兄の殺人の現場を目撃しちゃったら、あなたならどうします??
この弟は兄をかばって、目撃したことを証言しません。
しかし兄には「お前は殺人者の弟になりたくないだけだよ」と拒絶されてしまいます。
今まで見たこともない兄の裏側に困惑する弟。
兄を助けたいのか、自分が助かりたいだけなのか、
“ゆれる”弟の心情をオダギリジョーがうまく演じています

しかしねー。僕には兄の気持ちもスゴク理解できるんです
田舎に残って家業を継いで35近くなっても未だ独身の自分。
それに比べて上京してカメラマンとして成功した弟。
香川照之の台詞一つ一つに「なんで、俺は…。なんで、俺は…」っていう想いが伝わってくるんですよ
思わず涙がでそうになりました

表面上は仲の良い兄弟でも、本音はどう思っているかはわからない。
崩壊していく兄弟の絆を過剰な演出無しに、淡々と映していく映像も見事でした。

グッドともバッドともとれるエンディングにも注目
この映画あなたはどうみますか

TEPPY的映画感想「守護神」

2007-03-08 17:27:39 | 映画感想<あ>
アメリカ沿岸救助隊に所属するレスキュー・スイマー、ベン・ランドール。数々の命を救った伝説的なスイマーだった彼だが、ある任務で相棒を目の前で失い、心に深い傷を負ってしまう。妻にも別れを告げられ、失意に沈むベン。そんな重い気持ちの彼は一時現場を離れ、レスキュー隊員を養成する学校・Aスクールに教官として赴任する事になった。そしてそこで元高校水泳チャンプの訓練生、ジェイク・フィッシャーと出会い…。

200年の歴史を持つ沿岸救助隊に焦点をあてた作品。
ハリウッド版「海猿」
…ではないのであしからず

いやぁ、とにかく主役のケビン・コスナーが渋くてかっこいいよね
仕事では“生きた伝説”となったスゴ腕救助員なのに、プライベートでは奥さんに逃げられちゃうチョイダメ親父。この表情の使い分けがウマイ。

そして、生徒役のアシュトン・カッチャーもかっこいいのよ
「バタフライ・エフェクト」の時の髪型もよかったけど、今回の刈り上げた感じも似合ってる。
実際の沿岸救助隊の訓練を実際に受けただけあって筋肉がすごいすごい
ムキムキマッチョさんです

で、まぁこの2人が衝突したりなんだりしながら、互いに信頼し合える師弟関係へと発展していくという、ストーリー的にはありがちで、特に物珍しさもないんですけど、やっぱいいですよね~こういうお話
個人的には大好きです

救助シーンも迫力あってよかったです。
ただ、波のCGの粗が目立つところが結構あったのが残念でしたね
溺れてる人とその周りの波が合成ってバレバレなんだもん。(特に最初のシーン)
ハリウッドにしては雑な仕事だったかな??

しかし、ラストにはすばらしい感動がまっています(ありがちだけどw)
「あたしはベタな話でも泣ける
って方にはオススメですね

TEPPY的映画感想「-less」

2007-02-21 15:11:22 | 映画感想<あ>
イブの夜、毎年恒例のクリスマスパーティーに出席するため、車を走らせるハリントン一家。近道である人気のない森へ向かったが、いくら車を走らせても目的地にたどり着かない。やがて道端に赤ん坊を抱えた白いドレスの女が現れ…。

永遠に続く終わりの無い一本道。
道端に現れる白いドレスの女。
車を止めるたびに1人ずつ家族を連れ去る“黒いクラッシックカー”
そして、連れ去られた家族は惨殺されて道に放置される…。
という、いかにもな複線が張られたサスペンス・スリラーです。

日本では都市伝説や怪談という形でこういった話を耳にする機会も多いですが、
外国の映画でこういう話はけっこう珍しいのではないでしょうか?

とにかく映画全体を包み込んでいる不気味な空気が印象的で、
どちらかといえばホラーに近いかもしれません
特に恐ろしいのが、黒いクラシックカー。
運転者の姿やどうやって拉致するのかはわからず、
気がつくと家族が1人連れ去られているというのが怖いですね
殺人者に狙われて早く警察に知らせたい、しかしいつまでたっても街には着かない。しかも車を止めれば1人消える。
極限状態に追い詰められて壊れていく姿がうまく表現されていたと思います

しかしこの映画、オチが弱すぎる
観慣れた方なら序盤で簡単にオチを予測できたはずです。
この手のオチは結構、使い古された感じがあって全然新鮮味が感じられませんでした

う~ん、オチ以外は結構良くできていただけに残念です

「-less」公式サイト