フランスやら欧州やらいろんなトコロの情報をお届けします。
フレンチごった煮
リノ vs ジャッキー
Direct8では同じ時間で『ゴキブリどもの変身 La Métamorphose des cloportes』。カフカとは何の関係もないフィルム・ノワールでやんす。主人公は仏製タフガイのリノ・ヴァンチュラ。仲間に裏切られたリノ、ムショから出て来て次々と復讐していきます。共演は怪優ピエール・ブラスール、演技達者なシャルル・アズナヴールなど曲者ばかり。ちゃんとユーモアや諷刺も散りばめながら、見事な照明の映像でストーリーは進みます。
監督は『離愁』などで有名なピエール・グラニエ=ドフェール。
仏テレビから日本語
で、春あたりにネットの契約してる会社が一方的にモデムを替えるからねぇ、とおニューを郵送してきたのです。テレビに接続するキカイもあって、訳がわからぬまま付けてみたら、あら不思議、突然チャンネルの数が数十に増えました。
ザッピングするだけで指が疲れそうな世界に突入したんだけど、見ていて判ったのは
「あ、コレ面白い!」と思った内容は殆どない。つまり新しいものが何もないんですね。
例外が一局あったんですが、それが「NoLife」。ゲーム、アニメ、音楽など日本や世界のサブカルを中心に展開してます。Jポップも結構流れてるんで、テレビから日本語が聞こえてくるんですよ。
ワタシはtvゲームなんぞ全然興味ないけど、資金ないのに若い連中が一生懸命やってる、そんなアツさが感じられます。フランスのインディーズ系の音楽なぞ、他局では絶対に放映しないモンが満載です。
CMも殆ど流してないから、どうやって運営されてるのかも謎。一応、加入契約みたいに数ユーロ払い、過去の番組が回覧出来るサービスもあるんで、詳しくは当局のサイトをご覧下さい。
http://www.nolife-tv.com/
栄光なき糞たれ野郎ども
いやはや面白いですねえ。流石はクエンティン、話題になった滅茶苦茶な時代考証(ネタバレになるんで書きません)、切れが良いアクションシーン(グロい場面もあるけど決して下品でない)、ベラベラと一見ダレてる長台詞、隅々まで隙のない演出と美術、、、タラン・ファンにはタマラん、です。
舞台は第二次世界大戦中のフランス。家族を虐殺され復讐に燃えるユダヤ娘、ナチス殺しが目的の米特殊部隊、この二者が絡んで結末へと突進していきます。
戦争における正義って何だ、なぜ(ナチスは)ユダヤを嫌悪したのか、歴史の中で果した映画の役割・影響などなど、真面目なモチーフを漫画チックな映像で展開。
役者は全員、芸達者なヒトばかりです。中でもカンヌ映画祭で男優演技賞をとったクリストフ・ヴァルツ、この配役はビンゴ ! 悪役のナチス将校を演じる彼、スクリーンに現れるとぶん殴りたくなるんですから。
日本では11月中旬に公開の予定です。
注
前回では悪者ナチスをブラッド・ピットが演じると書きましたが、実際は特殊部隊リーダーの中佐役です。勇敢だが冷血な人物をしっかりと面白く演じてます。
イザベル・ユペールはタランティーノとウマが合わなかったのか、降坂してしまいました。ちょっと残念。
クエイ映画、日本で公開
アルテって変、でも好き
最近、あんましテレビ見てなかったんですが、昨晩11時過ぎにアルテを点けたらクエイ兄弟の『ピアノ・チューナー・オブ・アースクェイク』やってるじゃありませんか。ヘンテコリンな人形アニメで知られる双子兄弟の新作です(2005年作)。実写の場面はちょっと退屈だったけど、彼らの暗いパワー炸裂のパペット動画には痺れました。
(9月29日と10月12日に再放送されますが、午前3時からで〜す)
