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緑色のヒト

と言っても、別にエコロジー・オッサンとか火星人じゃありません。先週に公開されました『インクレディブル・ハルク』。
ハリウッド映画だけど、ルイ・レテリエというフランス人が監督したんですね。最初は意外にもリオのファヴェラで展開、そこからグイグイ引っ張って最後まで見せます。
主役を張りますのは演技派のエドワード・ノートン(『スコア』でデニーロを食ってしまった役者)、悪役にこれまた渋いティム・ロスを配して、他にウィリアム・ハートなども出演しております。
『キングコング』(モノクロの古い方のやつ、ね)へのリスペクトも満載、というなかなかヨロシイ出来です。
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竜巻

日曜日(3日)の夜に北フランス(ベルギー国境に近いオーモン市)で起きた竜巻は、三名の死者を出したほどの猛威を振るいました。怪我した人、無事だったが家を竜巻に吸い込まれ財産を無くした方など、多くの被災者を出しました。フランスでこれほど強力な竜巻は珍しいとの事です。
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キン・フー

もう日本時間では翌日ですが、おフランスじゃ未だ8月4日です。
で、今晩はアルテ局で キン・フー(胡金銓)監督の『A Touch of Zen / 侠女 』(1971)を放映します。中国チャンバラの大作で、風景はキレイ、殺陣はエレガント。つよ〜いヒロインを演ずるのは冷たい美貌が魅力のシュー・フォン(徐楓)。
陰謀で流刑になっちゃった官僚の娘が復讐するというお話。結構ストリーが複雑で、ワタシなんぞもう一つ解らんところがありましたが、それに関係なく映像を楽しめます。

竹林での戦闘シーンは『グリーン・デスティニー』でもリスペクトされてるぐらい有名。
今晩、9時からです。
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アイルランド

第一次世界大戦中にアイルランドの村で繰り広げられる不倫メロドラマ(何しろヒロインはアイルランド女、愛人がイギリスの軍人!)。そこに独立運動を絡めて、ニンゲンの尊さと醜さを描き出しますのはデヴィッド・リーン監督の『ライアンの娘』です。若妻を寝取られちゃう初老の男をロバート・ミッチャムが好演。

今晩8時55分よりフランス3局で放映です。
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パリ浜

昨日より始まりました、パリ・プラージュ。
セーヌ川岸をビーチに変身させるというドラノエ市長が始めたイベント、毎年多くのパリジャン + 観光客が楽しんでおります。去年からはヴィレットにまで拡張して、運河でペダルボートをコキコキ漕げます。

このパリ浜に使われる砂は2000トン。温室からはエッチラエッチラとヤシの木を30本ほど持ってきて、気分はトロピカル。
週末はロック、ジャズ、エレクトロのコンサートが予定されてますんで、野外で踊りたい方はどーぞ。

こんなファンキーなイベントですから他国も導入しており、ブラッセル、ベルリン、アムス、ローマなどでも実施中だとか。今年はフランスが欧州議長国なので、丁度良い!?
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ファンキー・オークション

ジェームス・ブラウンと言えば、先週、ニューヨークのクリスティーズで同氏の所有品が競売にかけられましたなぁ。
あの坊さんみたいなマント(二万ドル)などの衣装、楽器やら手紙やらなどが競られたらしいです。
アリとフォアマンのコンゴ試合観戦のときに履いてたGパンは6000ドルで競売されたとか。普通のオジさんのズボンなんか誰も買わないから、才能ってやつはやっぱりスゴイよ、ねぇ。
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黒くて熱い夜

明日、火曜日のアルテ局はブラックパワー炸裂の夕べです。

前座は夜の9時から『黒いジャガー』(ゴードン・パークス監督、1971年)。ご存知アイザック・ヘイズのシャカシャカ音楽が有名なやつね。黒人の探偵、シャフトがハーレム街で活躍するお話。当時は黒人が普通の主役をはるのは珍しかったんですな。特にこの映画はスタッフまで黒人だった。

次には、去年の暮に亡くなりましたセックス機械、ジェームス・ブラウンのドキュメンタリーとライブの映像。ステージでは素晴らしいショーマンだったが、私生活では必ずしも恵まれなかった人物像に迫ります。
これが零時半過ぎまでですが、そこでテレビを消してはいかんぜ、ブラザー & シスター。最後にお送りするのはメルヴィン・ヴァン・ピープルズ監督・主演の『Sweet sweetback baadassss song』(1971年 )。お話は、警官から理不尽なリンチに会っていた「兄弟」を救った主人公が追われる身に。。。題からしてメチャクチャ、映画そのものもアナーキー、演出もクソもない展開ですが、黒人たちの鬱憤晴らしを見事に実験?アクション映画に昇華させてます。
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オクザイ、エクスポ

ギメ美術館はアフガニスタン辺りの西アジアから日本まで網羅してる東洋美術館。夏の展覧会は浮世絵チャンピオンの北斎です(仏語流に発音するとオクザイ)。

晩年の号「画狂老人」を意識したらしい「Hokusai, l'Affolé de son Art」という題、「ゴンクールからラガヌ」という副題も付いてます。ゴンクールは北斎の本を書いたりしたのが知られてますが、ラガヌさんは浮世絵の大コレクターだったそうな。

北斎の名を世界に知らしめた風景だけでなく、美人画や花鳥画、北斎漫画、おまけに春画(さすがフランス!)など130点を展示。見に行かない手はありません。

8月4日まで。

Musée Guimet 6, place d'Iéna パリ 16区
電話 01 56 52 53 00
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実弾

もう先週の出来事で、スンマせんが。。。
南仏カルカソンヌ市の郊外で仏陸軍が市民の為にデモンストレーションやっておりました。人質解放作戦という設定で兵士たちが発砲するシーン、当然空弾で行われるはずだったのが、一人の兵士がなんと実弾を連射してしまった。観客が15人も重軽傷を負って、現場は大パニックだったそうです。

この兵士、結構な武器マニアで、何故か誤射してしまったそうです。

それを受けて、7月1日に陸軍トップのブルノー・キュシュ幕僚長が辞任しました。これはフランスでは珍しい事、部下が過ちを犯したからって上司は滅多に辞めたりしません(特に上の人々は)。

う〜む、潔い、さすがは軍人 ! などとワタシは思ってましたが、実際は他にも理由がありそうです。キュシュ幕僚長はサルコジ大統領が音頭を取って押し進めてる軍隊縮小政策に面と反対し、おまけに事件後にサルコジ氏(仏大統領は軍隊の最高司令官)から
「あんたら司令部、たるんどるねぇ。それでもプロですかい?」
と言われて、かなりご立腹だったそうな。

スネた軍人なんてサマになりませんぞぉ。
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ルタール、日本版

「ギッド・ド・ルタール」と言えば、ロンリープラネットみたいな個人旅行者向けのガイドブック。1970年代に出版され、未だに人気のロングセラーです。出た当時は貧乏旅行の友、ともかく安上がりで旅できる情報が満載だった。で、時代を追うにつれ「普通」のホテルやレストランも載せるようになり、網羅するのもフランス国内、世界各国と多様になったが、何故かジャポンは無かったんですな。

それがやっと今年、出ました。編集者たちは「言わば食わず嫌いで日本を敬遠してきたが、間違っていた。日本は決して物価がバカ高い国ではないし、伝統と現代性を持ち合わせた素晴らしい国だ」ですと。

これで益々、ジャポンファンが増えるといいですねぇ。
http://www.routard.com/guide/code_dest/japon.htm
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おらら

おお、あっと言う間に一週間過ぎてしまいましたがな。
今晩のシネトラ、またもや日本映画でございます。限りなく濃いお顔の村上龍氏が監督した『トパーズ』(1992年)。主人公は出張SM風俗のマドモワゼル(二階堂ミホ)。大都会に蠢く欲望と退廃を描いた作品だそうです。

アルテ局で、今晩11時半より放映。
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シネトラ、スコルピヨン

今晩のアルテ放送の「シネマ・トラッシュ」、『女囚さそり 第41雑居房』でやんす。
さそりシリーズの第二弾(1972年)、監督は伊藤俊也、主役はモチロン梶芽衣子、脇を固めるのが白石加代子、小松方正、戸浦六宏、渡辺文雄などタダモノではない豪華キャスト。主題歌は『キルビルvol1』でタランティーノが使った「恨み節」です。
♪忘れようとて 忘られようかぁ
尽きぬ 尽きぬぅ 尽きぬ女のぅ
恨み〜〜節ぃ
ってコワイけど、さんざんリンチやら裏切りに遭ってるんだから、バッチリ復讐させてもらいます。覚悟はよござんすね、今晩の11時25分より放映。
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シド、死す

踊りや演技も巧いが色気もたっぷりのハリウッド女優さん、シド・チャリシー。ミュージカルの黄金時代を飾る一人ですが、昨日、ロサンゼルスの病院で亡くなりました。86歳でした。

彼女へのオマージュつー事で、今晩はフランス3局が『雨に唄えば』を放映します。ワタシ的には『絹の靴下』か『バンド・ワゴン』を見たかったけど、なぁ。
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たぬき親爺と美人キャスター

日本じゃ、まともにプロポーズ出来ない男が増えてるそうですが、フランス男児は違いますぞ。
サッカー欧州選手権でフランス代表を敗退に導いたレイモン・ドメネック監督、昨晩の対イタリア戦で完敗したあと、M6局のインタビューで
「選手たちは頑張った。いい試合だった」
などと反省ゼロの言葉の後に
「エステル、君と結婚したい」
と堂々と発言 !

このエステル・ドニさん、同じM6局でサッカー番組の司会を務めている美人キャスター。行儀が悪いサッカー評論家どもを巧くまとめながら番組を進行させるところなど、見事な腕前です。ドメネック監督とは既に恋人関係で子供までおるんですが、何故か監督は敗退が決定したこの晩に、場違い的なプロポーズ作戦に出ました。

早速、ネットやメディアには彼を非難する声が集中してます。
「結婚どころじゃない、責任を取って辞任しろ」
「お前の辞書には反省という言葉はないのか」
「エステル、こんな馬○のプロポーズを受けるな」
などなど。

あのおとぼけ顔でマスコミに接してきた監督、今回はプライベートに振って、戦略の失敗から話を逸らしたのか!?
それだけの策士なら、サッカーの方をモット頑張って欲しかったですね。


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ユーロ、サ・ヴァ・パ

あ〜ぁ、全然だめっすよ、サッカー欧州選手権。昨晩(日本時間じゃ一昨日、ね)オランダとの対戦ではなんと、4対1でボロ負けしたフレンチ・フットボールです。

世界・欧州元チャンピオンを食い殺そうと、容赦無くガンガン攻めてくるオランダ。
対し、フランスはオタオタして防ぎ切れない上に、切れ味が鈍い攻撃(行け行けベンゼマが何故かベンチ)でなかなかゴール入れられません。

ベテランと言えば聞こえが良いが、もう旬を越した選手たちが喘ぎながら走ってた、そんな哀しい印象の試合でした。

フランス代表、イタリアとの対戦が17日の夜。お互いにトーナメント敗退を賭けた試合になります。ユニフォームの引っ張り合いぐらいじゃ済まないだろうなぁ。でも頭突きはNGよ。
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