今晩の9時からはブニュエル監督の『昼顔』。若きカトリーヌ・ドヌーブがSMの世界に魅入られていく。。お得意の不思議な演出で展開しますんで『O嬢の物語』なんかよりずっと面白く不気味で美しいですね。
変わり者のアルテ局、明日の晩はシネマ・トラッシュで『吐きだめの悪魔』(1987年)を放映します。聞いた事ないって!? ワタシも全然存じませぬ。ストリーは、古くなって売り物にならない酒を抱え込んでた店が「ヴァイパー」というレッテルに貼り替えて、1本1ドルで売り出した。飛びついたのは浮浪者やホームレス。ところがその「まむし酒」を飲むと。。
本当にトラッシュな映像らしいです。監督はジム・ミューロー、零時半より。
(ちなみに先週はエド・ウッドの『プラン9・フロム・アウタースペース』でした。超カルト映画、メチャクチャでチープな演出が有名なやつです。チャチな空飛ぶ円盤、そのピアノ線が丸見え、セリフは棒読み、小学校学芸会レベルのセット、、、その所為か知りませんが主役のベラ・ルゴシは撮影中にお亡くなりになりました)
今晩のテレビ
インジュ
「ねえねえ,『インジュ』って何なの。 日本語でしょ。あんたの国でロケした作品なんだって」
と聞かれましたが,「インジュ」って?? 見せられた雑誌の広告には確かにINJUという題が。。。ナンだろうと考えて,やっとワカッタ → 『陰獣』ですな ! 江戸川乱歩さんの小説ですよ。
バーベット・シュローダーが監督,主演は貫禄が付いてきたブノワ・マジメル,ヒロインは源利華という方。
ストリーは,新作の宣伝に来日した小説家アレックスが美しい舞妓と出会い,ある猟奇殺人事件に巻き込まれてゆく。。
原題にはセクシャルな響きがあるけど,仏語の副題でニュアンス伝わるのかなぁ。なお,日本でも1970年代に映画化されてるそうで,その際の主演はあおい輝彦。
明後日からロードショーです。
危ないスポーツ
日曜の午後,昼飯後に皆でワイワイいいながらやる,そんなイメージですが,先週はオット・ピレネー県で滅多に無い事故が起きました。
待ち切れなかったのか,コショネと鉄玉の距離を測ってたウルカッド氏目掛けてプレイヤーが鉄玉を投げてしまい,運悪く同氏の頭部に当ってしまったのです。救急車で運こばれましたが,病院で死亡が確認されました。
この鉄の球,700グラム前後の重量です。勢い良く投げたらアブナいんで,気をつけましょう。
ラントレ
彼女,元はTF1でドキュメンタリー番組の司会してたけど,カナル・プリュス局に移籍して政治番組を受け持つ事に。上品な美人さんという印象とは反対に,海千山千の政治家たちに食らい付いて,アグレシッヴなインタビューやってました。
先週からは,戻ったTF1でベテランのポワーヴルに負けない勢いで頑張ってます。上司の話では
「何回かテストしたが,知識と経験があるからバッチリだった。でも喋りが速かったので,少しゆっくりしたリズムにしてもらいました」
ですと。
ま,お名前がフェラーリだもんねぇ。
非白人
フェッシングでは女子のフェセル、男子のジャネ兄弟が活躍中(兄のファブリスはエペで銀メダルを獲った)。
水泳の女子400 メーター自由形の決勝ではコラリー・バルミーが惜しくも4位でメダルを逃し、悔しがってました。お顔はジャネット・ジャクソン似だがカラダは立派、なんと身長180センチですがな。
柔道の最重量級で期待されてるテディ・リネール。豪快な技で我らが井上康生をポンポン投げる強さ、去年の世界選手権で金メダルを手にしました。この男、未だ19歳 !
女子バトミントンでは中国系のホンヤン・ピが日本の広瀬選手を破り、ベスト8に進出しました。これからは中国人と対決するかもしれない彼女、どんな心境なんでしょうね。
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